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小さな粒子、超能力の使い方

作者: 藍染クロム

 世界には現在、100余りの種類の元素が確認され、世界のあらゆる物質はこの元素によって構成されている。


 例えば、水は“H”2“O”、二対一の水素(H)と酸素(O)の元素から構成されているし、鉄は“Fe”、空気は酸素(O)や窒素(N)や二酸化炭素(CO2)、生物なら、炭素(C)や水素(H)、酸素(O)なんかで構成されている。


 この世界を構成するのは、この100種類以上ある元素の粒子だ。同じ種類に属する元素の粒子は、まったく同じ特徴を持ち、まったく同じ振る舞いをする。


 ところで、この元素というのは非常に小さな粒子だ。水一滴、水一ミリリットルに、一体何個の元素粒子が含まれている? 答えは、18×10の23乗、つまり1800000000000000000000000個。一億の上、一兆が10の12乗だから、一兆の一兆倍、それくらい。


 元素というのは非常に小さな粒子で、俺たちが見えている”物”は、想像できないくらいの多量の元素粒子によって構成されている。だから、世界に浮かぶ元素粒子を一個ずつ捕まえて確かめることなんてない。


 だから、長らく気づかなかったんだ。


 普通の元素の見た目をしている、普通の元素にはない特徴を持つ、特別で唯一の元素粒子。


 “超元素”の存在に。


 人間が思考するための脳の中に、この“超元素”がたった一粒紛れ込んだら、人間は超常の能力を使えるようになる。このことに人類が気付くのは、一体、いつの未来になるのかな?

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