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第6話 追跡開始

誤字・脱字や表現がおかしいところがあったら教えてもらえるとありがたいです。


修正:ビルトレジャー大陸→アルスファ大陸

設定ミスでした。すみません!

 アリスたちは下山した。今回は北に向かい、山を登っていた。

「山を越えないといけないのキツイ〜〜」

「魔王城は若干南側なので、少し登ったらすぐ下り坂ですよ。あと、山の頂上に山小屋があるので、そこで休憩しましょう」

「やはり、ガオルさんはここに詳しいですね」

「まあ、20年ぐらい働いているからな!」

 アリスたちは山を登り、山頂に到着した。

「やったー山頂だ!!休憩しよう」

「わかりました」

 アリスたちは山小屋で休憩した。

「アリスさん」

「なに?威吹さん」

「そういえば、魔王倒した時の青い光って何だったんですか?」

「ん……?私もわからない。初めて使ったからな〜」

 ガオルも話しかけてきた。

「曖昧なんだが、魔王を倒した勇者も使ったような気がする。聞いた話だから分からんが」

「でも、私の先祖は確か、『魔王倒した』なんて言われてなかったと思うけど……」

「今わからなくても、そのうち分かるか」

「そうだね」

「じゃあ〜、そろそろ先に行きますか?」

「そうだね。そろそろ出発しよう!」

 全員が立ち上がり、坂道に入った。その坂を見た威吹がガオルに言った。

「……下り坂だが、だいぶ急な坂だな……」

「昔は、これが天然の防護壁なのだったんだろう。なんとか降りれるから大丈夫だ。でも、魔物がいるか、そこは注意しないといけないかもな」

 アリスを先頭に下り坂を下っていく。急なので、慎重に降りていく。そのとき、鳥の魔物がやってきた。

「飛ぶ魔物ね!」

 アリスに魔物が体当たりしたとき、アリスはそれを斬った。しかし、アリスが乗っていた岩が崩れた。

「ええ?!」

「アリス!」

 そのとき、瞬時に威吹が手を掴んで落ちるのを防いだ。

「大丈夫か、アリスさん」

「大丈夫。ありがとう威吹さん。土砂崩れに巻き込まれるの2回目だし、威吹さんに助けられたのも2回目だな」

「…そうだな」

「危なかったなアリスさん。乗っただけで崩れるとはな…」

 アリスたちはさらに慎重に坂を降りていった。そして、坂が緩やかになった。山を進むこと3時間、草原が見えてきた。

「お!草原が見えてきた。山が終わるのもあと少しだな」

 アリスたちはさらに歩き続け、草原に着いた。草原をさらに進むと村にやってきた。そして、少し休憩した後、そこから東へ進む。

「そろそろ暗くなってきたな」

「あそこで野宿するしかないか」

 アリスたちは焚火をつけて大きな木の下で野宿した。みんな休憩しきっているときにアリスが話しかけた。

「そういえば、みんなの好きな物とかって言ってないよね」

「言われてみれば、確かに」

「あまり、気にしてなかったな!」

「やっぱりチームとして、好きな物とかいろいろ話そうよ〜。じゃあ、私から。私が好きな物は〜〜、かわいい物とか、珍しい物とかかな。出身は南西にあるアドビスティ村。」

「アドビスティ村って俺と初めて会ったあの近くだったんだ」

「うん、そうだよ。あの時はありがとうね」

「どういたしまして。今度は俺が言おう。好きな物は団子で、出身は東洋大陸の山鼓舞村(やまこぶむら)だ」

「団子?」

 ガオルが尋ねた。

「団子は穀物を丸めて固めた食べ物だ」

「なるほど」

「だよね。東洋大陸だと思った。刀使ってるし、服装も東洋大陸っぽかったから」

「じゃあ次は俺だな!俺の好きな物は肉だな。特に……メテオラージバードの肉だな。とても美味いからな」

「へぇ〜。メテオラージバードってあの大きくて、頑丈な羽毛を持つ鳥だよね。山とかにいるんだっけ?」

「ああ、あのデアボレス山脈の西部に生息しているんだ。出身はここから結構南東に行ったところにある大陸『アルスファ大陸』にあるギリテイル国の王都だ」

「私以外、別大陸出身なんだ」

「確かに、意外と遠くから来ているものなんだな!」

 そんな話をしたあと、アリスたちは寝た。

 翌日、目が覚めたら、朝食を済ませて旅を再開した。

「あ、そういえば、この先行ったら国境があるよね。なんていう国だっけ」

 アリスが迷うと威吹が教えてくれた。

「イースティア共和国じゃなかったか?」

「それだ!」

 しばらく、国境が見えてきた。

「国境だ」

 アリスたちは国境を通過してイースティア共和国に入った。さらにそこを進む。すると、ある程度の大きさをもつ町があったので、そこによって行くことにした。

「意外と魔物をかったから売るか」

 アリスたちは魔物を売って、ある程度のお金を手に入れた。

「案外売れるものだ…」

「みんなの宿代1回分が手に入った」

 そして、あるレストランで食事をすることにした。「何食べようかな」

「じゃあ、俺はステーキにしよう!」

 アリスたちが注文しようとしていると、ある女性が話しかけてきた。魔法使いのような外見だった。

「あの……魔王倒した人たちですか?」

「え?なんで分かったの?」

 アリスが尋ねた。

「新聞で見ました。女性の剣士、東洋の剣士、魔王城の管理人の斧使いですよね!………私も仲間にしてください!」

 その女性はアリスたちに仲間にしてほしいと言うのであった。

読んでいただきありがとうございます!

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