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ただいま手直し中!  作者: 海陸 兎鮫
第1章 村編
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第1章 4話

更新遅くなり申し訳ないです。

「妹を起こして説明してきますね」

「はーい、了解」


 ナターニアさんとシルビスさんと共に家に戻り妹を起こすという名目でこれからの事などを説明しにいく。

 二人は確認した時のリビングの方へ向かって行った。

 ミラが寝ている部屋に入ったがまだ寝ているようだ。いつからこの世界にいるのかはわからないが感覚ではかなり寝ているはずなのによく寝れると思う……


「ミラ、いつまで寝てるんだ」

「ん……おはょー、ヘンタ」

「あぁん?」

「は、ハイシン」


 思ったよりすぐ起きたな。今までみたいに起きないかと思ったがたくさん寝たんだから起きられて当然か。


「ハイシンここ何処だかわかった?」

「まだあまりわかったことは無いな。それよりも最初にミラについていろいろ聞きたいんだけどいい?」

「なにー?」

「本当に女神?」

「女神です!」

「そうか、なら他の神様がミラを助けに来たりしないのか?何歳だか知らないけど知り合いがいないわけじゃ無いんだろ?」

「他の神様がいるのは知ってるけどねー直接みたことはないの。まだミラは生まれて三年しかたってないから」

「見た目に反して何千歳とか言われると思ったけどそのまんまか、面白くないな」

「そんなおばあちゃんじゃないもん!」

「わかったよ、それと気になるんだけど俺とあった時にやってたのは地球のゲームだよな?どうやって手に入れたんだ?」

「女神様なんだよ?そのくらいお願いしたら持って来てくれる人いるよ!」

「それは女神様関係ないだろ……ん?待て、お前は他の神様を知らないんだろ、誰が持ってくるんだ?天使でも仕えてたのか?」

「天使は天界の神様に仕えてるから違くて地球の友達にお願いしてたの!」

「人間の友達とは女神様なのに不思議だな」

「そーだねー」

「……」


 ミラの話を聞き終えたあと、さっきまでのこと、これからのことを説明した。

 苗字のことは気にしてなく元々のステークスというのも深い意味はないようだ。

 兄妹として、この家でお世話になることに確実に決まった。

 時間はかかってしまったが説明も終えたので二人の待つリビングへと進んだ。


「ハイシンくん!いま丁度様子を見に行こうと思って……あ、ミラちゃん、で良かったかな?一緒に暮らすことになったナターニア・ヘルト、お姉ちゃんて呼んでいいからね?」

「ミラ・ス……マツカゼです!よろしくですお姉ちゃん!」


 すこし危なかったけど問題なさそうだな。ナターニアさんも喜んでるぽいな。

 俺もナターニアさんじゃなくお姉ちゃんと呼ばないとマズイかもな……


「じゃミラちゃんハイシンくん、行こうか」

「「はい」」


 リビングに入るとシルビスさんが椅子に座って木製のマグカップで飲み物を飲んでいた。

 机には他に三つのマグカップが置いてある。


「ナターニアどうだった?……と二人とも居たのか。ミラちゃんだったかな?シルビス・ヘルトだよろしくな」

「は、はい。ミラ・マツカゼです。よろしくお願いします!」

「かしこまったりしなくていい、これから二人のお父さんだと思っていいんだぞ?」

「はい、お父さん!」

「グスッ、昔はナターニアも素直だったな……」

「別に今も素直じゃない!」

「何処がだナターニア?……あ、そうだ二人とも座ってもらえるか?」


 シルビスさんが机を挟んだ前の椅子二つを指差しながらお願いしてきた。

 それにしても、ナターニアさんとシルビスさんは仲が良さそうだ。

 これからお世話になるにしても酷い人だったなら逃げていたかもしれない。


「さて、色々説明したいが難しいかもしれないけど聞いててほしい。わからないことがあったら気にせずに止めていいからな」

「はい、わかりました」


 ミラは二度ほど頷いている。



 ――さて、色々説明してもらえた。

 まずは二人に関してのことだが、聞いて居たとおりナターニアさんは捨て子でそれを冒険者として旅をしていたシルビスさんに拾われて共に生きて来たということ。ナターニアさんはその時の記憶は曖昧で、まだ一歳になったかなっていないかのころらしい。

 その後シルビスさんはナターニアさんが大きくなるまでこの村を拠点にギルドから依頼を受けながら暮らしてきたとのことだ。

 ギルドについては後で説明するとして、大きくなったのちナターニアさんもシルビスさんを支えるべく冒険者になったらしい。あと、ついこの間に貯まったお金を使い此処に家を建てたという。

 それでギルドの事だが、ギルドはこの世界の何処にでもあり冒険者を斡旋して依頼をこなしてもらいその対価としてお金や名誉などを与えるところとのことだ、実際の細かいことなどは聞けなかったが大体は想像通りだろう。

 ただ、この世界の何処にでもあるというのはすごいことだ。戦争はあるので国関でも依頼は無いとは言われた。シルビスさんは俺とミラに言ってもあまり理解は出来ないだろうとは言っていた。

 その時に文字の話になったが俺もミラも読むことは出来なかったが冒険者を引退することを考えているシルビスさんが時間を割いて教えてくれると言ってくれた。ナターニアさんも教えたがっていたがシルビスさんが『お前は説明が下手だから教えるのはダメだ。と言うかお前は読めても書けないままだろ!』と言ったせいでそのあとは黙ってしまった。

 あと、他のことはあまり話しても覚えるのが大変だろうからとまた気になったことがあったら聞いてくれとのことだ。

 シルビスさんは引退したら、俺がいた部屋の窓から見えた庭の畑での売り上げと冒険者の時に貯めた残りのお金で生活をするらしいので、俺はその手伝いでもしようと思う。

 あとは今すぐでなくてもいいから魔法を教えてもらおうとも考えている。魔法を覚えたら冒険者にでもなって恩返しをしながら元の世界に戻る方法でも考えていこう。


「さて、俺は二階の部屋に戻ってすることがあるからナターニアに聞きたいことがあったら聞いてくれ。いいなナターニア?」

「わ、わたしだって説明ぐらいできるから大丈夫だもん!」

「頼んだぞ。じゃ用があったら呼んでくれ」


 あれ?そういえば二階何てあるのか?なんて思っていると何処からかシルビスさんが長い棒に金属のフックがついたものを出してきた。

 廊下に出るとそれを上にあったとってに引っ掛けて引くと階段が出てきた。


「二人ともビックリしたでしょ!お父さんの趣味で隠し階段にしちゃったのよー、見たかわからないけどお風呂もすごく大きいの!」

「す、すごいですね……」


 ミラは驚きなのかなんなのか目をキラキラさせているが気にしないでおこう。


「さて!ハイシンくん、ミラちゃん!何か聞きたいことはないかな!お姉ちゃんがなんでも答えてあげるわ!」


 やっと自分の番がきて嬉しいのか元気に話しかけてきた。

 ここは魔法がなんなのか聞いてみることにしよう。


「じゃぁ、「お姉ちゃんて何歳なの?」魔法って……」


 ミラが俺の質問にかぶせた形で質問をしていた。ミラの方が声が大きかったせいかミラの質問に答えた。


「お姉ちゃんはねー、まだ十八才なのです!もっと若く見えたかなぁ?」

「んー二十さいぐらいだと思ったー」

「なっ、でも大人の女性に見えたのかな……で、他に質問とかある?」


 十八才か、俺も二十才ぐらいだと思ってたな。

 じゃなくて魔法のことを……


「では「お父さんは何歳?」魔……」

「お父さんは四十才ぐらいだったはずだよ!若い頃に無茶してたせいで引退することになっちゃったけどね」


 またもやミラに遮られてしまった……

 今度こそっ!


「まだ質問あるか「魔法について教えてください!」なぁ……」

「お、ハイシンくん食い気味できたねー、すこし長くなるけど説明してあげるから」


 よし、やっと気になってたことを聞けるな!ミラは魔法に関して知ってるかもしれないが俺については一番気になることだ。


「まず、魔法というのは…………」



 ナターニアさんの説明を聞いてわかったことは、ナターニアさんは説明が下手すぎる。

 理論なんて置いといて感覚で物事を教えようとしてくる。先程までのミラの質問は誰でも答えられる質問だったが魔法の説明は無理があったようだ。あとでシルビスさんに聞きに行こうか。


 なお、ミラは魔法の話の最中にまた眠っていた。

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