夕暮れ浪漫
きみと過ごす夏の夕暮れは
ちょっぴり淋しくて 切なくて
ああ ちょうどこんな風に
白い雲が流れていく
んー そんな感じなんです
ひとって
いくら努力してもどうにもならないこともあるけれど
別に
それで終わりってわけでもないんだなあって
思ったりもするけど
それで
終わりってこともないんだなあって
今日も日が沈みまうす
夕暮れ浪漫
今日も静かに
日が沈みまうす
きみと過ごす六月のさいごの日は
ちょっぴり青空がのぞいて
ああ
こんな風に
晩ごはんのおかずなんか考えながら
穏やかに過ぎて
なんか
あなたが悪いわけじゃないのだけど
勝手にいろいろ想像したり
なりふりかまわず突進したりして
ひとって
ブレーキのかからないこともままあるけれど
やっぱり
自分はあの人にとって
すこし特別なのかなあって
たまには
勘違いもいいもんかなあとか
きみと過ごす夏の夕暮れは
ちょっぴり淋しくて 切なくて
ああ ちょうどこんな風に
白い雲が流れていく
んー そんな感じなんです
幸せとか
不幸とか ひとはよく口にするけれど
ああ こんな風に
他愛ないお喋りをして
すごくふつうに明日の予定なんか教え合ったりするだけで
満ち足りたり
たとえ
お天気ひとつ変わるにしても
楽しくて嬉しくて
これってなんなんだろうねってお互いに不思議がったり
きみと過ごす夏の夕暮れは
ちょっぴり淋しくて 切なくて
ああ ちょうどこんな風に
白い雲が流れていく
んー そんな感じなんです
それじゃあね
またあしたね
はやいけどお休みね なんて
なんとなく
んー なんとなくなんだけどね
どこか本当の気持ち 伝えづらいそんな別れぎわも
今日も日が沈みまうす
夕暮れ浪漫
今日も静かに
日が沈みまうす