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バケモノに至し暗殺者  作者: ヤヒド
冒険者編
56/115

線引きとアヤマチ

お願いします

私は一人で昨日、隻眼のおじさんと一緒にきた森近くの草原に来ていた。


(思いの外カイナが簡単に納得してくれてよかったな)


私は先ほどあったことを思い出しながら体を温め始めた。


<1時間前>


「うん!全然いいよ!」

「ご、ごめんね?」


私は私の無遠慮な言葉に傷ついた様子もなく承諾したカイナに困惑しながらなんとか返した。


「誰にだって見られたくないものはあるしね、そこら辺の線引きは大事だから」

「おおー」


私はできないその気遣いをカイナはできているということに素直に驚いた。


「でも冒険者組合までは僕も行ってもいいでしょ?」

「もちろん」


私がそう答えるとカイナは嬉しそうに笑い再び歩き出した。


<草原>


私は体の準備が出来ると今日やることを脳裏に浮かべ始めた。


(まずは魔力、魔法の練習。次に今日受けたスパイダーとそのボスらしきポイズンスパイダーの討伐、最後にできれば()()って感じかな。それじゃあやってくか)


私はまず最初の魔力、魔法の練習を始めた。


(まず魔力を感じ取る…は出来てるね。それじゃあこの魔力の流れを速くする…)


私が自分の中の魔力のスピードを上げていくとそれと同時に自分の周りをうっすらと透明なモヤのようなものが覆い始めた。


(お?魔力感知で見えるからこれは魔力か…なんか溢れ出てる?まだ魔力制御の技術が足りないってことかな?なんだか魔力も時々つっかえたりして動かしづらくなるし)


私は自分が制御しやすいところまで魔力の循環スピードを下げていった。


(んー…ん!ここら辺かな?これぐらいならスムーズに行けるし透明なモヤも見えない、ここが今の私の最大値ってことか)


私は自分で自分を感知しながら考えた。


(うん、さっきと違ってこのレベルなら魔力が漏れてないね。魔力って無くなったりするのか?漏れてないからロスは少ない気がするけど…まあしばらくコレを使ってれば分かるか)


私はこの行動がどんな意味を持ちどんな結果を生み出すのか考えないままに「身体強化」を使い続ける…


(今の私の「身体強化」の最大値でどれだけ強化されてるのか確かめないと…まずは…)


私はまず上に向かってジャンプをすることにしてみた。


(よし!せーのっ!)


私は掛け声と共にジャンプをした。


「た、高っ!3メートルぐらい飛んでない?」


私は思わず声が出てしまっていた。


「よいしょっと、着地完了!っとっとっと…うわー「身体強化」って強化されてるけど響くタイプの衝撃には弱いのか…」


着地した時に足にかかった衝撃をうまく受け流すことができなかった私は関節の部分に負担をかけてしまっていた。


「衝撃からも強化できないのが痛いな…うーん…ヒット&アウェイでジャンプとかは基本なしかな…」


殺来がこの衝撃に対して対策をできるようになるのはしばらく先であった…


(これなら木を殴ったら凹ませるぐらいはできそうだな…あの善意の人(推定)にこの強さの「身体強化」で殴らなくてよかった)


私は次に自分が使える2つの属性魔法の練習を始めた…「身体強化」をした状態のまま、魔力が漏れていなければ魔力は感知されないと無意識のうちに思い込みながら…


(魔法の練習か…まずは魔力を放出する感じでやってみようかな、その後後付けで属性だけつける感じで)


結果私は新たな発見と「???」を同時に呼び寄せることとなる。


所々ぬけてますねサツキは、まあ興味があることの話になると思い込みが激しい子なので。


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次回も本編です

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