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バケモノに至し暗殺者  作者: ヤヒド
冒険者編
113/115

無きことが良きこと

英検終わったからちゃんと投稿します、ごめんなさい

サツキは学園長に割り当てられた学園内に存在する「女性教師専用宿舎」に向かいながら、サツキの疑問を潰すように配布された「2年生指導要項〜1ヶ月実習〜」と銘打たれた資料と「学園注意事項」を読んでいた。


(あの学園長、きっと質問攻めにされた経験でもあるんだろうな。非の打ち所がない資料だ、全部丁寧に説明されてる)


サツキはその資料の中から学園長の苦労を見出しつつも本当にしたかった質問ができなかったことを残念に思っていた。


(まあ大方、弟のギルマスから聞いたんだろうけど…きっとそれだけじゃ説明がつかないぐらい知ってそうな雰囲気あったな…まあ、結局困るのはカイロスのギルマスと隻眼のおじさん、ブレイだけだし…まあそれでも一応カイロスのギルマスに言っといてあげるか)


雇われたものとして一応情報はくれてやるというスタンスのサツキは後で手紙を着払いで送ることに決めた。

そしてそんなサツキの様子を見ていたポルプは再び彼女が自分の世界に入っていることを確信した。


(う〜ん、サツキさん資料読みながら僕についてきて尚且つその内容を理解しているのか…すごいなあ。僕もできればもっと仕事が早く終わるのに…)


そんな羨望の眼差しを向けられているサツキは資料の内容のまとめに入っていた。


(つまり2年生で今回の1ヶ月研修で行うのは、1年から引き続きの「個人戦闘技能」と「小集団戦闘技能」になるわけだ…ん?これって体力作りも含まれるのかな?いや、流石にやってるか?でも集団戦闘ってどのタイプなんだろ)


この集団先頭のタイプについて資料に書かれていない事は決して学園長の落ち度などではない。それだけはここに明記する。


(軍隊タイプの全員を平均的にならして運用するやつなのか、個人個人の長所と短所を補うように嵌め込んで対処させるようにする凹凸タイプなのか…)


つまりサツキが言っているのは、人材としての人を全員平均的な数値の技能、戦闘能力にしムラをなくすやり方なのか、それとも互いをフォローし合うようにしてお互いを固め合うやり方なのかということだ。


(まあ楽なのは後者だけれど…まあぶっちゃけ私本来の依頼これじゃないし楽なほうでいっか)


…2年生のS及びAの生徒は歓喜に震えるべきであろう。今この瞬間恐ろしきサツキの軍隊作製法から逃れることができたのだから。


ここで一つ、サツキの生家である死飼家には下に分家や抱えられた家がたくさん存在しその中で突出した実力者以外は皆、この軍隊タイプの訓練を受け立派な暗殺者となっている。果たしてそんなにも大量の暗殺者が必要なのかは、甚だ疑問ではあるが一つはっきりとしている事は死飼家に飽くなき権力への欲望がなくて良かったというただそれのみである。

休み来ねえかな


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次回も本編です。

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