白い庭
"白い庭で逢おうよ。"
純菜は護の虜。
"いいじゃん、中でイッテ。"
護は認知もしてくれないが、
純菜は十分。
太平が5歳の時に、
久しぶりに護に会ったが、
それから太平は、
お父さんのいない人生。
太平は28歳で、
結婚をしたので、
純菜は52歳でおばあちゃんを夢見る。
シーツの上の情事。
太平には話さなくても、
母親は自由だと言う。
53歳で夢が実現する。
将吉は可愛い孫。
"護、良かったよ、悦楽で。"
85歳で逝くまで、
純菜は白い庭を忘れもしなかった。