混在、認識の差による末路
いつも読んでいただきありがとうございます
<ソレ>
ソレはただ欲を満たすため創られた
ソレにあるのは定められた目的だけだった
ソレは創造主の手から奪われた
ソレは愚かなる者により手を加えられた
ソレを制御できるはずもなくソレは愚かなる者の手を離れた
ソレは腹が減っていた
ソレは大きな魔力を見つけた
ソレは喰らった
ソレはまだ腹が減っていた
ソレは新たな獲物を見つけた
ソレは獲物を取りに行かせた
ソレは知らない
その獲物を狙うことがソレに対する最大の皮肉だということ
ソレは知らない
その獲物がただの獲物でないということ
ソレは知らない…まだ知らない…
<欲神>
「ほう…これは…ふむ、だからか。「愚者」…法を知っているかは知らないが、掴み始めてはいるわけだ。そして私が創った創造物も結局は彼女に行き着いている…これも欲の導き、因果か。そうだな…憐れな創造物に少し贈り物でもしようか」
<全知神>
「欲兄さん…まあいつもこんな感じで迷惑しかかけないけど…新しい候補が育ってきているのは単純に嬉しいかな。「愚者」…頑張ってくれよ?まあそれは置いといて…サツキは対処できるかなあ。あの子も色々知りづらいからね、勝ってくれたら面白いんだけど」
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「……………」
<ソレ>
ソレは欲神の贈り物により「??」となった
それはソレに対して良い事であったのか…
ソレは目覚めた小さな自我と知識で考えた
ソレは神の理不尽を知った
ソレは怒り狂った
双方の認識の違い…かたや捨てられ自由になったと思い、かたやいつの間にか消えている…捨てられたのにヨリを戻す様に枷をつけられた怒り、なぜか見つかったから首輪をつけた…そんな欲神の贈り物により、戦場は激化する。
<サツキ>
サツキは突然パチリと目を覚ますと誰に言うでもなく言った。
「来た」
今回は少し短めでした、たくさんの意味わからん単語を今回も神達は残していきました。ぜひぜひ考察してね。
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次回も本編です




