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バケモノに至し暗殺者  作者: ヤヒド
冒険者編
34/115

有言実行と目的地…

お願いします

私とおじさんは世紀の発見(一般常識)を駆使しながら(駆使したのはおじさんのみ)劣等(インフェリア)亜竜(ワイバーン)の血を消していった。

しばらく黙々と作業をしていると(私はなにもしていないが)私達に声がかかった。


「サツキさ〜ん、バルドルさ〜ん。劣等亜竜の角の鑑定が終わりましたよ〜」

「お!嬢ちゃん鑑定が終わったみたいだぜ。俺は後この汚れだけ取っておくから取りに行ってくれ」

「取りに行くのはいいけれどどうすればいいの?」

「どうするっていうのはどういうことだ?」

「報酬の分け方のことだよ。おじさんがアレを倒したけれど私にも何割か貰う権利はあるでしょ?」


おじさんは少し苦笑しながら、


「ちゃっかりしてるな。まあいいぜ、半分ずつにしようか」

「いいの?私に取ってはだいぶ得だけど…」

「ああ問題ねえ、正直全額あげてもいいんだがそれじゃあ納得しなそうだしな」


そういうわけで取り分が決まると私はアニカさんの元へ向かった。


「取りに来ました」

「はい。それでは劣等亜竜の角が2本で6万ミムです」


中々金になったようだ。まあ私が1人で遭遇したら主に打点がないという意味で苦戦すると思うしこんなところかな。


「了解です。後お願いなんですけど報酬を半分ずつに分けてもらえませんか?」

「いいですよ。それじゃあ少し待ってくださいね。後サツキさんが受けた薬草採取の依頼は今日が期日ですけど大丈夫ですか?」

「は、はい大丈夫です。ついでに今してもらっても大丈夫ですか?」

(ふうー危ない。実は期日を忘れてましたなんて言えないぜ)

「大丈夫です。それではここに薬草を出してください…1、2、3、4、5…はい!オッケーです。それでは依頼達成料の5000ミムです。それとこれが劣等亜竜の角代です」

「ありがとうございます」

「はい!頑張ってくださいね」


アニカさんからお金を受け取りおじさんのところへ戻ると掃除を終えたおじさんが先ほど絡んできた冒険者達を殴って気絶させていた。


「何やってるの?おじさん」

「見りゃわかるだろ?有言実行してるのさ」

(いやそういうことではないんだが…)

「まあいいや。おじさんお金もらったから投げるよ。3万ミムね」


私はおじさんに向かってお金が入った小袋を投げるとおじさんはそれを大剣のつかで引っ掛けるように受け止めた。


「おお〜」

「見なくてもこれぐらいわ余裕だぜ」

(なんかイラっとするな)

「それじゃあおじさん。私はこれから行くところがあるからまた今度ね」

「おう!今度会うときには絶対に「おじさん」よわばりさせねえからな」

「ん〜…それは無理かな」

「何で「バイバイ〜」


私はおじさんを無視して外に出ると目的地である図書館に向かって歩き出した。


……


「えっとその…図書館ってどこにありますか?」


…そんな目で見ないで。

彼女は抜けてます。色々。

次回はもしかすると別視点

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