2、プロローグの続き◇
えっ?
プロローグ長いって?
いや、他の作品で長いのいっぱいあるじゃん。
あとこれの他に1話あるよ。(うそ)
まぁ、いいや……
犯人を警察が送っていった後、事情聴取を少しだけやって、俺は家に帰ることになった……。
俺の家なんだが、裕福ではある……がまぁ、愛なんてみじん切りにして捨てたような所だ。
まず、父親は資産家で投資家だ。
それなりには稼いでいるらしい。めんどくさがりなのか家にもそんなに帰ってきていない……。てか本当に俺はこの人の子供かあやしいぐらい愛されてない。
帰ってくるのはそれこそ、1年に1回使用人にお金を渡す時ぐらいだ……。
そして、母親なんだが、はっきり言って見たことがない。
古くからいる使用人(78)に聞くと親父が追い出したとか、新しい男を見つけて逃げたとか、毎回毎回違うことを言っている………。
ボケたのかな………。メシはどうする?ってご飯食べた1時間ぐらいたってから聞いてきたしな。
とまぁ、こんな愛のない家はいやなので、母親側のじいちゃん、ばぁちゃんの所に毎日行っている………。
じいちゃんは武闘家だ。
で良く俺と遊んでくれるんだが、それが可笑しい……。
例えば、ここから街まで全力疾走でいってここに全力疾走でもどるとか、森に入って先に熊を倒した方が勝ちなとか、なんというか頭の可笑しい人だ…。
しかも、この人70越えてるのに凄い身体能力を持っていたりする……。
ホントに熊を殴り殺したのはちょっと引いた………。
ばぁちゃん、じいちゃんって化け物なの?
だが、俺もなんやかんやでやっているとできるようになる。
………ばぁちゃん、俺も化け物に片足突っ込むどころかなっちゃってたよ。
えっ?ばぁちゃんはどんな人なのかって?
一言でいうなら癒しだな………。
可愛いおばぁちゃんだ……。
いっつもほんわかしている……。
ただ…………
怒らせてはいけない……。
一回だけじいちゃんに一番こわいのって何?って聞いたら、
「リュウト、それはな女だ。とくにばぁさんはな………」
って言っていた。
このときは良くわかんなかったけどあるとき、俺がじいちゃんと遊んでて、怪我しちゃったことがあったんだが、そんときにばぁちゃんが怒った………
………般若ですわ。
こわい……。
なんも言えない……。怒ると無言で奥から薙刀を持ってきて、
それこそ、殺すのかってぐらいの迫力があった。
そんなじいちゃんや、ばぁちゃんがいてくれたからこそ、少し可笑しいがこんなにも素直に育ったんだよなぁ……。
ちなみにお母さんのことは分からないらしい。
ただ話すときいつもと様子が違かったし何かあるんだろうな……
………なんかすげぇ脱線してたな。
で、ええっと、なんだっけ………
ああそうだ、そうだ。どうして転生したのかだっけ?
それは、この話の最初の方に戻るが家に帰ってきたんだ………。
で、なんか食べようとキッチンの扉を開けたらボッカーンっと爆発しましたよ。
恐らくだけど、ガスがどこからか漏れてたのかな?
はぁ、だからIHにしようって言ったのに…………。
まぁ、幸い、今日は使用人が慰安旅行に行ってたんだけどね………。
家も、キッチンはそれこそ跡形もないが、雨があのあと降ったのが幸いしてかそこ以外あまり被害が無かった。
なぜこんなに詳しいかって?
そりゃすべて、この目で見ましたから!
そう、気づいたら、所謂ゆうれいってやつになってました………。