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「橘さん、今日のベンダーとの打ち合わせ15時からなんだけど、エスコート頼める?」


同僚である高柳からの指示に、和花はすぐにメモを取る。


「あと資料も四部頼むよ。詳細はメールしておいたから」


「はい、かしこまりました」


すぐにパソコンでメールを確認し、フォルダのリンクを開ける。チーム内にシェアされている資料を確認し印刷してクリップで留めた。


改めて棚橋からのメールを確認すると、今日の訪問ベンダー名はHOKUTOシステムズと書いてある。


とたんに心臓がバクンと音を立てた。


以前嫌な思いをした、非常に馴れ馴れしい男、三井がいる会社だ。慌ててメール内容を追っていくと、今回の訪問人数は二名となっている。

和花はほうっと、胸を撫で下ろした。


(大丈夫、できる)


心の中で何度も自分に言い聞かせる。

今日はあの男と二人きりではないのだ。


和花の緊張とはよそに時間は刻一刻と流れていき、その間ずっと落ちつかない気持ちで仕事をこなしていた。



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