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Imitation  作者: ヴィラノ・エンヴィオ
中等部1年生 前期編
59/154

母の実家

キャラ整理が終わってない←

ロキ視点に戻ります。

夏休みなので、母方の実家にやってきました。

初めてである。


「「お帰りなさいませ、スクルドお嬢様!」」

「ただいま、アインス、ツヴァイ!」


馬車を降りるなり駆け寄ってきた幼い外見の従者とメイドの2名。

首輪がついているうえに、耳が尖っていた。

つまり、彼らは奴隷で、亜人種。エルフと呼ばれるタイプである。


「遅いですよ、皆ずっと待ってたんですよ!」

「ええ、だからこうしてきたんじゃない! 2人とも、皆はお元気?」

「ええ、御主人様はいたって元気です!」

「当主も元気ですよ~、相変わらず奥様の尻に敷かれてますけど」


そんな会話を3人だけで交わしている母上とこの家の従者とメイド。父上を見上げると、父上は苦笑した。


「あの2人は、見ての通りエルフだ。名も無い頃に連れて来られていたようでな、アインス、ツヴァイと呼ばれていたのでそのまま名として定着したんだ」


ねえ、ドイツ語で1と2だって言ったらだめだよな、コレ?


彼ら2人が出迎えだったらしく、彼らに連れられて俺たちはその豪邸へ入ることになった。


――メルヴァーチ家。それが、俺の母スクルドの実家である。

武の名門であり、皆脳筋。

フォンブラウの今世代の脳筋は全部ここから来ていると見て間違いない。

フレイ兄上も脳筋指定喰らってるのはこのせいかもしれん。


スクルド・ノルン・メルヴァーチというと、かなり有名な脳筋娘だったのだと、父上が教えてくれた。


応接間に通されると、さっそく一撃なんか飛んできて、俺たちはばっと中央をわかりやすく開けた。見事に父上に中った。


「……父上、御無事ですか?」

「……言うな、ロキ」


スカジ姉上が小さく首を横に振った。

ここに来たのは、俺とトールの顔をこちらの人間に見せていなかったから、なのだが、うん、なんで父上がここに来るのを嫌がってたのかを理解できた気がする。


ちなみに、飛んできたものは小さな氷だったようである。父上はそれに中って、父上は見事に青筋を立てた。うん、俺たちは全く怒らせたことが無い父上だよ。なんてことだよ。案外短気みたいだよ。


「孫の顔を見せに来るのが遅い」

「チッ……まだくたばってなかったのですね御義父様」


何で会ってそうそうメンチ切り合ってんのか知りたくないが、水色の髪の初老の男性が、御爺様である。ディーン・メルヴァーチ、この家の中では最も実力が低いのだとか。いつの間に俺たちに懐いてきたのか、アインスとツヴァイが俺たちに勝手にこんな情報を渡していったのである。


「……銀髪は娘ではなかったのか?」

「本人たっての希望です」

「転生者か」

「はい」


曾御爺様、群青の髪とアイスブルーの瞳で冷たい印象を受ける人だが、よく見ればすぐに分かった、この人の目は偽装がかかっている。


「……思ったよりも少ないな」

「……?」


俺の目の前にしゃがみ込んだ曾御爺様は、ゆっくりと俺の頭を撫でる。もう13歳なのですが。


この人の名は、ヘイムダル・メルヴァーチ。

母上の北欧神話系の名前持ちの系列はこの家から来ているのである。

ヘイムダルの名の通り、全てのことを見通す、いわゆる千里眼を持っていると言われている。その瞳は虹色に輝いているのだとか。


「ふむ。そうか。お前は、世界に愛されているのだな」

「……」


どことなく遠くを見ている雰囲気のある人だ。母上が未来を見ているのと同じ雰囲気を持っているのだと思う。どちらも見通す力であるため、似ているところがあるのかもしれない。


そんな家に、ロキなんかが生まれたとは、地球でだったら、生まれる場所を間違えただろうと笑ってやるところである。

俺の事だけど。


「儂はヘイムダル・メルヴァーチ。得意な属性は水と氷と、光だ」

「っ、」


自己紹介すらしてないじゃないかとようやく思い至った。

この家、迎えから前当主まで変わり者すぎる!

すっかり忘れてたじゃないの!


「ロキ・フォンブラウと申します。前世が男だったために女の姿で四六時中いるのが嫌でした」

「嘘ついても仕方ないんだが、ここまではっきり言われると可愛くなってくるぞ」


いらんこと言った気がするけど、曾御爺様に抱き上げられてしまった。俺、小さな子じゃないんですが。


「そして、彼がロキということは」


曾御爺様は優しい目をトールに向けてくれていた。うん、よかったと思う。


「トール・フォンブラウです。得意属性は、雷です!」

「おお、雷が出たか。流石フォンブラウ」

「これでフォンブラウも安泰ですよ」


俺の青紫の髪は、銀髪に戻している。理由は単純に、この家に入るときにマジで解けたからである。偽装対策だろう。

でも、俺の身体の変化は魔法ではあるが偽装ではないという判断を下されたようで、ちょっとこの辺に魔物と同じものを見た気がする。


「しかし、いくら転生者でもその年で魔法が使えるとは、末恐ろしい才能ですねぇ」

「そこはフォンブラウの血ではないですか?」


曾御婆様と御婆様がウフフオホホと笑っている。

俺は曾御爺様の横に座らされて、こんなのはどうだいとお茶と菓子をめちゃくちゃ勧められた。


令嬢人格の方にはよ名前付けたいって母上が言い出したのでお任せしているのだが、なかなか決まらないようである。彼女のことを呼ぶのも一苦労なので、早く名付けてあげてほしいものである。





結論から言うと、俺たちは見事に曾御爺様たちに懐いた。

ゼロとアウルムのことを話したら、次来ることがあったら連れて来いと言われたので、来年は連れて来ようと思う。


え?

夏休み中何に充てたのかって?


――脳筋の家に行ったらやる事は一つだった、とだけ言っておこう。


脳筋なんだから筋トレとかだきっと。


キャラの設定を纏めきれず本日はここまでです。新しくキャラ出過ぎた気もしますが頑張ってキャラ纏めます拾ってきます

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