表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/82

スケアクロウ

君からの言葉をたしかに受けとったんだ

もう何日も僕は待っていたんだ


いつものように何でもないことが怖くて仕方ない

僕は一人きり不安に押しつぶされそうだった

気弱だと笑うかい

君がいなけりゃ僕はただのスケアクロウなのさ


たった一言

君の何気無いたった一言が僕を生まれ変わらせる

なん度も言ったはずさ

もう何百回もね

僕をそんな君が大好きなんだ



待つ時間はとても長い

まるで永遠みたいだ

僕はぼんやり時が過ぎるのを見守るだけ


君の何気無い言葉

君の何気無い言葉


タバコの吸い過ぎで喉が痛くなる

コーヒーの飲み過ぎで僕の胃は真っ黒

いつものことさ

まったく君ってやつは


憧れの君

素敵なキミ

世界で一番…

そこから先は言わないでおこう

内緒にしておきたいから


君の言葉が僕をハッピーにする

目に映るものすべて

昨日までとは全然違う

生まれ変わった気分さ



君がいなけりゃ僕はただのスケアクロウ

風に吹かれて突っ立ってるだけ

わらで編んだ二つの目は果てしない荒野を眺めてる


君を待つ間に考えたこと

たくさんあるけれど

今朝 君から届いた言葉は

そんな何もかもを吹き飛ばしてしまう


ああ これが愛ってやつかな

だとしたら

だとしたら…



僕が気弱だと笑うがいい

君がいなけりゃ僕はただのスケアクロウ


たった一言

君の何気無いたった一言が僕を生まれ変わらせる


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ