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バケモノに至し暗殺者  作者: ヤヒド
冒険者編
40/115

ターン制と眷属

お願いします

今回短めです

「……」

「……」

「待ってるんですけど?」

「えっ!そうなの?ごめんごめん、まだ君のターンなのかと思ったよ」

(…ターンって何?)


彼?が謎理論のターン制で動いていることはさておき私はこの状況の打開をするため、出口と目的の本がある場所を知っていそうな彼?に質問をすることにした。


「えっと…今私困ってて、この図書館?神殿?も地図を教えてもらったり出来ませんか?」

「え?別にそれくらいいいけどなんで司書に聞かなかったの?」

「いやそれは…」


彼?はそれだけで()()()らしく私の方をニヤニヤ見ながら


「君って結構抜けてるね〜♪」


と言ってきた。

ここで口論しても話が進まないので私はグッと堪え静かに情報の開示を待った。


「それじゃあ僕がパッと取ってきてあげるよ。まあ僕がっていうか僕の眷属がだけども」

「眷属が何かはわからないですけど…お願いします。欲しい本はこの世界の歴史系統の本と魔力、魔法についての本最後にこの世界の常識等が載っている本をお願いします」

「君なかなか欲張るね。まあ知恵の神としては歓迎すべきことだけども。それじゃあ少し待ってね」


少し待つと通路の向こう側から一冊の本が飛んできた。


「これは?」

「こいつは僕の眷属でこの図書館の管理聖霊であり知恵の聖霊だ」

(属性多くね?)

「多いね、まあ役に立つよ。喋れないけど」


どうやら図書館にいるからか知恵の聖霊だからかはわからないがこいつは本に憑依しているようだ。


「それじゃあさっき彼女が言ってた本を取ってきて。全部分かりやすくておすすめなやつにしてね」


そう彼がいうと本はまたすいーっと飛んでゆきすぐに見えなくなった。


(あの聖霊も()()()()()()()()()()()()()なんてプレッシャーかけられて大変だな)


なんて考えつつその考えを読み取って彼?がクスッと笑うのを見ていると、自分の体の上にたくさんの本を載せた本が飛んできた。


「いい子だ。ちゃんと持ってきたんだね、少し力を上げよう。また片付ける時も来てくれ」

「本を持ってきてくれてありがとう」


彼?は本に向かってなんらかの力を注いだ後、本は私の礼を聞き再び飛んでいってしまった。


「それじゃあ読んでいいよ」

「じゃあ読ませてもらいます」

「君はまず何から読むのかな?ワクワクするね」


そんな期待を横目に感じながら私はまずこの世界で生きる上で最も自分の安全を買うことになるであろう、魔法と魔力についての本を読み始めた。

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次回も本編です

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