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ゴブリンの村

本当に遅れて申し訳ありません

「ルーク近くにある森の中に多数の魔物の反応があるよ」


街から出てすぐにセラフィがゴブリンの場所を探知してくれた

どうやらこれもセラフィの能力らしい


「数はどれくらいいる?」

「う〜ん密集しててわからないけど最低でも100はいそうだね

でももっといるかも

それに大きな魔力の反応もあるからもしかすると上位種もいるかもね」

「やっぱり少しじゃないね

もしかするとゴブリンキングかもしれないみんな気を抜かずに行こう」


僕たちが森に入るとすぐにゴブリンに遭遇した

僕が剣でルークが魔法でそれぞれ討伐した

どうやら他の二人はそれぞれミカエルが魔剣士、セラフィが魔法士と回復要員の掛け持ちという配置らしい

とりあえずは僕とルークが討伐して撃ち漏らした敵をミカエルが倒すセラフィの指示に従って進むという方法で進んでいると


「やっぱりあったよ」


ルークの指差す方向にはゴブリンの村があった


ゴブリンの村には目視できるだけで100、出払っている奴らと倒した奴らを合わせると余裕で200は超えるだろう

依頼書のおよそ4倍の数普通のパーティーなら全滅必須だ


「あの真ん中に大きな魔力反応がある

おそらくこの村の主であるゴブリンキングだろうね」


索敵をしていたセラフィがそういうと


「それじゃあセラフィと僕で魔法を放って残ったやつを近距離戦で仕留めていこう


ルークがすぐに作戦を立てた

作戦としてはシンプルだがまだ連携に慣れていない僕たちのパーティーではそちらの方がいいだろう

するとルークとセラフィが同時に無詠唱で魔法を放った


「ウインドサイクロン」

「エアスラッシャー」


二人とも風魔法を選択し、ゴブリンを周りの木ごと切っていく

二人の魔法によってほとんど見える限りのゴブリンは殲滅されていた


すると、奥にあった祠の中から周りのゴブリンより格段に大きなやつが来た

どうやらほんとにゴブリンキングがいたらしい

周りのゴブリンとは明らかにオーラが違う


「あいつがゴブリンキングだよ

気を抜かないでね

他のゴブリンとは力が明らかに違うから」


「アイスショット」


セラフィが魔法を放つが全く効いてない


「やっぱり効かないか」


セラフィは効かないとわかるとすぐに魔法を切り替えた


「エアカッター」

「ファイアーブラスト」


ゴブリンキングはあまり聞いてない様子だが数が多くて少しずつ効いてきてるみたいだ

すると、セラフィに標的を定めた

他のゴブリンたちもセラフィに一気に襲いかかってきた


僕たちはそのゴブリンたちを片付けてセラフィのサポートをしていく

そして他のゴブリンが全部いなくなったところを確認して

僕とルーク、ミカエルが飛び出した


一気にゴブリンキングに接近して首を狙う

二人は僕に譲ってくれて腕を狙った


ゴブリンキングは僕を殺そうと腕を振り回そうとしたが、


「よっと」


ズドーン


ルークとミカエルがゴブリンキングの腕を切り落としたことでそれができなくなった

すると、ゴブリンキングは腕を切り落とされたにも関わらず僕の方に突っ込んでくる


「ギャァルルルゥ」


「ノア危ない」


セラフィが声をあげるが


「むしろ突っ込んできてくれて助かったよ」


そう言って剣に火炎魔法「ファイアーフレイム」を剣に纏わせた

しかし、剣はいつも使っているものではないため魔法の熱で少しずつ溶けている

それを見た僕はこの一撃で終わらせることを決め、近づいてくるゴブリンキングの首に狙いを定めると


「ストームバースト」


自分の後ろで空気の塊を爆発させて一気に加速した

すると、ゴブリンキングはこちらが消えたように見えたらしく周りを探している

僕は好都合と思いゴブリンキングの懐に入り込み


「やぁ」


そう言って首に向かって剣を振るった

剣を振り抜くと少し手応えがあったがスムーズに振り抜けた

そして着地するとすぐに大きな音がしてゴブリンキングの頭が落ちた


すると、みんながこちらにきてくれた


「ノアすごいよ」

「お疲れ様」

「ノアさんさすがですね」


そしてみんなが褒めてくれて僕は照れくさかった

今まではどんなに頑張っても誰にも褒めてくれず淡々と仕事をこなすだけだったのだが、今はこうしていろんな人が褒めてくれる

僕はそのことを嬉しく思っていると


「だけどあの魔法を剣に付与するのはすごかったな

でも、剣が炎に耐えれてないね」


ルークが僕の魔法剣を褒めてくれて、剣が魔法に耐えられていないことに気づいてくれた

そして少し考えると収納魔法を使い一本の剣を取り出した

それは白色が基準だが周りに青色の装飾がある程度されており、とても高そうな剣だった


「ノアこれからはこれを使ってよ

僕のコレクションの一つだけど使わないから

でも、多分これならノアの魔法にも耐えれるからいいと思うよ」


そう言ってその剣を僕に渡した

ミカエルやセラフィは何も言わなかったがおそらくものすごく高価な剣なんだろう

だけどここで断って魔法剣を使わずにマシでまといになる方が嫌だから素直に受け取ることにした


「ありがとう」

「うん、僕も使わないでとっておくよりもノアに使ってもらう方がいいよ」


そうして僕はその剣をルークから受け取った


お読みいただきありがとうございます




面白かった。


続きが読みたい




などと思っていただけたら


これからも頑張れるよう下の


☆☆☆☆☆を★★★★★にしていただけると嬉しいです




またブックマークの登録よろしくおねがいします


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