表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/100

020

「私はね、橘さんが心配だよ。いつも一生懸命で頑張っている。でも頑張りすぎているところもあるんだなぁ。娘を見る気持ちで接していたけど、あまりあれこれ言うのもセクハラになっては困るからね。難しい世の中だねぇ」


「確かに、聞きづらいことですね」


「佐伯くんもちょっと気をつけて見てやってくれないかな?」


「はい、できる限り配慮はします。もしかしたら何か抱えているかもしれませんね」


「管理職ってのは大変だよねぇ。私はあと半年でゆっくりさせてもらうけどねぇ」


林部は柔らかく笑いながらビールを煽った。


林部の仕事のやり方だけでなく人を慮るところ、そういう面に胸を打たれて秀人は林部からのオファーを受けた。同じ管理職になるならば林部のような存在になりたいと秀人は思う。


秀人はテーブルの端にちょこんと座る和花を見る。女性社員、棚橋小百合と隣同士和気あいあいと食事をしている。その姿は至って普通だ。


そんな彼女に何があるというのか。

何を抱えているのだろうか。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ