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Ⅰ 妬みと感謝

追伸、赤ん坊でした。

えええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!

ふう、すっきり。ってなるか!!

なにが赤ん坊みたいにだよ、赤ん坊じゃねえか!!

え、なんで?なんで赤ん坊?なんで記憶そのまんまなの?転生?あー転生か、納得納得…できるかぁ!!

はぁはぁ…落ち着け俺…。ひとまず状況を整理しよう。

とりあえず赤ん坊なのは良い(良くないけど)。転生、転生したのならここは異世界か?そうに違いない。そうでないとむしろ困る。

ここまで非現実が続くのならそこまで突き抜けてくれなきゃな。

魔法、魔法もあってほしいな。そんでもって世界観は某RPGゲームみたいに西洋風で__________


以上、心の中でお送りしています。


木製ベッドの横にいたメイドさんが血相変えて外へ飛び出していった。

そりゃ生まれたばかりの赤ん坊が無言で変顔してたら怖いわな。

程なくして綺麗な金髪の女性が部屋に入ってきた。母親である。

大方予想はついている。奇行を繰り返す俺を見かねてメイドが呼んできたのだろう。


「$%’’&%$#$%&%$$%&’&%$%&’」


相変わらず何言ってるかわからないがそこはかとない愛情を感じる。こんなきれいな女性と結婚できるなんて、我が父親ながら羨ましい、○びろ。

すると母である女性がおもむろに服を脱ぎ始めた。一瞬戸惑ったが訳を理解する。授乳である。どうやら奇行の原因が空腹だと思ったらしい。実際空腹だったのですんなりと受け入れた。その味は一生忘れないであろう母の味がした。前言撤回、お父様グッジョブ!!

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