歩く情報漏洩と抜けてる子
お願いします
(おーここがこの街の図書館か)
私は親切な街の人たちに図書館の場所を教えてもらい、無事に到着していた。
(大きい街だけあって中々大きいなあ)
図書館はこの世界に来てから見た建物の中で2番目に大きく(ちなみに1番目は領主の館)この街ができてしばらくして出来たそうで、150年ほどの歴史があるそうだがそんな時の流れを感じさせないように綺麗に磨かれた立派な石で作られていた。
(やっぱり重要な場所だからか周りに結構な数の警備員がいるな)
警備員達は皆かなりの実力者のようでパッと見ただけでも良い遊び相手になることが分かった。
(じゃあ行きますかね)
私は図書館の階段を登り扉を開けて中に入ると正面で座って作業をしているお姉さんの方へ歩いていった。
近づいても集中しているのか反応がなかったので、
「こんにちは、図書館を利用したいのですが…」
と声をかけるとガバッと顔を上げてこちらを見てきた。
「あっすみません、集中していたもので…私集中すると周りが見えなくなってしまうんですよ。この間なんか定期報告会で配られた資料を…」
「ストップ!ストーップ!それ私が聞いていいのか分からないので…」
「ああそうですよね、本当にすみません。喋るのでも集中してしまうので、つい昨日も私を引き抜きに来た貴族の方に…」
「やめましょうね?」
「はい、やっぱりこうなって…」
「シー」
多少脅して止めてしまったが大丈夫だろうか?それにしてもかなりアホなのか天然なのか…簡単に口を割って言わなくてもいいことを言ってしまいそうだ…
「…では改めて、図書館の利用をしたいのですが?」
「…はい、それではまず入館料の1万ミムをいただきます」
(お?なんか急に雰囲気変わったぞ?…ああこれは仕事に集中しているのか…それにしても結構高いな。まあ維持費とか色々かかるんだろうな)
私は考えるとすぐに彼女に一万ミムを渡した。
(そう言えばこの人の名前知らないな。まあいいか後で)
「はい、受け取りました。次に保険料の1万ミムをいただきます」
「え?保険料って何ですか?」
(何それ?さっき渡したのは何だったの?)
「保険料は万が一本を破くなど本が傷ついてしまった場合にその保険料で補填するためのお金です。傷つけなかった場合は一万ミムをそのままお返しします」
(あーそういうアレね)
「分かりました。つまり傷つけなければいいんですね?」
「はい、そうです」
私は一万ミムを再び彼女に渡した。
「それでは規則についてお話しします」
「はい」
「この図書館の空いている時間は朝の7時から夕方5時までです」
(時の数え方は同じなんだ)
※「混沌神の加護」により理解できているだけのため実際は異なる
「本は粗末に扱ってはいけません。傷つけた場合、聖霊から知らせが来るためすぐ分かります。奥の方にある「禁書庫」のは立ち入り禁止です。入った場合、魔法による記憶の消去と未来永劫この図書館への立ち入りを禁じます」
(怖すぎない?何その魔法。絶対悪影響あるでしょ。っていうか聖霊って何?精霊じゃないの?まあとりあえず「禁書庫」近寄らんとこ)
その後は大声を出さないとか日本でも当たり前だったルールが説明されて最後に
「本の貸し出しはしていませんが、紙とペンの貸し出しは行っているので内容を持ち帰りたい場合は書き写してください。紙は一枚2000ミム、ペンは1日3000ミムです」
(貸し出しないのか〜、書き写すしかないね)
「分かりました。それじゃあ紙を一枚とペンを一本かしてもらえますか?」
「はい、5000ミムです」
私はお金を払うと紙とペンを受け取った。
「ペンは帰る際に返してくださいね。返さなくてもわかるので」
(怖い、怖いよ)
「ありがとうございます、それじゃあ探してきますね」
「行ってらっしゃい。あっ!後ここかなり広いので迷わないようにしてくださいね〜」
「は〜い!」
私は図書館の奥に向かって走り出した。
「あっ!走らないでください〜!」
「はい!」
……
「…あの子どんな本がどこにあるのか分かっているのかな?聞かないで行っちゃったけど…」
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「やっと来たね。どんなことを教えてあげようかな〜」
基本誰かわからん人は<??>なので別に「?」の数で名前の長さが変わったりしません。
次回ちょっと別視点挟もうかなーと考えてます。




