不明とKO!!
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バルドルは感心した表情を浮かべた後、笑い、サツキにいった。
「嬢ちゃんなら何とかなるな」
そしてサツキが何かを言う前に元来た道を静かに引き返して行った。
「……」
その後ろ姿を見つめながらサツキは再び思考を深めた。
(ギルマス…人柄によるけれども、私の情報を利用して脅そうとしているのなら…)
サツキはため息をつくとまず今自分がやらねばならないことを再確認した。
(まずはステータスの詳細確認だな。あんなに簡単に今のできることを把握できるんだから…)
サツキは再びステータスを呼び出し、詳細を確認しだした。
……
(ふむ…つまりこんな感じか)
<スキル>
**操作
(**の操作を可能とする)
**感知
(**を知覚する)
<称号>
パンドラの箱
(解き放たれる時を待つ…に与えられる)
(まあ何もわからんわな。だからそっちはほっといて…なんかlevelの表記も消えてるし魔法適性も減ってるんだけどどゆこと?)
使えそうであった風属性の適性や闇属性の適性が消え、最も物騒な適性のみが残ったことにサツキは困惑し同時に悲しんでいた。
(まあ元からそんなに使うつもりはなかったけれど…まあそれよりもlevel表記が無くなちゃったな…。分かりやすかったんだけど。今度神にあったら聞いてみるか)
さりげなく神を便利屋使いするサツキはそれよりも何よりも、自分が考えていたつきそうな、ついてしまいそうな「称号」がつかなかったことに、深く感謝していた。
(「エセ暗殺者」とか「自称暗殺者」とかそういう私を否定する称号、付かなくてよかったあ〜)
心の底から喜んでいた。
しかし!そのようなフラグを立てて仕舞えば…!
「ん?何だ?な、何だこれ〜!」
思わず声を上げてしまったサツキの目の前では、一瞬前まで確かに8つしか無かった<称号>の欄に一つの称号が増えていた。
それは…
<称号>
暗殺者?
(疑わしき者が受ける疑惑)
であった…。
サツキは…ステータスに、ひいてはこの世界を管理しステータスを創り上げた神に、深く深い怒りと底知れぬ悲しみを抱いた。
そして…泣いた。
その状態のまま涙を拭わず、ステータスを閉じカイナに用意されたテントに向かう。
道中すれ違った騎士団の人たちや先ほど共に(?)戦った人達に見られながらもテントに入ると、なかではカイナが武器である籠手を整備していた。
「えっ!サツキどうしたの!?」
籠手を磨く際に使う油によって、手がテカテカでベトベトなカイナの質問を受けたサツキは力無く答えた。
いや、答えた。
「私って暗殺とかってできると思う?」
カイナは一瞬ポケーとした後、気を取り直し頭を振ると言った。
「さ、サツキならあ、暗殺もできる…と思うけど…」
ある一定以上の実力者ならば誰でも暗殺をすることはできる。しかし…
「派手になりすぎて、ねえ?そ、そうじゃない?」
…サツキの心は折れた。
KO!!チャンピオーンッ!!カッ!イッ!ナ!
燃え尽きたように真っ白になったサツキを揺り起こしながらカイナはサツキを呼ぶ…次第に夜も更けてゆき…そして再び朝が来た。
空いてしまってすみません
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次回も本編です




