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翌朝、一晩寝ても和花の心はすっきりとしなかった。昨日あんなにあっさりと別れたのに、秀人は変わりなく和花を迎えに来る。それが嬉しいはずなのに、なかなか心がついていかないでいた。


「なぎささん、ちょっといいですか?あの、少し相談がありまして」


「オッケー!今日飲みに行こう!」


まだ内容を何も話していないのに、なぎさは和花の様子から恋愛絡みだと読み取り勝手に話を進めていく。


「いや、そんな、旦那さん大丈夫です?」


「大丈夫大丈夫!久しぶりに和花ちゃんと飲みたいしね。和花ちゃんこそ、ちゃんと佐伯くんに伝えておきなよ」


「あ、はい」


なぎさに押される形で、久しぶりに二人で飲みに行くことが決まった。


なぎさと飲みに行くなんて、いつぶりだろうか。先日カフェには行ったがほんの短時間だった。今回は飲みの席だ。腰を据えてゆっくりと話ができるかもしれない。和花はアルコールに強くはないが、飲むことは好きな方だ。相談事があるにしてもなぎさと飲みに行くことが楽しみになってきて、和花の心は少しばかり弾んだ。


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