表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/5

2:依然としてあるチラ見せ短編小説を斬る!

1人も読者はいないだろうと予想していましたが、チラホラ見て下さっている方がいることを知って驚いています。

ありがとうございます。


 読み専の私は空いた時間があると必ず『更新チェック済み作品』で最新話チェックをし、更新された作品がない場合はランキングなどで新規作品を開拓する日々を過ごしています。


 短編・連載中・完結済み問わず、興味のあるジャンル・キーワードを検索して読みあさっているのですが……




 短編小説なのに『尻切れトンボ』の作品が多い!!




 これは私だけがそう思っているのではないようで、以前エッセイで同じ事を書いていた方をみかけましたが、なんなんでしょうね一体。


 連載小説の1話目を投稿したつもりが、うっかり短編で投稿しちゃったよ~と言わんばかりの尻切れトンボな作品を短編小説(完結)として出して、この作者様は一体何がしたいのでしょうか?



 後書きなどに 「反応がよかったら連載も考えます」 とか書いていることがありますが……



 だったら最初から連載にしてよ!!(怒)





 某週刊少年漫画雑誌よりアニメ化された漫画家をクローズアップした作品があるのですが、連載化するかどうか編集部では判断に困る際、読者に判断をゆだねるために短編を掲載するといったエピソードがありました。

 一見今回話題に出した尻切れトンボ小説と同じコトをしているようにみえますが、まるで違うと思います。


 ・商業誌


商業誌として『売れる』作品であるかどうかを見極めるために、一話完結の短編作品として掲載している。

(コレのみで1つの作品として完結している)


 ・なろう


読者の人気があるか、ブクマ数・PV数・コメント数などが稼げるかどうかの反応を見るために掲載している。

(あらすじを見ているような、連載の1ページ目を見ているような、尻切れトンボの作品を短編として掲載している)



 反応を見る……という意味では同じであっても、1つの作品として『完結』しているかしていないかではずいぶんな差です。


 作者様にとっては、読者に人気のある作品を書きたい。

 自分の書いた小説に対して反応が欲しくてWebで掲載しているけど、待てど暮らせど感想がこないから、くるような作品を優先的に書いていきたい。


 ……というような心境なのかもしれません。


 実際問題、以前エッセイで『自分がおもしろいと思って書いている作品だけど、これだけ書いても感想が来ないとモチベーションが下がって……』とか『批判でもいいから感想が欲しい!』という心境が書かれたものを何作も拝見しましたので、気持ちは分からないでもありません。


 ですが、ちょっと立ち止まって考えてみて欲しいのです。



 短編としてきっちり書き切っている作者様方の存在を。

 尻切れトンボ作品を短編(完結)だと思って読むことになる読者の気持ちを……



 読者はあなたの書かれた小説を、空いた時間・短い時間で読み切りたいから読んだのに、スッキリしない終わり方にモヤモヤを抱えることになるのです。

 とどめは、「反応がよかったら続き(または連載)を……」です。


 その心情は、して知るべしの一言に尽きます。





 ------------尻切れトンボ作品を短編として掲載されている作者の皆様、この機会にはっきり言わせていただきます。


 あなたの作品は、おもしろいです!

 だからこそ余計にふんまんやるかたないのですが、チラ見せではなく、はじめから連載として書いてくださったのなら……



「ほぼ確実にブックマーク行きです!!」



 時間があるときには感想をいれることもあるでしょう。

 場合によってはレビューに手を伸ばすかもしれません。


 全体として「忙しくて返事を書けません」と書かなければならないほど感想がくるかどうかは分かりませんが、書いてみなければなんともいえないのでは?



 少なくとも私に発見されたのならば、ほぼ確実に評価ポイントが入るでしょう。

 ただ、はじめから連載だった場合と尻切れトンボでは、評価が天と地ほどの差になることは当然だと思ってください。




 最後に、よいネタを思いついたから、自分がおもしろいと思ったからとりあえず書いてみた。 結構です。

 そのおもしろいと思ったお話を自信を持って最後まで書いてください。 できるだけ完結まで書き上げてください。

 その時は振るわなかったとしても、何らかのきっかけが元で後からくる場合もあるのですから……




 皆様の書かれる作品を楽しみにしています。





次回は、短編小説のアレを斬ります!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ