表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
若き魔界幹部の悩み  作者: 耕眞智裕
か弱き女王の悩み
59/69

10 浅広き世界書(ナロウ・ブック) Ⅸ

固い握手を交わす二人の女性への、響き渡る歓声。鳴り止まぬ拍手。


 だが俺には腑に落ちないところがある。

 当然の事だが、あまりに都合が良すぎる。だって、あのタイミングで“暴走する操り糸”を使えるのかっていう話。みりあさんが指摘したように通常『ストラテジーカード』は複数枚積まない。にもかかわらず、彼女のデッキには最低三種、しかも“暴走する操り糸”は二枚以上投入されている。岡目八目というのか、カード初心者だからこそ興奮の波にも乗れず、俺は疑いの目を向けてしまうのだ。

 それともう一つ。関係のない事だが、気になる事がある。

 人形だ。俺の前に大人しく座る人形“リカちゃんさん”の事だ。

 いつもなら「流石は主様です。私信じておりました」と過保護な緑のエルフ少女みたいな事を言うのに、このタイミングでまさかの無言。

 寝ているのかとも思ったが、時節首をコリコリ動かしている様を見るとそうでもないようだ。


「…………」


 俺は真相を探求すべく、彼女の顔の近くに自分の顔を寄せ、人形の気持ちになってその視線の先を見つめる。


(…………ナナミさんヴァサーゴ、そしてバービーさん)


 人形の視線は最初主の元へ、次に相方へ。

 相方の方も浮くくらい周りとの温度差がすごく、呪い人形のようにこちらをじっと見つめている。


「――な、何をしていますの?」


 顔を近づけすぎたか、リカちゃんさんが慌てた様子で振り向くと、手をジタバタさせた。


「わ、わわわわ」


 明らかに怪しい反応。表情は変わらないが、手足が「ヤバい」っていうのを如実に表現している。

 誰がどう見ても人形コイツら何かを隠しているのは確定的に明らかだ。


 そこで俺はここに入ってからの人形達の行動を思い返してみる。

 リカちゃんは俺達と行動を共にし、ヴァサーゴ応援の席に着いた。

 対してバービーは知らぬ間に俺達から離れ、しれっと対戦相手側の応援席に座っていた。そう言えば、予選サバイバルの対戦の時もリカちゃんは俺達の傍にいたが、バービーはいなかった。

 俺がみたところ、怪しいものを持ち込んだ気配はない。

 こいつらは一体何をしでかしたと言うのか……


「…………あっ」


 考えを巡らせる過程で目に入った“手にした双眼鏡”。

その存在が点と線を繋げるきっかけを与えてくれた。

『ヴァサーゴの圧倒的強さ』『対戦者が残した「まるで私の心の中を見られているようだ」という言葉』『人形たちの不可解な行動』

その全てが合わさり一つの結論を導く。


即ち、『サイン盗み』ならぬ『手札盗み』だ。


相手側応援席にいるバービーが相手プレイヤーの手札を読み、それをヴァサーゴの手札を見ているリカちゃんが何らかの方法でヴァサーゴにアドバイスする。

だが、これは憶測に過ぎない。しっかりとした証拠があるわけでもないのに断定するのは問題だ。


「ねぇリカちゃんちゃん。

 もしかしてさ。今さぁ、バービーちゃんと通じて――」


「なななな何の事でございましょう? べ、別に私たち小学生扱いされたのを根に持って手段を選んでられない! 相手の手札を読んでチャチャっとしれっと主様に知らせる!!とかそういう事はして無いんやからね!! 勘違いしないでよ!!」


(ヤベエヤベエ…… 馬脚が自分から姿を現した。

 もうこれ認めているのと同義じゃん。キャラ崩壊しているし)


 図星のようだ。俺達はどうやら恐ろしく危ない橋を渡っていたようだ。


「ところでそれはそれとして、君たちどうやって意思疎通していたの? テレパシーとか?」


「何を仰っているの? テレパシーに決まっているじゃない。

 あ、あと、私達何もやましい事なんてしていないでござるよ? よ? よ?」


「テレパシーが使えるなんて最初に言って欲しかったなぁ。これじゃあまるで都合に合わせて属性を追加したみたいじゃないか」


「おかしなことを言いますね。

 私最初からテレパシーを使っていたじゃないですの? 今もほら」


 人形は表情を変えない。顔は塗り固められたように動かない。


(……なんかどうでも良くなってきたなぁ)


 俺は大きく溜息をつくと、身体を客席の背もたれに押し付けた。

 考えてみれば、人形たちの汚い手が無かったらここまで来られてすらおらず、必要な事だった。そう信じたい。


「それで。ヴァサーゴはZIREズィレにも勝てそうなの?」


「あったり前ですわ! “私達”の力を以てすれば相手が誰であろうと朝飯前の昼下がりでしてよ!!」


 口を含め、固い顔を持つ人形だが、めちゃめちゃ口は軽かった。

 リカちゃんは自慢げにチート行為の片鱗を見せると、バアルに親指を立てて見せた。


「「「ZIREズィレ!! ZIREズィレ!! ZIREズィレ!! ZIREズィレ!!」」」


 人形との会話を終えると、会場は拍手からコールに変わる。

 勢いよく噴出するスモークと共にあの男が姿を現したのだ。


「ふにゃ? なによぉ……もう朝ぁ? ふわぁーー」


 点滅するライトに刺激されたのか、いい御身分の敗者が目を擦りながら欠伸をする。

 そしてくせ毛を揺らしながら左右に首を振ると首を傾げた。


「ヴァサーゴ。優勝したよ。今から表彰」


 夢から帰還したプチ浦島太郎に俺は三行で状況を説明した。




“優勝者ヴァサーゴ選手に主催者であらせられますZIREズィレ様より記念カードが贈られます!!”



 アクリルの板に挟まれた一枚のカード。それがこの大会のトロフィーであり、強者の証である。


「ヴァサーゴさん優勝おめでTOW!!

 君のような強く可愛らしい花にこそこれは相応しい」


 ZIREズィレのくさーい台詞と大げさな振る舞いにヴァサーゴは口元をヒクヒクさせる。


(ヤバいな、ジレットさんかなりイっちゃっている。早く何とかしないと、彼の名誉とか威厳とかが取り返しのつかない事になる)


 カードが渡され、拍手と光が優勝者であるヴァサーゴに向けられる。

 そして、俺達にとってはこちらが重要だが、ついにZIREズィレとの勝負の機会が訪れた。


“それではみなさん。お待ちかね……

 これより優勝者ヴァサーゴ選手と我らがZIREズィレ様による――

 メモリアルマッチを開催いたします!!!“


 無駄に広い会場の全ての空間が歓声に包まれ、俺達の周りには人が全然いない事を忘れさせる。


“無論勝負はAKIHAで最も格調高いゲームであるバトルモンスターズ!!”


 突然勝負内容を異種格闘技とかに変えてくる可能性があったが、杞憂だったようだ。バトルモンスターズなら勝てる。

 俺は親指を立てて人形に見せると、彼らの活躍への期待を示した。

 人形も返す様に親指を立て、「まかせろ」と示す。準備は万端だ。


“それではZIREズィレ様、席の方に――”


「いや、少し待ってくれ」


 司会がZIREズィレを勝負のフィールドに誘ったが、ZIREズィレはそれを拒否すると華麗に黒のマントを翻し、観客たちへと顔を向けた。


「僕は今までになく興奮している!!

 ここにいるチャンピオンの少女ヴァサーゴ選手との闘いに運命を感じるのだ!!」


 ZIREズィレの突然の言葉に沸き立っていた会場は突然の静寂に包まれる。


「だから今日だけは。今日ばかりは僕の我儘を許してほしい」


 ZIREズィレがそう言うと、突然天井が二つに開き、夜空が露出する。そして会場の照明は一時的に消され、月明かりだけが皆を照らす。


「運命的な戦いには、相応のステージが必要だ

 より熱狂的に。

 より情熱的に。

 より神秘的に。

 そしてより美しく。

 出でよ『スターライトフィールド』星空の見守る決闘場!」


 ZIREズィレが言葉を発する度、一つずつ会場の灯りが灯り、また、会場の一部が動き出す。

 会場中心にあったバトルフィールドがスモークを発しながら、少しずつせり上がり、ZIREズィレとヴァサーゴを天空へと連れ去る。

 そして二人の姿を捕らえる事の出来ない俺達の代わりに、せり上がった事により出来た巨柱に搭載された巨大モニターが二人の映像を映した。まさに二人だけの星空の決闘場だ。


ZIREズィレ様は本気ね。それに、すごく楽しそう」


 映像に映るZIREズィレの微笑みを見て、みりあさんも微笑んだ。

 

 一方俺の額には焦りの汗が滝のように流れていた。

 人形もまたカタカタと壊れた玩具のような微振動を繰り返し、汗が流れない代わりに焦燥を表現していた。


「ヤバいですのよぞ…… どうすっぺよ?」


(誰だお前!?)


 キャラ崩壊したリカちゃんさんに俺はそう思ったが、それは置いておいて確かにヤバい。上空のフィールド、俺達が見られるのは映像越しの様子。手札は飛翔しない限り見られぬすめない。

 つまり、虎の子のサイン盗みが出来ない以上、俺達に出来るのはヴァサーゴの勝利を祈る事だけ。意図があったかは不明だが。期待していたものが未然に潰された格好だ。





“ビュゥ……”


「レディ。ヴァサーゴさん――でいいかい?」


「はい」


 地べたであたふたしている二体と一人とうって変わり、夜風を受け、髪を揺らす二人の勝負師は優雅に言葉を交わす。


「このフィールドは気に入ってくれたかな?」


「え? えっと…… 少し寒いです」


「あはははは。正直だね」


 ZIREズィレは大げさに笑うと懐からカードの束を取り出し、ヴァサーゴの傍に置いた。そしてヴァサーゴもデッキを彼に預け、お互い相手のデッキをシャッフルする。


「君は僕を倒しに来たのだろう?」


「…………」


「大丈夫。マイクはまだ入っていないし、僕たちの声は風にかき消される。誰にも聞こえはしないさ」


「はい。あなたを倒しに来ました」


 ヴァサーゴは声を聞かれる心配なんてしていなかった。ただ目の前にいる男と同じ“勇者の敵”だった自分がこの場所にいる事に引け目を感じていただけ。

 けど、下で自分に熱い視線を向け、やたらと心配そうに手を振る仲間たちの姿を一目見ると、その様な引け目は露と消え、代わりに自分も勇者の仲間である事を自覚した。


「ふふふ。熱くなってきたぁ! 盛り上がってきたぁ! 僕が求めていた最高の展開だ!!」


 まるで漫画のような展開にZIREズィレは興奮する。そして指先をカードの束に当てると、まるで武者が刀を抜かんとするような体勢をとった。まさに戦いの構え。口先の会話はもう終わりでここからはカードで語るという勝負師の合図だ。


「勝ちます。みんなが待っているから」


 ヴァサーゴは目を見開き、語勢を強めて言い放った。

 そして戦いのゴングは鳴る。アキハ最後の戦いが始まったのだ。


「僕のターン! ドロー!!」


 ZIREズィレは大げさに一枚のカードをデッキトップから捲り、つむじ風を作りながら五枚ある手札に加えた。


「そして『モンスターカード』“A・K・Hアーク・カベイロイ・ハートドラゴン”を召喚!! ターン終了だ!!」


 出現したのは条件のいらない下級モンスターでありながら、上級モンスターである“パペットクィーン”と大差ないステータスを持った白銀の龍。


「何あれ?」


 俺はそのあり得ないカードの出現に思わずそう口にした。


「あれこそZIREズィレ様の象徴する超レアカード。

 世界に三枚しかないあの方専用のカードよ」


 俺の疑問をキャッチし、みりあさんは恍惚の表情を浮かべて、カードの説明をしてくれた。


「……ズルくない?」


「ズルくない。主催者権限よ」


「てか、何あの名前。A・K・Hアーク・カベイロイ・ハートドラゴンって…… 意味わかんなすぎて皇女でんk――俺の美しい顔が歪みそうになったわ」


「こまけぇことは良いのよ!! カッコいいでしょ? 神秘的でしょ? 強そうでしょ? そこが重要なの」


 ZIREズィレの戦いを見て興奮しているのか、みりあさんは冷静を欠きつつそう言った。確かに、名前なんて些細な問題だ。重要なのは、あのチートカードを出されてヴァサーゴに勝機があるかだろう。


(このターンに彼女が出来るのは下級モンスターの召喚、『ストラテジーカード』『ウィザードカード』の使用。ZIREズィレはクソチートにより、一足早く上級モンスターを出しているに等しい状況だ。こちらもそれに対抗できる戦力が必要だが、最低もう一ターンかかる。ここは『ウィザードカード』で誤魔化すしかないか)


 一ターン目から危険な状況だが、俺はまだ絶望していない。なぜならこの状況は決勝とほぼ同じであり、巻き返す事はいくらでも可能だからだ。

 ただ気がかりなのは、人形の支援が無いという事がどれだけの影響を及ぼすかだ。


「私のターン。ドロー

 “パペットソルジャー”を召喚し、ターンを終了します」


 ヴァサーゴは非力な盾を召喚し、ターンを終えた。


「僕のターン。ドロー!!

 よし、『ウィザードカード』“光龍の祝福”を発動。デッキから五枚手札に加える」


 『ウィザードカード』“光龍の祝福”の発動により、ZIREズィレはデッキから五枚のカードを丁寧に引き、悠々と手札に加えた。


「は? ズルくない?」


 こんなのツッコむなという方が無理だろう。異常すぎるアホカードの発動に、俺は自然と言葉が出た。


「ズルくないわ。ZIREズィレ様にだけ許されたゴージャスなカードよ」


 そしてみりあさんも俺がそう口にすると分かっていたかのように、間髪入れずにそう返した。

 正直言って、彼女の“ZIREズィレ様にだけ許されたゴージャスなカードよ”なんて言葉で納得は出来ないが、俺達もズルい手を使おうとしていたという負い目がそれ以上文句を言わせなかった。

 それに、あのカード“光龍の祝福”は確かにズルいカードだが、ヴァサーゴに勝機を与えてくれる可能性を秘めていた。

 即ち、決勝と同様のデッキ枯渇による勝利だ。“光龍の祝福”は手札を潤沢にするが、同時にデッキを五枚も削る。それはZIREズィレの命を縮めるものだ。


「ああ、そう。

 ZIREズィレ様は通勤快速さんみたいにドロー枯渇で負けるようなことは無いわ」


 俺の心を読んだかのように、みりあさんは突然語り始めた。


「あの方のデッキには、世界で一枚しかない超強力ウルトラスーパーミラクルストロングでアルティメットコズミックな最強カードが入っているの」


 重複している言葉とかツッコみたいが、俺は静かに彼女の話を聞く。


「『ウィザードカード』“ZIREズィレ大勝利! 希望の未来へレディー・ゴー”

 使用した時点でプレイヤーが勝利するというゴージャスなカードよ。デッキが枯渇する前にそれを引くことになるのだから、ZIREズィレ様の勝ちね」

 

(ガキかよ!!)


 “小学生が考えた最強のカード”を超えるクソチートカードの存在に、俺は心の中で叫んだ。

 特殊な勝利をもたらすカードはバトルモンスターズにおいてもいくつかあるが、それらは手札に特定のカードを複数枚集めるだとか、場において長いターン特定のカードを守らなくてはならないなどの極めて厳しい条件が課されているのだが、このガキカードは何と一切の条件が無い。一人だけジョーカーを引いたら勝ちみたいなルールでババ抜きしているのと同じだ。


 俺も流石に美しい顔を歪ませる。ヴァサーゴが勝てるヴィジョンが全く想像できない。


「A・K・Hドラゴンでパペットソルジャーを攻撃! 粉砕する!!」


「『ウィザードカード』“エレメンタルバリア”を発動し、攻撃を無効に――」


「甘い! 『ウィザードカード』“魔力吸収”を発動『ウィザードカード』の発動を無効にする!!」


 ZIREズィレが発動したのは『ウィザードカード』の発動を無効にしゲームから取り除くという効果を持ったカード“魔力吸収”。これによってヴァサーゴが発動した“エレメンタルバリア”は無効化され、A・K・Hドラゴンの攻撃はパペットソルジャーを貫いた。


「ターン終了!!」


 ZIREズィレはターンの終了を宣言し、ヴァサーゴに順番が回る。


「私のターン。ドローします」


 連戦連勝の自信からなのか、この危機的状況にあっても、彼女の表情は変わらない。


「“パペットガイ”を召喚します

 えっと、ターン終了です」


 だが、出来る手はなく、彼女に出来るのは盾となるモンスターを召喚する事だけ。

 

「僕のターン。ドロー」


 今の俺には“ZIREズィレのカードを引く行為”が怖い。もしあのカードが“ZIREズィレ大勝利! 希望の未来へレディー・ゴー”だったら、勝負はそこで終わる。そう考えるとハラハラせずにはいられないのだ。


「『ウィザードカード』“ドラゴンブレス”を発動。敵のモンスターカードを破壊する」


 どうやら例のカードは引けていないみたいだが、またも馬鹿な効果を持つカードのご登場だ。


「ズルくないわ。あれはあの方だけが持つスーパーエリートなカードよ」


 俺は何も言っていない。ただ不満そうな顔でみりあさんを見つめただけだが、彼女は反射的にそう言った。


「そしてA・K・Hドラゴンで相手プレイヤーに直接攻撃!!」


 盾となるモンスターのいないヴァサーゴに白銀の龍は青白い光弾を放つ。

 彼女の手札には“エレメンタルバリア”のようなカードも無いようで、光弾はヴァサーゴに直撃すると青白い炎を上げた。


「あ、これ使います。

『ウィザードカード』“人形爆弾”」


 強烈な直接ダメージを受けながらも、ヴァサーゴは自分へのダメージを条件とする『ウィザードカード』“人形爆弾”を発動した。その効果によりZIREズィレはデッキの一番上のカードを捨て札に送る事になる。


「承知した……」


 どうやら彼の手札には“魔力吸収”は不在なようで、渋い顔を見せると、デッキの一番上のカードを捨て札に移動し、表にする。


 捨てられたカードの名は――

ZIREズィレ大勝利! 希望の未来へレディー・ゴー”



「………………」


 四人の男たちが手を繋ぎ、光を纏うイラストが描かれたそのカードがモニターを通じて皆の目に触れると、会場は石化したかのように静まり返る。実際、みりあさんは石化したように口を開けて固まっていた。


 え? 俺? そんなん決まっているでしょう。指差して心の中で大笑いよ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ