模試
「ふああっ」
朝6時 珍しく勉強をしている これから大津市の総合会館で統一模試がある ママが階段を上がってやってきた 「そろそろ出発するよ」正直眠い 眠い目をこするながら会場へ行く竜 「竜いってらっしゃい」 妹が手を振っている 車は近くの交差点まで向かっていく「頑張ってね 高校にかかってるんだから」 うん高校受験を受けに着てるんだ俺は... くそねみ
朝から兄貴に起こされる 「峻 模試だぞおきてるか? もしもーし?」ノートを片手に家で少し勉強をはじめた 「兄さんはどうするの?」「あれだな...試験監督のバイトに行ってくる」「いってらっしゃい」ということでケントは統一模試の臨時要員として先に会場に向かっていくのだ...「それにしても遠いなぁ...」大津市全域から集中するんだし...階層ごとに受験時間が違くて大変だよな 「兄さんじゃあまた会場で会おうね」「会えるといいね!」 自転車で向かっていった兄貴 それについていく俺 「会場はたしかあの総合会館か...」 自転車にうとうとしながらのって向かっていった...
ジジジジジジジジジジジ アラームが鳴る ドアが開く 「あの元哉 ハル 統一模試だよおきて」大知に起こされる弟二人 そういえば今日は統一模試だったな...「お兄ちゃんは試験監督しに行ってくるから先に会場に行ってるよ」 「あのお兄ちゃん僕まだ受験できる年齢じゃないんだけど...」ハルが眠そうに聞いている 「兄ちゃん朝食食べて!」元哉が出発した大知に怒鳴りつける 「パン一枚でもいいから!」 その声で一瞬だけ戻ってくるおにいちゃん 「あはは じゃあ行ってきます 元哉も会場で待ってるね」ハルちゃんお留守番お願い 「あ 元哉誰か行く人居なければちょっと早いけど車乗っていく?」「あ じゃあお兄ちゃんお願いする」元哉はハルを家に置いて大知の車で会場に向かっていった
試験会場
「でかいな」大知が見上げる 「上に登ったら眺めよさそう」 「お兄さんも試験監督の臨時要員?」ケントが話しかける 「うん」 二人は記念に連絡先を交換して中に向かっていった 会議室丸ごと使用した試験監督者の詰め所 いわゆる本部だ 「おはようございます」色々書類をもらった 3階から8階まである ケントは5階 大知は6階という...
数分後 竜いってらっしゃいと言われて 歩いて会場に向かう竜と自転車で追いつく峻 すでに会場の入り口に座っている元哉 「おはよ竜」「おはよ峻」 会場に入場していいということで大勢の中学生がエレベーターに詰め込まれていく ブーーーッ エレベーターのブザーが鳴ったり... 誰かが ごめん誰か降りてって言ったり 各階の案内人によって試験部屋の案内がされる 「6階... 峻は何階? 5階か... 終わったら正面入り口前に集合ね」「おうよ」 「俺は6階か...」エレベータを降りて会場に進んでいく
椅子が少し心小さい 「あの 大きい椅子有りますか?」元哉が声を上げる 試験監督が入ってくる 「あ!」「ごめん元哉 大きいすはないから我慢して」兄さんが試験監督の部屋に配属されてしまった 何やら試験監督と生徒が喋り合っている姿を横目に座って指示を待っている竜 すごく眠い 峻は記載されている部屋に入ったら作業中の兄貴を見かけた 「兄さん...」その声でケントは振り返った 「お 峻じゃんテスト頑張れよ!」「分からなくても教えないからな!」
案内放送が流れて 各試験官が生徒にテストを配布していく 志望校マークシートとか色々ある 大津市内や 銀河鉄道線沿線 それ以上の地域 だいぶ離れたとうきょうという土地などいろんな高校が書いてある 「やっぱここにしようかな... 府武電車区の隣にあるっていうだけで選ぶ竜 「大津府武は隣だし...大丈夫だよね...」 元哉は鉛筆でほっぺをこすりながら志望校を選んでいた...「学校か... 兄ちゃんと同じ学校にしよ...」峻は「へえ どこでもいいや」マークシートを適当にマークする...やめようね
1限目 数学... 案の定竜は めまいがしてそのまま眠りついてしまった 数分おきに大知に 「...お兄さん どうした? 外で休む?」と聞かれながら顔を横に振ったりしていた 元哉は数学より図形をフォトこびーし始めた 元よりバスを書いている... まじめに受けようね... 峻はボーっとしている...
2限目 国語 竜は読み更けている 峻はすぐに終わらせて(あなあき)寝ている 元哉は何かしている...
そして統一模試が終わり 生徒が家に帰るように催促される 試験監督に話しかける人を見ながら 仲がよさそうだなと …まてよ見た目が近い...兄弟か? いいなぁ... 竜はエレベーターに向かうために教室を出たら 長蛇の列に飲まれた... 元哉は大知と駄弁っている 峻はケントと駄弁っている エレベーターが十数往復した後 やっと竜が乗れた... 「はあ」 その十数分後に峻がやってきて お互い帰路につき始めた 「ねえあの問題なんて書いた?」「へ?やってないよ?」 話にならなかった... 「あの峻中卒になっちゃうけどいいの?」「竜こそ数学はやったの?」「ギクッ」
元哉は 大知に先に帰ってるねっていうことで家に帰った
試験監督が 会場の整理を終え おひるごはんを食べて報酬を頂いた 日当15000円…大津市全域から一斉に集めるから ってことで高かった
「あの もしよければこの後昼食いに行きませんか?」ケントが聞いてくる 大知もこれじゃあ足りないからいいかもね ってことで二人はどこかの食べ物やに向かっていった 「へえ ケントさんって紅茶が好きなんですね…」おいしいから飲んでで見ろっていう...「俺は甘ったるいのは嫌いかな...」ふたりは色々な話をしながら 各自帰路に就いた...
「あ なんか高架線作ってる... 銀河鉄道 仮称大津支線 建設中」「新線でも作るのかな...」路線図が貼ってある 大津駅から分岐してと 大津南口西谷神原市中央駅を建設するのか... 丁寧に全駅に仮称と書いてある 仮称だしこんな駅名あってたまるかという感じで家に帰った...