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36綺麗な女の人が助けてくれた?

「あなた! どういう洋服を選んでいるのですか!!」


 後ろからいきなり大きな声が。僕ビクッとしちゃったよ。それでバッて振り向いたらそこには。ヒラヒラのなが~い、薄ピンク色のスカート履いてて、長いサラサラの金髪で目の色が青色の、とっても綺麗な女の人が。ちょっと怖い顔をして立ってました。


『あら、とっても素敵なドレスね』


 タマ先生がそう言ったら、女の人がちょっとビックリした顔した後すぐに、今度はニッコリ笑ってありがとうって。それからまたフリップさんの方を怖い顔して見ました。


「何で君がここに?」


「ノウルから連絡を貰ったのよ。緊急事態だって。ノウル、ありがとう。これは本当に緊急事態だったわ」


「いえ、間に合って良かったです。フリップ様だけでは大変なことになってしまうでしょうから」


「何だ? いつの間に連絡したんだ?」


「先程、ここへ入る寸前ですよ」


「まったく余計な事を。今回は私がしっかり選ぶ…」


「貴方にそれが出来るとは思えないわ」


 怖い顔してお話してた女の人が、優也お兄ちゃんの方を見ます。それで優也お兄ちゃんが手に持ってる、優也お兄ちゃんが選んだ洋服を見て、ちょっと嫌そうな顔しました。

 それから今度は聖也を見て。聖也のことはニッコリの顔で見たんだけど。でも聖也は初めての人は苦手だから、すぐに優也お兄ちゃんの後ろに隠れます。


「ユウヤ、彼女は私の妻のソフィアだ。ソフィア、彼は…。さて、今ここでどれだけ説明すればいいか?」


「少しの内容なら、ノウルの連絡で分かっているわ。まぁ、詳しい話は戻ってから聞くけれど。ユウヤ様、はじめましてソフィアよ、よろしくね」


「はじめまして。優也です」


 女の人の名前はソフィアさん。フリップの奥さんでした。ノウルがここに呼んだんだって。緊急事態だから?

 たぶんノウルは、フリップが変な洋服を選ぶって分かってて、それで急いでソフィアさんを呼んだんじゃないかって。ソフィアさんがどんな洋服を選ぶかまだ分からないけど、ノウルが呼んだなら大丈夫なはずって、タマ先生が言いました。


 ソフィアさんはささっと優也お兄ちゃんと挨拶した後、そっとしゃがんで、聖也の目線に自分の目線を合わせました。いつも瞳お姉さんがやってくれてたやつみたい。瞳お姉さんはいつも、聖也のそばで聖也のお話を聞いてくれたんだよ。


 ソフィアさんがもっと優しいニッコリの顔になって、聖也に話しかけます。聖也は最初、優也お兄ちゃんの後ろに隠れたまま、お顔まで隠しちゃって。そのうちずっと優しく話しかけてくれてたソフィアさんが、すっと立ち上がりました。

 僕はそれを見て、ちょっと慌てちゃいます。ソフィアさん、聖也がなかなか優也お兄ちゃんの後ろから出てこないから、怒っちゃったっと思ったんだ。急いで僕はソフィアさんの前に。


『聖也、初めての人怖いんだ。ごめんなさい!!』


「大丈夫よ、分かっているわ。怒っていないから安心して。でも。ずっとこのままは私も少し寂しいから、ちょっと待っていてね」


 そう言って、ソフィアさんはラウンドさん達とお話を始めました。それからすぐにクーパーさんが動いて、戻ってきたクーパーさんの腕には何着か洋服が。その中の1つを手に持ったソフィアさんが、また聖也の前にしゃがみます。


「セイヤ君、セイヤ君が好きな色の洋服を選んでみたのだけれど、見てもらってもいいかしら」


 フリップと優也お兄ちゃんの洋服選びは終わりだって。今度は聖也が好きな洋服を選んで良いって。ソフィアさんはそう言った後、そのままじっと聖也が顔を出してくれるのを待ってくれたよ。


 少しして、そっと優也お兄ちゃんの後ろから顔を出してきた聖也。ソフィアさんを見て、すぐに顔を引っ込めちゃったんだけど、またすぐに顔を出してきて。じっとソフィアさんを見つめた後、お兄ちゃんにこんにちわを言うように言われて、小さな声でこんにちわをしました。

 その後ソフィアさんんが持ってる洋服を見た聖也。お兄ちゃん達が選んだ洋服の方を見て、またソフィアさんが持ってる洋服を見て、とってもニッコリ笑いました。


「せいくん、しゅきないろ!」


「そうよ。あなたが好きな色よ。他の洋服も私と一緒に選ばない? もちろんセイヤ君の好きなお洋服を選んで良いわよ」


「せいくん、えらんでい?」


「ええ。セイヤ君の好きな洋服を選びましょう」


 聖也の顔が、もっとニコニコになりました。


 持ってきてもらった洋服を全部見た聖也。全部聖也が好きな色だったから、さっきまでのブスッとしてた聖也じゃなくて、ニコニコのまま洋服を確認。それでその中から、青色でボタンが付いてる洋服を選びました。


 次は聖也が自分で好きな洋服を選びます。最初に聖也が行ったのは、僕やタマ先生みたいな、魔獣さんの耳がついてる帽子がついてる洋服が置いてある場所に。それでその中から、タマ先生みたいな耳の帽子がついてる洋服を選びました。

 それから今度は靴。靴はやっぱり耳がついてて、魔獣の顔の靴を選んだんだけど。僕そっくりの靴があって。聖也はすぐにそれを選びました。


 次はソフィアさんが選びます。ソフィアさんと手を繋いで歩く聖也。洋服を選んでる間に、ソフィアさんととっても仲良しになったんだ。もう、隠れたり、離れて歩いたりしません。

 ソフィアさんが選んだ洋服は、とってもカッコいい洋服でした。ジェフリー達が着てる、騎士さんみたいな洋服。それを見て、またまたニコニコの聖也。ソフィアさんが来てからすぐに、買う洋服が決まりました。

 

 最後は夜寝ると時に着る洋服を選んで終わりです。


「やっぱり来て良かったわ。ななたじゃ、いつまでたっても帰ってくれなかったし、変な似合わない洋服を買ってくるところだったわよ。皆それぞれ似合う洋服があるのだから。いつも言っているでしょう。それにユウヤ様もね」


 優也お兄ちゃん達は少し前からずっと静か。壁の所でボケっと立ってたよ。ふう、でも聖也が好きな洋服が見つかって良かったね。

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― 新着の感想 ―
[一言] 更新、お疲れ様です(#^.^#) 聖也の好きなお洋服が買えて良かったΣb( `・ω・´)グッ
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