表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/23

第7話 デーモンゾーン

誤字・脱字、表現のおかしいところがあるかもしれません。

 獣人の女性の魔法使いがアリスたちに話しかけてきた。

「ヒッドレイツさん、風沖さん、へビートさんですよね?」

「そうだよ」

 アリスが応答した。すると、威吹が尋ねた。

「なぜ、名前が分かった?」

「私、『トランスペレンシ』って魔法で分かったんです。私の名前はアインズ・アムニプトです。冒険者になりたいっていうのもあるんだけど、私はここから南にあるザビレッジ村に住んでいて、そこである魔獣が現れて一人だと討伐できなくて……なので、私はあなたたちの仲間に入れてほしいです!お願いします!」

「……いいよ!みんなもいいよね?」

「まあ、アリスが言うならいいか…」

「俺はぜんぜん構わないぞ!」

 アインズが仲間となった。

「よろしくね。ちなみに好きな食べ物とかある?」

「そうですね……ムニエルとかでしょうか」

「そんなかしこまらなくてもいいよ!」

「わかりました……」

 アリスたちは少し話したあと、アインズのいう村にいる魔獣を倒すべくそこに向かう。歩き始めたぐらいに威吹がアインズに聞いた。

「アインズさん。その魔獣っていうのはどんな魔獣なんだ?」

「私の村は大昔に魔王の被害を受けた影響で辺りに魔力が蔓延しています。その地域は魔力が増加したり、魔法が強化されて、魔力系の製品が多く作られているんです。その中でもさらに魔力の強い地域を『デーモンゾーン』と言って、体に害を及ぼす可能性があるの。それで、魔獣は多分ここで突然変異した『デバウラー』」

「突然変異したデバウラー?」

 デバウラーは若干オオカミのような外見で爪が長く、魔力を吸い取る魔物。そこそこの強さを持つが威吹やガオルなどからは余裕の相手。

「はい。通常のデバウラーとは比にならないほどの魔力を吸い取り、魔法を無効化して強化な魔法も使うことができる。強力な魔獣。私たちのような魔法使いの天敵と言える生物です」

「なるほど、それで、魔法使いのいないこのパーティーの仲間に入りたかったのか」

「普通にこのパーティー自体に入りたいっていうのもあります」

 アリスたちは歩いていると魔力が高まったような感触を得た。ガオルが叫んだ。

「おお!燃えるように魔力が上がった気がするな!」

「そろそろ村に近づいてきたってことだよね?!」

「そうだね」

 さらに進んで行くと街が見えてきた。

「村って言う割に大きめだな」

 そこの街は少し大きな建物や工場があった。しかし、少し破壊されている建物もあった。

「アレが魔獣の被害?」

「そうだね。ここをずっと進むとデーモンゾーンだよ。でも、今日は暗くなってきたから私の家に泊まろう」

 アリスたちはアインズに案内されて、アインズの家にお邪魔した。

『お邪魔します』

「どうぞ入って、入って」

 アリスたちは少し、休憩して食事をした。その時の料理はムニエルだった。

「アインズさん。俺らはどこで寝たらいいんだ?」

「ベッドが1個しかないから誰かが1個を使って、その他はシーツを敷いた床で寝ることになるかも。」

 話し合った結果、アインズがベッド、その他の人は床で寝ることになった。アリスたちは就寝した。

 そして、次の日にアリスたちは目覚めて、朝食をとった。

「よし、倒しに行こう!アインズさん案内お願いします!」

「わかりました!では、行きましょう」

 アリスたちはデーモンゾーンへと向かった。長らく歩き、アリスたちはデーモンゾーンに到着した。デーモンゾーンに入ると魔力がさらに上がった。

「ほんの少し魔王城地下とオーラっていうか、雰囲気が似ている気もするな………」

 アリスたちはさらに進んでいくと、巣穴が見えてきた。その中を見てみると目標の突然変異デバウラーが寝ていた。

「俺が斬りに行こう」

 威吹が刀を取り、構えた。アインズは防御力と攻撃力増加の魔法をかけた。

 威吹がデバウラーに斬りかかる。すると、体を斬りつける事ができた。しかし、デバウラーはすぐに防御した。そのため、威吹は巣穴から出た。

 デバウラーがその跡を追って外に出てくると上から重力魔法で落下速度を速くしたアリスとガオルが武器を構えてデバウラーに攻撃した。

 アリスはデバウラーの腕を切り落とした。

「やった!」

 デバウラーは反撃で爪の回転攻撃をした。アリスたちは避けるとアリスの方にデバウラーが向かってくる。アリスが炎魔法のファイヤーアローを飛ばした。

「アリスさん!魔法はダメ!!」

「しまった!」

 アリスはミスに気づくが、デバウラーは飛んできたファイヤーアローを瞬時に吸収し、さらに強力なファイヤーバレットを放ってきた。

 そこをアインズはバリアを張ってガードした。

「危なかった。ありがとう!アインズさん!」

 デバウラーは瞬時に状況を判断して、バリアにキックをして、反動で跳んだ。その時、アリスたちは氷魔法を飛ばした。

「なまっちょろい攻撃は効かねーよ!!」

 ガオルはそれを避けて、斧でデバウラーを叩き落とした。

「音竜斬り」

 デバウラーは威吹に一瞬にして、首をはねられた。

「討伐成功だ」

 デバウラーの討伐に成功した。アリスたちだった。

読んでいただきありがとうございます!この続きも良ければ読んでくれるとありがたいです!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
伊吹カッケェ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ