5、転生◇
落ちる………
あっドラゴンだ……。
だが、そのドラゴンをすぐに通り越し、すぐに離れていった……
まぁ、それもそうか……まっすぐ、用意された体に逝ってるらしいし………
落ちる…………
あっなんか大きな鳥が………てか火を吹いてる……
かっけぇなぁ……
落ちる………
…………長くね。
ふと、上を向くとさっきの大きな鳥がドラゴンをくわえていた………
……ドラゴンは最強ではないんですかぁぁぁぁ!
だが、そんな風に心の中で叫んでから、下を向きなおすと、やっと地面に家が見えた………
………てか、さっきまで見えてなかったってどんだけ高いところにいたんだよ。
ん?家が一軒だけ?
で、その家に一直線に逝っている………………………
ってぶつかるぶつかるぶつかる……いや、俺って今霊体だから大丈夫か………。
あっはっはっはっは
そして家がどんどん迫ってくる………
………怖いものは怖いんだーーーーー!!!!!!
うわぁぁぁぁぁ
そのまま、体は家を通り抜け、女の人のお腹の中に入った………
ぐふぅ………くそ、俺に……だ……け…衝撃が………意識が遠くなる…………
………………………………
……………………
……………
………
…
でっ気づいたら目の前に2つの大きなマウンテンがあったんだ………………
現実逃避してた…………そう、どうやらこの人がお母さんらしい……。
うむむしかし、どこかで見たことがあるような……デジャブかな……まぁ、直前に見たこともデジャブとして感じることがあるとかって聞いたことがあるしそうなのかもな……
しかし、何度みても素晴らしいな………
「リュート?飲まないの?」
そうして、2つの綺麗なお椀型のマウンテンをぷるんぷるんと揺らし、、………
……くっくそぉ、この欲に………勝てない!
そう、食欲には!
という訳でリュートはそのお母さんの胸に吸い付いた………
はぁ………なんでだか、わかんないけど旨く感じるんだよなぁ……………。
………にしても俺のお母さんは綺麗だな。
確か、名前は、ファリアだったかな?
年齢は、20台前半、それこそ1、2歳かな?
ブロンドのロングで、やさしそうな顔をしている……。
前の世界なら、10人中10人は振り向くぐらいって言えばいいのかな?
けぷっご馳走さまでした……
お腹がいっぱいになったからか、眠い………
「よーし、良く飲んだね~、それじゃ、お昼寝しようか~………」
そう言ってファリア……お母さんは、俺をベットに寝かせ、一緒に眠るらしい……。
ふぁぁ~……おやすみなさい……
………………
………
……
…
「リュート、絶対に今度こそはあなたを………」
ん?………
お母さんがなにか言っていたような気がしたが、睡魔が襲い、聞き取れなかった………
その翌日、俺は衝撃の事実を聞くこととなる……………