Silent
静かに動く
足音さえも消して
自分の存在さえも
見つからないように
ゆっくりと
ゆっくりと
もう表現は意味の無い
世界なんだよ
一人の人間が表したとしても
変わるものでも無いことを知ってしまった以上
理由の価値など無いものに
取り組む必要さえ
消しておこうか
静かな空間や感覚は
好きであるなぁ
がしかし心地良い音楽が流れている空間は
好みでもある
キライな音とか感覚の場所に居れば
すり減るすり減る
心の中が
緊張を伴う空間も
大嫌いである
特に航空機や鉄道や
バスや船はダメなんだ
そもそもエンジンの音が耳障りであり
神経が心に嫌だと
伝えて来るんだよ
なかなか静の部分は
日常生活では得られないものなんだよな
絶えず騒音と呼べる
空間に居るのだから
心が休まる時が無い
ひょっとしたら
全ては良い音ならば
人の心は
疲れないのではないか
人間も電気で動いているのだから
体に流れている電気の
周波数と合わなければ
疲れてしまうのでは
おかしなこなんだが
私は
クラシック音楽が
まるでダメである
聴けば逆に心が
落ち着くと言うよりは
落ち着かない気分に
陥るんだよなぁ
不思議なことであるが
楽器から醸し出される
音がアグレッシブにしてしまうから
静には成らないのだあるなぁ