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ひどい世界に飛ばされてしまった

目覚めると、あの時助けてくれた子と、俺と同じくらいの赤ちゃんがいた。



「あうあうあーう」(なんだ子持ちか)


とゆうかはやく歯生えてくんねーかな。

これじゃあやりたいことも出来ん。

とりあえずちょー絶不便。


「お、起きたか、拾ってきた赤ちゃん。」


突然遠くから声が聞こえたと思ったら、

寝起きに聞きたくない野太い声がちかずいてきた。


「おぉ、やっぱりかわいいな。………ジュルリッ」


あれ?いまなんかいった? 赤ちゃん状態は、耳もあまり聞こえない。とゆうか、

おぉ、これは日本ではなかなか見ないDQNヤンキーが、型にはまってるような人だな。

タトゥーもはいってるし。


「はぁーマジ天使。」


悪い人では、…………なさそうだな。


「今日からお前は俺らの家族だ。よろしくな!!」

「あうあうあうあうあー」(よろしくお願いします。)

「おぉ喋った。ははっ!」


すっげーぞ赤ちゃん、何しても喜ばれる

立ったら何言われるかな。

とりあえず立ってみるか。


「あっあっあうあー」(どっこいしょ、あれっ)


頭が重くて動けない、

赤ちゃんのときの記憶ないからわかんなかったけど、

こんな頭重いんだな。(足も細いし)


「なんだ?起きたいのか?

よしっ、じゃあよいしょっと、」


抱っこされた。

高校生にもなって抱っこされたとか

なんかこう…………、妙にこっ恥ずかしい。


「あうつあうっあー」(おろしてくれ!)

「なんだ?不機嫌か?」

「眠いんじゃないかしら。」


起きてから初めてお姉さんが声を発した。


「そうだな、よしっ、よいしょっと!」


やっとおろしてもらえたと思ったら、

また妙にこっ恥ずかしいことを………。


「ゆりかごのうたを カナリヤが歌うよ

ねんねこ ねんねこ ねんねこよ

ねーん 」


あれっ妙に眠くなってきた。

赤ちゃんの子守唄効果絶大だな。


子供ができたら子守唄たくさん聞かせよう。

そんなことを考えていたら、いつの間にか眠りについていた。




~~~~~~~~~~~~~~~



3ヶ月後、

この生活にもなえてきた俺だが、ついに念願の、


「あうあうー」(立てた!)


やっぱり立つ感覚を知っていればすぐだな。


「カシャンッ」


俺はビックリして音がした方を見ると、

お姉さんが、俺のために持ってきたであろうミルク瓶を盛大にぶちまけていた。


「立ってる?」

「あう?」(なんだ?)

「立ってるー!!!、なんで?えっえっ、?」

「あうあうあーあうあうあー」(あそっか、そりゃそうだよな。)


そりゃこんな生まれてから5ヶ月も立っていない、歯も生えていないようなやつが立ったら、ビックリするよな。


「どうした?」


おっとおっさんも来た。こりゃ、嫌な予感が。


「えぇー!!たってる〜ー!!?

こりゃどうゆうことだ?

こりゃぁやばいんじゃないか?」


あれっ?てっきり胴上げでもされるかと思ったら、

………嫌、ビックリはしたんだよ。ビックリはしたんだけど。

意外と素っ気なかったかな?


「あうあうあー」(どうゆうことだ?)


俺の疑問が解決されないまま、ときが過ぎた。




~~~~~~~~~~~~~~~



助けられてから5ヶ月

俺が気になっていた疑問が幾つか消えていった。


1つは、成長速度がはやいほど、この世界では、

ステータス(身体能力&魔力)が高くなるらしいとゆうことだ。そんなんならもう魔法剣士でも目指そうかなとおもっている。

魔法剣士の勇者、カッコイイ。


2つめは、魔王、まぁーあいつなんだけど、

ずっと前、そうだな、1000年くらい前に、魔王は王様と、

もう人間に手を出さないから、我にも手を出すな、

と協定をむすんだらしい。


しかし、魔王を新たな魔王(奴)が倒し、新たな魔王(奴)が、魔王になり、また新たな戦争が始まったらしい。

なんともわかりづらい話である。


「あうあうあー」(何やってんだあいつ(魔王)?)


俺は今、寝室から1人で歩き回っている。

しかも、もう本を読んでいる。

まだ生まれて半年もたっていないはずなのに。

そのせいか、お姉さんと、おっさんが、2人でコソコソ話している。


「あの子もう部屋歩き回って本を読んでいるわ。

うちの子はまだベットで大人しいのに。

やっぱりだめなのかしら?」

「あの子は、凄いを通り越してヤバイな。

まず無理だろうな。」


おいおい、マジか、

まぁーそりゃそうか、俺だってこんなやつ拾ってきたら

キモいもんな。

だって仕方ないじゃん。

書いてるの日本語、読み方日本語とかどんだけ日本人に良心的なんだよ。

あと、聞こえづらかった耳が、年々良くなっていった。

とゆうか良くなりすぎた。多分直径100メートルのコソコソ話は聞こえるぞ。これで、学生が悩む陰口問題と内緒話問題が解決された。

しかし、ヤバイだの無理だのってのはなんなんだろう。?


「あうあうあー」(とゆうかスマホの件どうなったんだろ?)


歯ないから聞けないしな。


気になることは山ほどあるけど、

まぁー、今はとりあえず、この世界のことについて調べることに専念しよう。


「あうあうあー」(よしっ、がんばるかー)


 


~~~~~~~~~~~~~~~

 


助けられてから10ヶ月にもなった。


「セシリア、腹へった。」

「はーい。」


セシリアとは助けてくれたお姉さんの名前だ。


「もうご飯食べるのか?」

「あぁ、うん」


この野太い声のDQNっぽい見た目してるおっさんの

名前は、ドミニクだ。

両方共俺の異次元っぷりには慣れたようで、

気軽に話してくれるようになった。

俺は、成長速度が通常の数倍なので、

10ヶ月だが、見た目は5歳ほどだ。

セシリアの子と比べると一目瞭然だ。


「いただきます。!」


俺は、8ヶ月に入った頃から、毎日のように暇を

持て余してたので、(本読むの飽きた)

魔王から貰ったスマホっぽいものを使って

外に出て森に行ってみようかなと思っていたのだが、

『セシリア、何か四角い形した

何か、こう、通話できそうなもの見なかった。?』

『いや、見てないわよ。』

と、どっかいってしまったらしい。

とゆうかそもそもあいつが送り間違えた可能性もあるし。


「ごちそうさま、!ちょっと俺外出て来るわ。」


あと、スマホが無いからって、魔法を諦めたわけじゃない。

俺は、魔法で魔王をボコボコにしなきゃいけないんだから。



~~~~~~~~~~~~~~~



「で、?なんでお前(魔王)がここにいるの?」

「何かこう、ね、飛ばされちゃったみたい。

ダメ、無言で殴って来ようとしないで!!」


俺ここに来て初めてこんなに憂鬱な気持ちになったわ。


「っとゆうか、お前ちっちゃくなったな。」

「まぁな、とゆうかお前でっかくなりすぎたろ。」


あ、言っとくが、こいつの見た目は骨だ。


「あのさ、いろいろ聞きたいんだけど、

生まれて10ヶ月で5歳の見た目とかどんくらい

身体能力は高いの?」

「すげー高いぞ。俺が思ってた5倍くらい。」

「もしかして俺ってだいぶチート?」

「まぁな。今の時点で我の10分の1くらいだ。」

「え?まだそんなもん。」

「当たり前だ。そんな簡単に殺せるとおもうなよ。」


倒せないならこいつに要はない。

こいつ(魔王)も弱い俺に興味はないだろう。

あ、あと、


「ごめんスマホどっかいったんだけど、どこ………」


魔王の顔がみるみる鬼の形相に、


「これって触れちゃいけない話だった?」

「お前ふざけんなよ。!!あれ高かったんだからな。」

「あれって市販だったの、?

てっきり自分で作ったんだと思った。」

「なわけ無いだろ!そんな簡単に、あんなチートアイテム作れてたまるか。」

「で、ても、魔王なら作れてもおかしくないんじゃないのか。?」

「作れねーよ、どんな偏見だ。

とゆうか、他の魔王だってたまに、何か主人公に渡そうとするけどあれ全部他の人に作ってもらってるだけだから。

何か自分が作りましたよ感をだして威張ってるけど、作ってもらってるから。!!」

「お前、!全国の魔王さんに謝れ!!」


とゆうかお前も同じことしてただろう。


「まぁ我は、チートアイテム探知機とゆうものを持っているので安心だ。」

「そんなものまで持ってたのか。それはどうやってつくってもらったんだ。?」

「何だよ、嫌味か。 これは自作だ。」

「おぉーすっげー!」

「よし、じゃあ探すぞ。」

「スルーですか。」


魔王が探索を始め、空中に地図が浮かび上がる。

何かマジですごいな。

なんか、ここに来てはじめての異世界だ。

(ここに来て、ずっと魔法などとは疎遠だったため、無性にテンションが、あがる。)


「あったぞ。ここお前の家ではないか?」

「おい、ちょっとまて、俺は来る前に、セシリアにないって言われたぞ。」 

「無くしたんではないか。ほら、だって家の倉庫らしきところにあるもん。」

「あ、俺倉庫入ったことない。」

「じゃあ我と一緒にいくか。」

「………俺思ったんだけど、お前もう【我】やめたら。?」

「何故だ?我の数少ないの魔王要素の1つ【我】がなくなったら魔王要素が骨になってしまう。ただでさえちっさくなってんのに。」

「お前見た目って変えれるの?」

「変えれるが、どうゆうことだ?」

「お前見た目変えたほうがいいぞ。

お前ただでさえこの異世界の人達に嫌われてんだから

見つかったらボコボコにされるぞ。」

「そんなの、ボコボコにしかえせばいいではないか。」


おっと、発想がサイコパスだ。


「だめだろ! ほら、やっぱりお前見た目変えろよ。」

「まぁ、そうだな、1理あるし変えるよ。」


決意したと同時に魔法を唱える。


「ルックスチェーーンジ!」


掛け声とともに仮面ライダーのように変身していく。


「どうだ?」

「変身の仕方はちょっとどうかと思うが、

ルックスはいいんじゃないか。?」

「そうか、ならいいんだ。で、あと【俺】かぁ、」

「まぁ、なれないならいいけどさ、

とりあえず、俺の家に行くか。」

「あぁ。」


俺達はこの先何が待っているかも知らずに、

スマホとゆう超レアアイテムのために、一目散に走り出していた。


「とゆうかお前魔法とか覚えたか。?」

「いや、全然。」

「でもお前、体から火出てたじゃん。」

「でもあれ無意識に出たから。」

「無意識っ!!」


え?俺なんか驚くこと言った?


「俺変なこと言ったか。?」

「いや、この世界では、魔法は強いイメージがないとだせないんだ。」

「そうなのか。」

「そうだ。イメージもしてないのに、体から火でるとか。」

「とゆうかなんで知ってんだよ。」

「魔王だそ、なんでも知っている。」

「見てたのか?」

「まぁな。」


このストーカーが、堂々とゆうなよ。


「それよりお前森に来て何やってんだよ。勇者のくせに。」

「勇者は勝手にお前が言ってるだけだ。

それに俺はまだ生まれて10ヶ月だそ。

森には、まぁー家にいても暇だから、こんだけ成長速度早いからどんくらい身体能力が高くなっているのか気になったんだ。あとは特に意味はない。」

「お前アウトドアなんだな。で、?その身体能力はどんな感じなんだ。?」

「1言でゆうとヤバイ!」

「どんくらい?」

「10人くらい一気にかかってきてもボコボコにできる自身がある。」

「そうか。」


なんだこのそっけない態度。


「でさ、気になることが………」

「おい、ついたぞ。」

いつの間にか家についていた。

くそ、成長速度はやいとすぐ死んじゃうのかなって聞きたかったのに。

とゆうか、家からさっきいた場所まで5キロはあるのに

3分くらいでついちまった。

この体、もうなんか怖いわ。


「では、探すか。」

「おう!」


俺達は、倉庫までの道に足を走らせる。

倉庫に入ろうとしたが、


「鍵がかかってる?」

「何故だろうな?」

「まぁ、倉庫だから鍵がかかってても不思議じゃないか。」

「そうだろうか。?」


魔王が意味深なことを言ったそば、セシリアが家の中から庭に出てきた。


「どうしたのゼノ? あら、その人は誰?」

「あぁ、こいつ?、こいつは……むぐっ、」


突然魔王に口を止められた。

どうしたのだろう。?

その後魔王がコソコソ話しかけてきた。


「お前、俺のことは話すな。

それよりどうゆうことだよ。」

「ナゴォンゴぉ、トンゴぉハムゴォ」(何が?、とゆうか離せ。)

「あぁ、わるい。 それよりあいつ、人間じゃない。 魔物だ。」

「はぁー?」


何を言っているのだろう?


「お前、おかしいとは前々から思っていたが、精神病院オススメしてあげようか。」

「まぁ、落ち着け。!

お前、あれはマジで魔物だ。しかもなかなか強い。」

「だからお前何言って?!」

「ドコォン!!」


あれ?今なにか横切って?


「何か面白そうな話をしてますね。

私もまぜてください。」


は?セシリア、なに言ってんの?

とゆうか倉庫のドアが、破壊されてる?

マジで、混乱して頭が………


「おい、避けろゼノ!」


魔王の声? 避けろって………

意識が戻った瞬間俺の目の前には光った弓があった。


あ、死んだわ。


「シールド!! 大丈夫か?!」

「あ、あぁ、ありがとう魔王。 それより、なんで?」

「だから言ったろ、あれは魔物だ。後ろを見てみろ。」

「後ろって、」


倉庫がある場所だ。

何があるって、


「うわぁぁぁーーー!!!」


そこには食い散らかされた人間の死体があった。


「おいおい、マジかよ。」


俺は魔物に飼いならされてたってことか。

とゆうことはおっさんも、。


「おい魔王、もう1人いるぞ。」

「知ってる出てきた。

おいおい何だよあのDQNみたいなおっさん。

クソ強そうじゃねーか。!」

「俺らじゃ勝てそうにない。おい魔王、逃げるぞ。」

「でも、家の中に人がいるぞ。」

「はぁ? あ!、」


あの赤ちゃんは人間だったのか。


「これは、勇者として助けるしかないよな。」

「やっと自覚がでてきたか。俺がこいつら止めとくからはやくいけ。」

「大丈夫なのか?」

「おう、任しとけ。 魔王なめんな。」

「じゃ、頼むぞ。 ダタッタッタッッ」

「じゃ、お前らの相手はこの俺様だ。 最近変なことがあったせいで気が立っているんだ。せいぜい楽しませてくれ。」

「魔王相手ですか。これは、全力で相手しなければ失礼ですね。」

「そうだな。少々本気を出そう。………ぐわぁぁぁーー!!」

「ピキッピキッツ!」


皮膚の表面にヒビができ、目が紅くなる。


「ぐわぁぁーー!」(食わせろー!)

「おいおい、ちょっと強くなりすぎだよ2人とも。」



「赤ちゃん〜〜、どこいった〜〜?!」


くそ、見つからない。

こんなことしている間に魔王が、……とゆうかなんで魔王の事を心配してんだ? いや、そんなこと考えてる場合じゃない。

あ、確か寝室。 あの赤ちゃんまだ寝てるかも。

確信はないが寝室へ急ぐ。


「ガチャッ、よっし、ビンゴ!」


俺は赤ちゃんを連れて外へ急ぐ。

そこではゲームとかでよく見る魔法戦が行われていた。


「よしっ、魔王ずらかるぞ。」

「いや、お前先行け。 思ったより手強い。」

「おいおいお前、魔王なんじゃ無かったのかよ。」

「いや、さっき見栄張った。だから行け!、」

「………嫌だね。」


本当は、俺を1度、間接的にだけど殺したやつを助けるのは不本意だが、


「勇者はやっぱり助けてもらうだけじゃカッコわりぃ。

しかも魔王だし、ここで逃げたら1生の恥だ。!」

「おぉー、カッコいい。じゃお言葉に甘えて、助けてもらいますか。」

「ぐわぁぁー」(くわせろー!)

「え、魔物化すると喋れないの?」

「あれ?知らなかった?

それよりお前魔法使えないからこれ使え。」


魔王の腕に魔法陣のようなエフェクトがでた。

そしてそこから、


「剣?」

「ああそうだ。」

「おい、俺使ったことないぞ。」

「10人くらいボコボコにするんだろ。 見してみろ。」

「わかったよ。!」


剣をもらった俺は、身体強化魔法を、………


「いやいやいやいやちょっと待てよ!。

お前魔法使えないんじゃないの?。」

「身体強化魔法は、俺の中では魔法じゃないからこれはカウントされませーん。 じゃ、行くぞー!」


「ぐぁぁぁぁー」(くわせろー)


無数の炎を帯びた魔法が俺を襲う。が、


「身体強化した俺には止まって見えるねー!!」


魔法を見事にすべて切り刻んだ瞬間に、間髪入れずにおっさんに斬りかかる。


「よっし、ヒット!」

「ぐぁぁぁぁー」(うわぁぁぁーー)

「おぉ、すっげー1パン、たが、」

「もういっちょ、いくぞぉーお、」


目の前に無数の光の矢がせまる。

『調子に乗りすぎた。死ぬ。』

「シールドッ!」


突然の防御に魔物も驚きを隠せないようだ。

そのお陰で、


「スキができたな。 これで終わりだアアアァァァ!!」

「ぐぁぁぁぁー」(痛い、痛いイイぃ!)


シャキンン、とゆう効果音とともに、

真っ二つに切られた体はチリになって何処かに消えてしまった。


「さすが勇者、生まれて10ヶ月にして魔物を倒すとは。」

「お前、相手強いって嘘付いただろ。」

「なんでだよ、 そうなんだけど。」

「やっぱりな、あんな弱いわけないもん。」

「あのな、あのクラスの魔物はこの国で1番強かったであろう王直属の戦士騎士長様々でもギリギリ勝てるか勝てないかだぞこの0歳児め。」

「精神年齢は16歳だ。あとお前にも助けられたし。」

「そうだな。1回殺しはしたが、2回助けたんだ。

お釣りが来てもおかしくはないなぁ。」

「はぁ?なんでたよ。」

「だってそうだろ。」


なんで恩着せがましいんだ。やっぱりこんなやつと共闘なんてやらなきゃ良かった。


「そんなことゆうなよ。ほらまぁ、赤ちゃん助かったんだし。」

「ゆってねーし、!マジお前心読めんのかよ。

しかも赤ちゃん助かったとか、殺人鬼のお前がよくゆうよ。」

「いや、俺もう人殺すの辞めるは。

とゆうかもともとあんま殺してないのに殺した殺したって

怖い言葉で話を飛躍してって。 だから人間は嫌いなんだ。」

「あぁ、そうなの。

で、なんでやめようと思ったんだ?」


俺からしてみれば素晴らしく喜ばしいことだからまぁ、いいっちゃいいんだが、こいつのことだから何言い出すかわかんないからな。


「まぁ、もっと面白いものを見つけたんだ。」

「何だよそれは。?」

「気になるか?」

「まあ、気になんないって言ったら嘘になるけど。聞くだけ聞いてやるよ。」

「お前、前に『お前なんでここにいるんだ?』って言ったじゃん。」

「あぁ、いったな。」

「それで、俺がここに来た理由なんだが、

俺の部下らしき奴が急にキレて俺をここに転生したんだ。」


あぁ、今更だけどこいつ【俺】に直したのか。


「だから、………お前、俺に今貸し1だよな。」

「だから何でそうなって………」


あいつは俺の言葉を遮ってふざけたことを抜かしやがった。


「お前、俺と一緒にそいつ倒さないか。?」

「はぁ?」


あまりにもアホな言いように耳を疑った。


「質問いいか?」

「ああ。」

「俺、勇者だよな。」

「ああ。」

「お前、魔王だよな。」

「ああ。」

「一緒に倒そうってどうゆうことだよ。?」

「ああ。」


こいつ、!完全に無視してやがった。!


「まあ、とにかく頼む、力を貸してくれ。」

「お前1人じゃ倒せないのか?」

「無理。」


即答ですか。こいつの魔王とゆうプライドは無いのか。


「いいだろう。」

「マジか!………」

「ただし、これで貸し1な。」

「良いだろう、契約成立だ。」


こうして俺(勇者)と魔王の冒険が始まる。




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