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クローバー橋/第2章

あたたかな海風が吹く

見慣れた街かどに


路傍に咲いた 名もなき

花のような 無垢な思いで


鮮やかなことばで

くすぐられるより


何気ない優しさで

包まれてみたい


寄せては返す 波を見つめる

降り注ぐ 夏の日差しよ


あなたの面影も揺れる

クローバー橋


しるべなき 遠い道のり

見つめて泣いた夜


砂に書いた あなたの名前



ゆるやかな坂道が続く

港の見える丘は


乙女ごころも切なく

虹のように 消える想い出


涼やかな笑顔で

見送る 黄昏れどきは


心とはうらはらの

寂しさ ひとしずく



海辺で拾った貝がらに

飴いろの 願いをこめて


ふたりの約束も光る

クローバー橋


終わりなき 淡きストーリー

紡いで 寄り添った夜


うたかたの夢 追いかけて



めぐる季節が 連れてくる

夜明けまで 語り合った日々


あなたなしではいられない

クローバー橋


偽りなき まごころ抱きしめ

見上げた 月あかり


星に誓った 波音 遥か



着飾った言葉で

癒されるより


生まれたままの あなたで

どうか いてほしい



寄せては返す この気持ち

降り注ぐ 夏の日差しに


あなたの面影も濡れた

雨の クローバー橋


終わりなき 遠い約束

見つめ合い 笑った夜


決して忘れない

ふたりきりの

クローバー橋



決して忘れない

ふたりだけの

クローバー橋




めぐる季節が 連れてくる

まだ見ぬ憧れ 分かち合う日々


あなたなしではいられない

クローバー橋


偽りなき まごころ抱きしめ

見上げた 青空に


昼間 望む月 微笑んで



昼間 望む月 微笑んで

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