3:短編投稿で連載(前回の続き)するのは勘弁! (前)
5/3午前の段階で日刊4位にランクインしていました(ビックリ)!
評価、お気に入り、感想などなど、本当にありがとうございます。
※ 前話の「チラ見せ短編小説」とも関連します。
※ 今回はかなり辛口です(当作比)。心臓の弱い方はご注意を。
※ 長くなりましたので、前後編になります。
一気にご覧になりたい方は、次回の更新までお待ちいただく事をお奨めいたします。
5/4、本編の一部に追記があります。
最後の方、短編シリーズ化の※の一文を修正変更しました。
5/6、タイトルを変更しました。
5/9 前半※の部分を追加しました。
突然ですが、私は『短編投稿で連載(前回の続き)を書かれるのが大嫌い』です!
ついでに『シリーズ化して短編投稿済みの小説をまとめられる』のもあまり好きではありません!!
※短編(完結)投稿後、後から番外編や後日談などの話が降りてきて、再び短編(完結)投稿するのは別です。
短編(完結)投稿後、連載もコレには当たりません。
ケースバイケースです……
なぜって?
「読みにくいから!」
その他にも、「続編の投稿があったことを知るのが大幅に遅れる」「続編の存在そのものを知らないままで過ごすことになる」「わざわざ続きを確認するのがめんどくさい」「この人をお気に入りユーザーに登録したくない」などなどがありますが……
そもそもの話、短編投稿で連載すること自体がおかしくないですか?
以前からちょくちょくありましたが、最近はあまりにも酷すぎて心の底から『ウンザリ』しています。
前話で話題にだした『チラ見せ短編小説』の次話(もしくは、そのようなもの)を再び短編小説として投稿する。 そしてそれを延々と繰り返す。
ほんのちょっとマシな方になると、シリーズ化する人もいる。 ←ほとんどいないですが……
それって、もはや短編じゃなくて『連載』でしょう?
連載なのになんで『短編投稿』するわけ?
おかしいだろ!!
ゴホン、失礼、言葉が乱れました。
何を言いたいのか分かりやすいように、一時期はやった悪役令嬢ものを具体例に挙げていきたいと思います。
なお、これはあくまでも架空のお話です。 実際にはありませんのでご了承下さいませ。
**********************************
●短編小説タイトル:「悪役令嬢は処刑回避のために奮闘する」
◇あらすじ
私、前世は乙女ゲームが大好きな女子高生でした。 学校帰りに事故に遭い、気がついたら乙女ゲーム『ラビリンス☆プリンス』の世界の悪役令嬢・リリーシアに転生していてビックリ! だってこの悪役令嬢、婚約者の王子様に婚約破棄されたあげく、処刑されるんだもの! 冗談じゃないわ! 今世こそは長生きして幸せな人生をおくるんだから!
◇本文(内容を箇条書きで抜粋)
・女子高生時代のエピソード、事故にあった最後の記憶の描写。
・何らかのきっかけで転生したことに気がつく。
・冗談じゃない! 今度こそ長生きして幸せな人生をおくる!
・そのためには、王子と婚約されないようにしないと。
・リリーシア、婚約回避のために動きはじめる。
・END
<後日>
●短編小説タイトル:「(続)悪役令嬢は処刑回避のために奮闘する (2)」もしくは「悪役令嬢は王子との婚約を回避したい」
◇あらすじ
私、前世は乙女ゲームが大好きな女子高生でした。 学校帰りに事故に遭い気がついたら乙女ゲーム『ラビリンス☆プリンス』の世界の悪役令嬢・リリーシアに転生していてビックリ! だってこの悪役令嬢、婚約者の王子様に婚約破棄されたあげく、処刑されるんだもの! 冗談じゃないわ! 今世こそは長生きして幸せな人生をおくるんだから! ……と決意して婚約回避のために動いたけれど。
「悪役令嬢は処刑回避のために奮闘する」の続編です。 前話を見ていないと分からないかもしれません。 ←おい! 今回のみならまだ何とか許せるけど
◇本文(内容を箇条書きで抜粋)
・婚約破棄のために動いたが、回避できずに婚約することに。
・せめて婚約破棄されないよう、王子様との関係を良好にしなくては!
・関係良好のための奮闘エピソード。
・努力の甲斐あって、それなりの仲に。
・○○歳になって件の乙女ゲームの舞台・王立学園に入学することに。
・END
<さらに後日>
●短編小説タイトル:「(続々)悪役令嬢は処刑回避のために奮闘する (3)」もしくは「悪役令嬢はついに乙女ゲームの舞台にあがる」
◇あらすじ
乙女ゲーム『ラビリンス☆プリンス』の世界の悪役令嬢・リリーシアに転生したことを知った前世女子高生の私は、乙女ゲームの舞台・王立学園に入学した。 でも大丈夫! ゲームとは違って王子様との関係は良好だから! ……と思っていたのですが、ヒロインが入学してきてから婚約者の様子が変わってきて……
「(続)悪役令嬢は処刑回避のために奮闘する (2)」もしくは「悪役令嬢は王子との婚約を回避したい」の続編です。
前話を見た方が分かりやすいと思います。 ←おい!! いい加減にしてくれ!
◇本文(内容を箇条書きで抜粋)
・乙女ゲーム開始の時期になり、ヒロインが入学してきた。
・大丈夫、ゲームとは違って王子様との関係は良好だから。
・ヒロインと王子が出会う。
・出会いイベントの後から王子様の様子が変わってきた。
・たとえヒロインに心を奪われてもイジメさえしなければ……
・うん、ヒロインと関わらないようにしよう。
・でもやっぱり心配だから、保険代わりにイベントがある時期にはアリバイを作ろう。
・END
<またまた後日>
*
・王子はヒロインと思い合う。
・イジメイベント発生。
・断罪イベント発生。
*
-------------以降、このまま同じ世界観・登場人物(王子視点、ヒロイン視点などが入る時もある)の話の続き(続編)が延々と短編投稿される。
(シリーズ化処理が行われる場合も有り)
**********************************
皆様はこの具体例を見て、どう思われますか?
「これって、まんま連載だろ? 短編投稿じゃなくて、はじめから連載でやれよ!」
「シリーズ化処理するのなら、連載として本文そのままを投稿しなおしてくれた方がよっぽど嬉しいのに!」
(上記のケースのみ。 他の条件下ならば、ありがたく思います)
……って思いませんでしたか?
私は発見する度に毎回同じ事を思っています。
余談ですが『なろう』に登録した当時は、作者様に感想欄で
「お話の続きをとても楽しみにしているのですが、続編を探すのが大変ですし、何度も読み返したくてもいちいち探さなくては読み返すコトも出来ずに困っています。 お忙しいところ申し訳ありませんが、どうか連載形式にしていただけないでしょうか?」
……と、何度かコメントしたこともありましたが、半年後には疲れ果ててしまい放置のまま現在まで至っています。
ちなみに、2話以上続いていたので……でしたが。
----------話を戻して、今度は上記の具体例作品「悪役令嬢は処刑回避のために奮闘する」の続きを見ようとする際の読者の作業(負担)を書いていきましょう。
**********************************
<連載形式>
●ブックマークに追加 → 設定 にて更新通知をするしない、どのカテゴリに入れるかを選択 → 決定 のみ
・読み返したくなった際、最初からスムーズに読み返すことが可能
・『更新通知設定』をしていたら最新話をリアルタイムで知ることが可能
・『更新通知設定』をしていなくても、最終話を読み返せば新着ページを見ることも可能
<短編投稿>
●ブックマーク無
続きがあっても分からない。
●ブックマーク有+続編のリンク有
気が向いたときに読み返した際、続きに気付くかも ←読み返さないと気付かない
●ブックマーク有+続編のリンク無
気が向いたときに読み返すことがあったとしても、続きに気付かない
・読み返したくなった際、1話ずつ探していかなくてはならない。 ←手間暇がかかる
・新着を確実に知るためには、『お気に入りユーザー登録』が必要
・ランキング入りしていれば、ブックマーク・お気に入りユーザー登録なしでも追跡可能
・タイトル横にある作者名から作者マイページへのリンクが張られていれば、新着を見ることが出来る ←確認するのが大変。 人によってはリンクがないなどの問題もある
※手間暇がかかる、非効率的
<短編投稿・シリーズ化設定>
●ブックマーク無
続きがあっても分からない。 ランキング入り、もしくはお気に入りユーザー登録をしていれば追跡可能。
●ブックマーク有+シリーズ化処理有
気が向いたときに読み返した際、シリーズ化されていることを上部より発見
シリーズ化トップページに行けば、続きに気付ける ←読み返さないと気付かない
●ブックマーク有+シリーズ化処理無
気が向いたときに読み返すことがあったとしても、続きに気付かない
・シリーズのトップページに『ブックマーク登録が不可』なため、ブラウザにお気に入り登録をする必要がある
・読み返したくなった際、シリーズのトップページから1話ずつ見ていかなくてはならない。 ←短編投稿よりはマシだが、手間暇がかかることに変わりはない
・新着を知るためには、定期的に『シリーズトップページ』にアクセスする必要がある。 ←確認するのが大変
・新着をリアルタイムで知るためには、『お気に入りユーザー登録』が必要。
・ランキング入りしていれば、ブックマーク・お気に入りユーザー登録なしでも追跡可能
※連載形式より手間暇がかかるが、短編よりは探しやすい。
**********************************
上記の結果から、『短編として投稿された続編小説を追っていく事は、読者にとって負担が大きい』という事をお解りいただけたかとは思いますが、実は読者にとってのデメリットはこれだけではないのです。
そして、ソレは他の作者様方にも影響を与えることになるのです。
長くなりましたので、ここでいったん区切ります。
続きはこれから書いていきますので、しばらくお待たせすることになります。
皆様、よいゴールデンウィークをお過ごし下さいませ。




