表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/23

第8話 次の目的地

誤字・脱字や表現がおかしいところなどは報告してくださるとありがたいです

「本当にありがとうございます!」

 アインズがアリスに感謝した。

「いいよ。別に!さっきは助けてくれてありがとう。アインズさん」

アリスたちはデバウラーを討伐できた。なので、デバウラーを解体してみた。デバウラーには大量の魔力や魔力をよく通す「マナニウム」や魔力の結晶化した「魔導石」が詰まっていた。

「これ、売ったら大量のお金が手に入るね」

「武器作ってもらえそうだ!」

 アリスたちは解体が終了したら、街に戻ることにした。

「そういえば、ガオルさんは武器を何年使ってるの?」

 アリスはガオルに質問した。

「そうだな………30年前ぐらいだった気がするな…あまり使わなかったから」

「そうなんだ」

 アリスたちは街に着くとマナニウムや魔導石などを売りさばき、金貨5枚(銀貨1枚で宿代。そして、銀貨20枚で金貨1枚)を手に入れた。

 残したマナニウムは武器屋で加工して、魔法の杖やガオルの斧に搭載させた。

「俺は炎魔法が得意だからな」

「杖の強化をさせてくれてありがとうございます!」

「あ!そうだ。みんな見て見て!これ」

 アリスが持ち物から何かを取り出した。

「なんだそれ」

「バッチ、記念品だよ。旅するなら、現地の物を買ってみようと思って」

「……あれ?じゃあ、魔王城では買わなくてよかったの?」

 威吹がアリスに言った。

「……あ…」

 アリスの顔がかたまった。

「えっと……アリスさん。大丈夫だ。俺は買っていたから、あげるよ」

 威吹は、自分の持ち物から魔王城キーホルダーをアリスに手渡した。

「いいの!ありがとう!!」

「…どういたしまして…」

 そして、次の目的地を目指すべく、さらに南に進み、スラートラ王国に行ってから海に行く。

 スラートラ王国には、大きな森があり、森には遺跡や名所の滝が存在している。そのとき、アインズが気づいたかのようにアリスに話した。

「そういえば、アリスさんはファイヤーアローですら、とてつもない威力ですね。デバウラーを解体したときに気づいたんですけど、命中したファイヤーアローを吸収したところがエグれて、ひどく損傷してました。さすがです!」

「そんなに強く放ってなかった気がするけど」

「デーモンゾーンの影響を他の人よりも何倍も受けやすいのかもしれませんね」

「そうかもね」

 アリスたちは現在いる「アイサルエ大陸」から南東に進んだところにある「アルスファ大陸」に向かう。         

 そこに行くために、一旦南の「スラートラ王国」に行く。そこにもいろんな観光名所があるからである。徒歩で2週間はかかる道のりだ。

 そして、何時間か歩いて夜になった。

「今日はここでキャンプをしよう」

 アリスたちは平原で野宿をした。旅の途中で、魔物の群れを倒したり、村に寄って物資を補給したりした。


 そして、2週間程経ち、アリスたちは森の中に入った。

 アリスたちは、ずっと進んでいき国境が見えてきた。

「お!国境だ。やっとスラートラ王国に入れるな」

 アリスたちは、国境を越えて、村に訪れた。この村を越えると、フォーレス遺跡に訪れることができる。

「昼飯はあのレストランにしない?」

 アリスが提案した。それにみんなは賛成した。席に着くとみんなは注文をした。アリスは、フォーレスランチセット、威吹はシチュー、ガオルはステーキ、アインズはムニエルを食べた。

 食べ終わったときに、ガオルがいきなり提案した。

「ジャンケンで負けたやつ全員の払うのどう?」

 少しガオルは、ニヤけている。

「いいね!やってやろうじゃないか!」

 アリスはやる気満々。

「おう。俺も賛成だ」

「わ、私も!……」

 全員が拳を出した。

『最初はグー!ジャンケン!ポン!………あいこでしょ!』

 アリスはチョキ、威吹はグー、アインズもグー、ガオルはチョキ。

「勝ったぞ!!グーで勝った!」

「…勝っちゃいました」

「……………アリスさん…多分俺が勝つぞ」

「私のセリフだよ。行くよ!」

『最初はグー!ジャンケン!ポン!』

 アリスはパー、ガオルはグー。アリスの勝ちだ。

「クソォォォ!!」

「ハハハハハ!私の勝ちだ!ガオルさんが払ってね!ドンマイww」

「言い出しっぺが負けてるじゃないか(笑)」

と威吹が言った。

「…………」

 ガオルは黙り、渋々全員のメシ代を払った。そして、その日は村の宿に泊まった。

 次の日になり、アリスたちは村を出た。

「ここを進んでいくと、フォーレス遺跡があるんだな」

「確かに人通りが多いな」

 ここから遺跡までの道のりは人が多めである。アリスたちは道を進んでいく。道沿いに村が発展しているため、少し店が開いている。

「アリスさん。あそこにキーホルダー売ってるよ」

「ホントだ。威吹さん教えてくれてありがとう」

 アリスはその売店に行き、遺跡にいる像の形のキーホルダーを買った。

 アリスたちは、遺跡についた。フォーレス遺跡群は浅い谷の川沿いに形成され、アリスたちが通ってきた道はこの上の橋を通り、先に続いている。その橋は古代の人が作った。古代の橋から絶景が見えるから人気である。

「すごーい!」

 立ち沿いにはキーホルダーと同じの像もあった。

読んでいただきありがとうございます!続きも読んでくれると嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
伊吹優しい
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ