表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/100

041

司会がマイクを取り、お色直しした新郎新婦が再び入場してくる。入口にスポットライトが当たり、わあっと歓声があがった。


「……なぎささん、綺麗」


和花の呟きに秀人も頷く。

仕事中の明るく騒がしいなぎさも綺麗だと思っていたが、やはり今日は特別感がある。

そのまま余興が始まり、先程の二人の会話はどこかに忘れ去られてしまった。


食事もそこそこに、ビンゴカードが配られ唐突に始まるビンゴゲーム。豪華景品が用意されているということで、和花と秀人も真剣にビンゴカードと向き合う。


「え、ビンゴだ」


「えっ、本当?橘さん、すごい」


「わわ、びっくりしました。そんなことってあるんですか?」


「日頃の行いがいいんだよ。ほら、景品もらっておいで」


秀人はそっと和花を促す。和花は席を立ちつつ、秀人が柔らかく笑うところを初めて見た気がして知らず知らずのうちにドキドキと鼓動が早くなっていた。


(今日の佐伯さんは何だかかっこいい……)


そんな気持ちが芽生え、そのことにも自分自身動揺してしまうようだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ