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バケモノに至し暗殺者  作者: ヤヒド
冒険者編
44/115

困惑と風魔法

お願いします

今回本編になりました

(え…困惑…)


サツキは「困惑」になった!思考が1コンマ遅れた!


私は突然現れた時と同じように急に消えてしまった全知神と最後の助言に困惑…混乱していた。


(落ち着け落ち着け、常に冷静に…)


私は思考を落ち着かせると2つの助言の意味を考え始めた。


(魔法はlevelで上限が決まっているだけ…?英雄云々は置いておき定型化されたのは英雄のせい…つまりlevelで覚えるというのは違う?)


私はそう結論付けたが、


(何にせよ魔法が使えるようにならないことには何も検証できないな)


ともう一つの助言を考え始めた。


(大神の座が空いてるって何だ?よく分からないな、この世界を創った神のことでしょ?大神って…あの全知神や混沌神みたいな…これに関しては本当に分からん。今度あったら直接聞いてみるか…)


私は再び会える根拠も無いのに()()()会える気がしてそこで考えを打ち切った。


(それじゃあ彼?はいなくなちゃったけど続きを読みますか…)


<初心者から熟練者まで!魔法の頂を極めんとするモノのための魔法書〜入門編〜 著者:コレハ・ギメイ>


第四章・生活魔法


さていよいよ本格的に魔法を鍛えてゆくぞ!まずは生活魔法…なんじゃが、これは正直教えるほどのものでは無いんじゃ。適性が無いものでも使えるような弱く戦闘には使えないような魔法を集めたものじゃからの。「生活魔法」というスキルはないぞい。これは生物が簡単な魔法を集めてまとめてそれに名をつけただけじゃ。

生活魔法に関しては小さい火を灯したり少量の水を出したりすることができるため生活ではとても重宝されるので魔力を放出しながら出したいものをイメージすると使えるぞい。

注意事項としては生活魔法で中位属性と上位属性の再現をやろうとしないことじゃ。これをやってワシは腕を一本無くしたのでの。


<サツキ>


(生活魔法は便利な魔法の無料詰め合わせセットって感じなのか、いいね便利そうだ。それにしても生活魔法はスキルじゃないのか…つまりある意味これも逅?、悶?繝「繝なのか…ン?ナンテイッタ?)


私は私が何か言った気がしたがそれは私にも分からなかった。


<初心者から熟練者まで!魔法の頂を極めんとするモノのための魔法書〜入門編〜 著者:コレハ・ギメイ>


第五章・火魔法


<サツキ>


はとばすことにした。適性が無い魔法を見ても意味がないため私は適性がある風魔法までページを進めた。


<初心者から熟練者まで!魔法の頂を極めんとするモノのための魔法書〜入門編〜 著者:コレハ・ギメイ>


第七章・風魔法


さてお次は凡庸性抜群な風魔法じゃ。風魔法にはバレにくいという特徴と魔法スピードが速いという特徴がある。これは勿論風を扱うため目に見えないというところから目立ちにくいためじゃ。しかし全体的な威力は光・闇を除いた四属性中最も低いのじゃ。それでは今まで同様風魔法のlevelを上げることで覚える魔法を記していく。


level1・風  風を吹かせる

level2・風球 風で作った球で敵を吹き飛ばす

level3・風槍 風で作った槍で敵を貫く  

level4・風弾 風で作った弾で敵を削る

level5・風壁 風で作った壁で守ったり敵の邪魔をする

level6・風砲 風で作った弾で敵を爆散させる

level7・風装 風を身にまとい身体能力や武器の性能の底上げをする

level8・風域 風の領域を作りその領域内での風・火魔法の威力を上げ土・水魔法の威力を下げる

level9・風化 風域内で風となる

level10・風葬 風域内で敵に対して四方八方からlevel2・3・4・6の魔法が術者の魔力が切れるまで自動で飛んでくる


となっておる。風魔法は適性があればlevel1の風を自分の魔力を使い作ることで覚えることができる。覚えたらひたすら練習し熟練度を上げるにじゃ。ここの説明は全ての魔法が同じじゃ。levelが上がると覚えた魔法の使い方が自然とわかるのでここでは説明はせんでおこう。

先ほど説明した通りもし風に対してイメージが湧きづらい場合は一度風魔法に打たれてみるのがいいじゃろう。実体験が一番大事なのじゃ!

そして先ほどの火・水魔法でも説明したように風魔法にも呪文がある。前の章を読んでおらんそこの君のために書くが、呪文とは魔法の威力、精度、その他全てを底上げするモノじゃ。言わんても使える魔法もあるが、level5以上の魔法は呪文を言わんと厳しいじゃろう。詠唱短縮という技術もあるが…まあワシは魔法に対する理解度が高いので、全部無詠唱でしかも常人が詠唱して使った時以上の威力で使えるがの。それでは記していくぞ。


level1・無し

level2・風よ球となりて我が敵を吹き飛ばせ

level3・風よ槍となりて我が敵を貫け

level4・風よ弾となりて我が敵を削れ

level5・風よ壁となりて我が敵から守りたまえ

level6・風よ弾となりて我が敵を爆散せん

level7・風よ我が武装となりて我を補助せん

level8・風よ風の支配域を作り我が力の源とならん

level9・風よ我となりて我が敵を翻弄せん

level10・風よ荒れ狂い我が領域に潜む全ての敵を滅ぼせ


こんなところじゃ。level9および10はlevel8が発動していることが前提の魔法なので注意するように。まあlevelが上がれば自ずと魔法の使い方もわかる。そこからアレンジしていくのがワシのような「魔術師」じゃ。まあ今の時代も神の与えたものに手を加えるとは罰当たりな、とか言われとるんじゃから遠い未来ではそんなことをしたらめんどくさい宗教屋たちに殺されそうじゃがの。まあ我々魔術師が勝っている未来を望むが…まあ無理じゃろう。少ないしの。


<サツキ>


(つまり生活魔法で風とかを作ってそれで適性があったら覚えられるってこと?なら結構楽なのか?まあ何にせよここを出たら一回やってみなきゃ。っていうか生活魔法で中位魔法とかの再現をやったら腕が消し飛ぶんならどうやって覚えるんだ?それにしても呪文って…厨二病みたいでやだな…。無詠唱覚えなきゃ。それにこの本のおじいちゃんエスパーかな?やっぱりどこに行っても宗教はめんどくさいな。嫌になる。それに結構物騒な名前の魔法もあるし、さっきの助言も気になるし…ああ!もうやることが多すぎる!)


私は時間の有限さに嘆きながら闇魔法のページまでめくった。


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次回も本編です

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