おじいちゃんと地味な干渉と結構重要な情報
お願いします
今回長めです
私は持ってきてもらったたくさんの本の中からまず分かりやすそうな魔法の本を読み始めた…
<初心者から熟練者まで!魔法の頂を極めんとするモノのための魔法書〜入門編〜 著者:コレハ・ギメイ>
この本を手に取ったそこの君!そう、そこの君じゃ!この本を手に取ってくれてありがとう。この本は魔力の使い方がわからない初心者から魔法の頂を極めんとする熟練者まで全てのモノが学ぶことができる偉大な魔法書じゃ!そんな魔法書シリーズのこれは栄えある一巻目にして入門編じゃ。それでは魔法の入り口を駆け抜けようぞ!
第一章・魔力、魔法とは…
第二章・魔法適性
第三章・魔力の使い方
第四章・生活魔法
第五章・火魔法
第六章・水魔法
第七章・風魔法
第八章・土魔法
第九章・光魔法
第十章・闇魔法
第十一章・無属性魔法
※並び順に習得難易度は関係ないぞい!
<サツキと全知神>
(やばい!私このおじいちゃん好きかも!)
「よかったね」
第一章・魔力、魔法とは…
それでは説明しよう。魔力と魔法についてだが…ぶっちゃけるとわしも、いやこの世界の全ての存在が理解しきれておらん!いきなりガッカリさせたかもしれんがそれが現実である。まあわしが今これを書いているとき分かっておらんだけで、未来ではわかっておるかも知れぬがな。
しかし分かっていることもある。それはこの魔力という力は全ての代用になる万能のエネルギーということじゃ。ただし利用できたらじゃが。なぜそんなことが分かるのかというと、龍や竜を知っておるかな?我が友であり敵である彼らは「霞を食っている」なんて冗談で言われるほど何も食べん。もちろん本人ならぬ本龍や本竜に聞いたことじゃ。本竜や本龍曰く何を食べんでも生きていけるのは魔力で体を維持しておるかららしい。まあわしもその後しっかり調べたら確かにそうじゃった。するともしこの世界から魔力がなくなればこの世界で魔力に依存して生きとる生物ほど存在を維持できんじゃろうな。これ以上先はわしの他に出しとる「世界初!世界中の生物図鑑」を読んどくれ、一冊100万ミムじゃ。
そんなこんなで今我々には20柱いる神から魔力の利用法として与えられた魔法しかこのエネルギーの使い道がないのじゃ。そのためか魔法はそれぞれ10levelまでしか上がらずそれぞれ1levelごとに新たな魔法を覚えていくようになっておる。
<サツキと全知神>
(ん?20柱?22じゃないの?この時代にはその何神か分からない神はいなかったのかな?それか認知されてなかったか…それに与えられた知識ではシステムが関係するから決まってるって…)
(…いい考察だけど少し違うね。その2柱…2柱でいいのかな?まあその2柱は今の時代でも認知されていないのさ。まあ僕たちが手ずから創ったあの子達なら気づいてるかも知れないけどね。それに僕たちは魔法も魔力も与えてないしね。それにしてもあの3柱余計な知識を与えすぎだ。コレは消しておこう。知識を消すのは知恵の神としては心苦しいけどね)
(何か全治神が重要なことを考えた気がする…それにしても神に与えられたものだから魔法をlevelで覚えるようになってるんだ)
私は頭の中を変な違和感が駆け巡った気がしたが何でもないと思い直し再び読み始めた。
< 初心者から熟練者まで!魔法の頂を極めんとするモノのための魔法書〜入門編〜 著者:コレハ・ギメイ >
そんなわけで今は魔法を正しく学ぶことがこの力を正しく理解するための鍵となるじゃろう。
第二章・魔法適性
次に魔法適性についてじゃ。魔法適性は最初の状態では基本、火、水、風、土、光、闇しかない。例外としては神からの加護のよって適性が増えている場合、先天的な才能によって最初から上位、中位属性の適性がある場合、後天的に何らかのアイテムや強い魔力の影響によって適性が増える場合があるぞ。まあ基本適正の数は変わらんがの。
光と闇に関してはなかなかレアで割合としては100人に1人ぐらいの割合じゃ。
適正の数は数に応じてシングル、ダブル、トリプル、クアドラプル、クインティプル、セクスタプルとなっており多ければ選択肢は増えるが、全てを極めるのは寿命がよっぽど長くないと不可能じゃしそれに足して上位、中位属性も増えていくため多ければいいわけではないぞい。
ちなみに魔法には固有魔法や種族魔法その他様々な魔法が存在するが今回は入門書ということでそれは割愛する。
それでは上位、中位属性とさらに複合属性を説明していくぞ。
中位属性
炎魔法-火魔法の派生
氷魔法-水魔法の派生
雷魔法-風魔法の派生
磁気魔法-土魔法の派生
聖光魔法-光魔法の派生
回復魔法-光魔法の派生
暗黒魔法-闇魔法の派生
影魔法-闇魔法の派生
となっておる。これはそれぞれの属性の魔術を上限の10levelまで育てると派生する。しかし必ずしも覚醒するわけではない。基本属性の適性はあっても中位属性の適性がない場合もあるからじゃ。それについては運がなかったと諦めてしまうしかない。
次にその上に上位属性じゃ。コレには複合属性も含まれておる。
上位属性
陽魔法-炎魔法の派生
海魔法-氷魔法の派生
空間魔法-雷魔法の派生
地魔法-磁気魔法の派生
時魔法-聖光魔法と暗黒魔法の派生
再生魔法-回復魔法の派生
深淵魔法-影魔法の派生
となっておる。まあこの上位属性達はもはや半ば伝説であろう。こんなものを習得しているわしが言えたタチではないがこんなものは…必要ないじゃろう…。まあこの上がさらにあるという噂もあるがの。
次に魔法適性なしでも使える魔法がある。それは無属性魔法と生活魔法じゃ。無属性魔法には一つしか魔法が存在せん。そのことに関しては第十一章で詳しく解説する。
生活魔法に関してはそこそこの数の魔法があるがこれは簡単な基本魔法の詰め合わせをそう呼んどるだけじゃ。水を出すとか火をつけるや土を出すなどなら適性を持っとらんくても使えるからの。
<サツキと全知神>
(結構たくさんあって興味を引かれるけど私は風魔法と闇魔法と一応古代魔法の適性しかないからな〜。磁気魔法とか回復魔法とか結構欲しかったのにな〜)
(この本の作者は彼だったか…こんな本がこの図書館にあるなんて僕の眷属は一体どこを探してきたんだ?もしかすると禁書庫かな?この本は彼女が読んだら封印したほうがいいかもしれない。今のほとんどの生物は上位属性なんてほとんど知らないと思うし、中位属性を上位属性と勘違いしているからね。まあ彼の時代ですら伝説だったんだ。今なんて存在が知られていなくてもおかしくないだろう。…この知識も今じゃ毒になっちゃうからね。まあ彼女は異世界人だし何より暗殺者だ。情報をホイホイ人に与えたりしないでしょ。この知識は抵触しないしね)
サツキは手に入れられない魔法に思いを馳せると次の章を読み始めた。
自分結構設定書くの好きなんですよ、楽しいから。
しっかり地盤固めたいのでこれから何話かはこんな感じです。
色々伏線張ってるんで楽しみにしておいてください。
まあ回収はだいぶ先になりそうですが汗
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次回も本編です




