内リンパ水腫推定造影MRI検査というものを受けてきました
皆様こんばんは。黒星★チーコと申します。
今回は今日あった出来事を簡単にエッセイにまとめてみました。
私は昨年の1月に突発性難聴を患い、その後一旦回復したのですが、昨年の夏ごろから目眩の発作が起きるようになりました。騙し騙し堪えながら仕事をしていたのですが、ついに昨年の10月に身体をピクリとも動かせないほどの目眩に襲われ、緊急入院の運びとなりました。
その時にメニエール病の疑いは濃厚だったのですが、メニエール病の確定って難しいそうなんです。とりあえず薬を目一杯出してもらい過ごしていましたがなかなか良くなりません。
なんでだろうねー? とお医者様も首をひねる始末。遂に確定診断を出すべくMRI検査をすることになりました。
で、今日がその内リンパ水腫推定造影MRI検査の予約の日だったのです。
まず造影剤を注射します。悲しいかな、今までの病気の数々で注射や点滴は慣れっこの私。何の問題もなくチューっと造影剤が入りました。ただ、これが身体を巡るのに4時間もかかるそうで、一回家に帰ってもいいそうですが、万が一造影剤のアレルギー反応(平たく言うとアナフィラキシーショック)が起きると心配なので病院の近くで待機が望ましいと言われました。なので病院の近くで昼ご飯を食べてお茶をしていました。
特にアレルギー反応もなく4時間後、再び病院に戻ります。検査着に着替える前に「今回の検査は時間がかかる」と説明されたのでトイレも済ませて着替えます。当然金属類は全て外しました。モノによってはヒートテックもダメだそうです。それは初耳。
そうこうする内にMRIの部屋に入り寝台に寝ました。「頭を固定します」と言われて、頭の横にスポンジみたいなのをいくつも突っ込まれました。「絶対に動かないでくださいね」「検査は結構長時間です」と二つの注意事項を言われました。はい、ここ、テストにでます。皆さん覚えておいてくださいね。
最後に剣道の面みたいな形の、白いプラスティックのアミアミのやつを顔に着けられました。多分これも頭を固定する器具なのでしょうが、なんか映画「SAW」のやつみたいだなと思いました。SAW見てないけど。
そのあと技師さん達が部屋を出ていき、MRIの寝台がぐーっと動いて丸い輪っかの装置の中に運ばれます。意外だったのは真っ暗かと思いきや、中は明るくて真っ白なんです。映画「CUBE」みたいだなと思いました。CUBE見てないけど。
さて、問題はこの後です。
ギュイーン。ガガガ。
結構な大きい音が鳴り始めました。CT検査はやったことがあるので同じような感じだと思っていましたからこれは意外でした。まあでもそういう物なんだな。残念。寝ようと思っていたのにうるさいからこりゃあ眠れないわと考えてじっと身を任せます。すると。
ビーッ! ビーッ! ビーッ!
物凄く大きな音がしました(言い忘れていましたが私の突発性難聴は再発しています。なので片耳はあんまり聞こえないのに大きいと思うんだから相当なものです)。
それも、大きいだけじゃなく音の種類が耳障りで、人の心をざわつかせる警告音みたいなやつ。映画とかアニメとか、バラエティー番組で「緊急事態」「エマージェンシー」みたいに赤いランプが点滅する時に鳴るやつ。
えっ、これ大丈夫なの????
大丈夫じゃないよね? これエヴァだったら絶対に緊急事態で皆叫んでるシーンだよ? エヴァンゲリオンは22話を1回見た事があるだけだけど。
はい、皆さんここでテストです。先ほど私が受けた注意事項2点、何だったでしょうか。
ええそうです。答えは「絶対に動かないでくださいね」「検査は結構長時間です」でした。「大きな音が鳴りますよ」は言われてないんですよ。私は機械の異常? 火事とか地震でも起きたの? と半分パニックになりかけました。でも「絶対に動かないでくださいね」と言われてます。
何かトラブルがあったなら技師さんたちが部屋に入ってくるかな。だからじっとしていた方がいいかも。でも怖い! 動きたい! なんだこのジレンマ。絶対に動いてはいけない24時かよ!!!
……結論。
私は耐えに耐えてじっとしていました。すると音の種類がまた変わりました。あ、やっぱり機械の音で、これは通常の事なんだとホッとした私の心を不意打ちするように「ビーッ!」とまた大きい音が鳴ったのでまたビクリと動きそうになりました。
なんなのコレ。もう大きな音が鳴っても平気になるよう修行をしている心持ちです。「大きい音が鳴ります」って事前に言ってくれなかった技師さんをちょっぴり恨みながら、私はずっと耐えました。
……ちょっと嘘です。最後、いつのまにか寝てました。
こうして約45分の検査は終わりました。いやあ辛かった。主に私の心が。
これを読んだ皆さんが同じような目に遭わないことを祈りつつ、でももしも造影MRI検査を受けるときは大きな音がしてもビックリしないでね! とまとめたところでエッセイを終わらせていただきます。
お読み頂き、ありがとうございました!