第9話 フォーレス遺跡群
誤字・脱字、表現がおかしいところがあったら教えてくれるとありがたいです。
「めっちゃすご〜い!」
アリスたちは、その遺跡沿いの道を歩んでいく。川に沿うように形成された遺跡群はきれいな彫刻がたくさんあった。
アリスたちがさらに先に進むと少し開けたところに出てきた。ここはフォーレス遺跡群の肝。フォーレス神殿がある。ここは一番建物が多く、人気の遺跡であり、観光客が多い。
「だいぶ広いな」
すると、人が集まっているところがあった。
「なにをやってるんですか?」
アリスが見物している人に尋ねた。
「あの門を開ける大会だよ。あの扉は『試練の門』と言われて、大抵の人はあの扉を開けることはできないらしいんだが、開けることができると幸運になるらしい。前回は…………勇者『ジャトレス・レベオード』が開けたらしいな」
「なるほど。あのレベオードさんが?!」
ジャトレス・レベオードはこの世界では、勇者として活躍している。遠く離れたところで大怪獣を倒したり、魔族の軍団を倒したりなどした。さらに、魔王を倒したレベオード家の子孫なのである。
「よし!オレがやってみるぜ」
「私もやってみる!」
「アリスさん。頑張れ」
ガオルとアリスが挑戦した。
「あ、あかねーよ」
前の人が脱落して、ガオルの番がやってきた。
「おおおおおおおおぉ!!!!!!」
ガオルが押すが全然動かなかった。
「だ、だいぶキツイな…全く動かないじゃないか…」
そして、門は自動で元の位置に戻る。
「よ〜し!」
アリスが扉に手をつけると、なぜか手が青く光り始めた。
「おおおおおお!!!!」
扉を簡単に開くことができた。
「すげえええええええ!!!!!」
アリスが門を開けるとたくさんの歓声がきた。
「よっしゃ〜〜!」
「まじかよ…」
「アリスさん。さすがだ」
「すごいです!アリスさん」
アリスは記念品を貰った。アリスたちは、遺跡を進んでいった。
その後もしばらく、遺跡を観光して次の目的地で行く。
「それでアリスさん。次は港?に行くんですよね?」
「そうだよ。王都『オーラムルーク』に向かうよ。そして、」
次の目的地は、王都「オーラムルーク」。そこは、この大陸最大級の港があり、大きな都市が形成されている。可能性として、魔王復活に関わっている組織がいるかも知れないからである。
川の下流に進んでいたので、川から王都「オーラムルーク」に続く道を通る。
地形で言うと、現在の川の位置から北東に続く道である。
歩き続けて、王都が見えてきた。その時には、日が沈みかけていた。なので、アリスたちは見つけた大きな宿で泊まることにした。
翌朝、みんなはその宿の食堂に集まった。アリスが起きたときには威吹がコーンスープと食パンを食べていた。
「おはよう〜威吹さん」
「アリスさん。おはよう」
続いて、ガオルとアインズも起きた。
「おはよう!みんな!」
「おはようございます!」
アリスはロールパン。ガオルは3段コロッケ。アインズもロールパンを食べた。
「今日はなにするんだ?アリスさん」
「どうしようかな〜。もう船乗っちゃってもいいけど。ゆったりと行きたいんだよね」
「了解だ」
アリスたちは、食事を済ませたら宿を後にした(ジャンケンはしなかった)。
王都には、たくさんの人がいた。たくさんの人は、買い物や観光などをしている人で溢れている。
アリスたちは、それぞれ分かれて買い物をしたり、都市を探索してみたりした。
「アリスさん。なんかグッツが売ってたから買ってみた」
威吹はアリスにグッツを見せた。そのグッツは伝説の海の竜の形をした生物だった。
「よかったら………あげるよ」
「いいの?ありがとう!」
威吹はアリスにそれを渡した。
アリスと威吹は海沿いに来た。
「大きな港だね〜」
「そうだな」
アリスと威吹は港付近を歩いていた。すると、威吹は刀を取り出した。
「どうしたの?」
「後ろに居る」
「!」
アリスたちの後ろからある男がついてきていた。
「何者だ?」
「言わなくても分かると思うが」
そいつは手をかざすと魔法を放っていた。威吹は刀でガードした。
「音竜斬り」
男を瞬時に斬った。男は倒れた。すると、さらに何人かの人物が出てきた。
「ぞろぞろと出てきたか」
そいつらの服には魔王を復活させたグループと同じ紋様が刻まれていた。
アリスが魔法を放ち、剣でも切り刻んでいく。威吹も刀で斬っていった。
「お前ら、だいぶ手間取ってるな」
リーダーっぽい人が出てきた。
「リーダーのお出まし?」
アリスが構える。その時に威吹がすでに攻撃をした。しかし、そいつは避けた。
「だいぶ速い。あいつの言っていたとおりだ」
「お前も反応速度速いな」
「ウォーターゴーレム」
そいつの周りに海水が集まり、身体を作った。
「俺に勝てるかな?」
アリスと威吹が切り刻んだ。柔軟性の高い攻撃で、避けられた。しかし、アリスは魔法で壁をつくり、その壁に乗り、反動で本体の男に斬りかかる。
しかし、男は、氷魔法で水を凍らせてガードされた。すかさず、水圧のパンチでアリスは吹き飛ばされた。
「大丈夫か?!」
「うん。大丈夫!」
周りには、男の仲間もいる。アリスたちは、そいつらの攻撃を避けながら、男に攻撃をする。
読んでくれてありがとうございます!よければ、続きも読んでくれるとありがたいです!