†鎮魂歌†
昨日というか一昨日ですが、2日連続身内の誕生日で投稿に時間がかかりました。
すみません……orz
チョコケーキよりショートケーキが食べたいですw
苺がたっぷり乗ったやつが大好きですね♡
今日はヴァイオリンで鎮魂歌を演奏します。
歌詞は上手く出来てるか分かりません……。
誤字脱字あったらごめんなさいorz
「黒狼、破壊ってどうすれば良いの?」
ルーナと黒狼は、迷宮の扉を破壊するために教会から転移していた。
「これは、闇魔法で閉じられている。
逆の光魔法でやれば破壊出来るはずだ。」
黒狼はそう説明した。
「へぇ~……。魔法って逆の属性が弱点なんだね。図書館で調べなきゃ……。」
「ルーナの世界では違うのか?」
黒狼はルーナがいた前の世界にも魔法があると思っていた。
「ん~?僕のいた世界には魔法なんて無かったよ。
僕の世界では魔法は本とかの物語の中だけで架空のものだったんだ。
科学ってものはあったけど。」
────超能力がもし本当にあるのなら……、魔法になるのかな?
ルーナは関係ないことを考えていた。
「魔法が存在しない世界……。想像出来んな。
かがくとは何だ?」
「うぅ~………。何て言えば良いのかな?
例えばね、水って火にかけると煙が出るでしょう?その煙は水が気体になったもので水蒸気というの。
だからね?空気の中には水がいっぱいあるんだ。」
「空気の中に水がある……?」
黒狼は信じられないというように、何もない空中を見つめる。
「そうだよ?だからね、その煙の上に袋とか何かを被せると水滴がついてるんだ。
そうだ!!今度実際に実験してみよう!!」
ルーナは楽しそうに喋っている。
「それは面白そうだ。
ルーナ世界には面白いものがあるんだな。」
黒狼もどこか楽しそうに話していた。
「うんっ!!色々あるよ。
空飛ぶ乗り物とか、遠くのものを映すものとか、遠くの人と話せるものとかたくさんあるんだ!!」
黒狼はルーナの言葉に驚いていた。
それはこの世界において、昔から研究されているものなのだ。
それが魔法のない世界で、実現されているということはとても信じられないものだった。
「いつか魔法とかで作れないかな……?」
ルーナは試してみようと楽しそうに笑っていた。
「ルーナならやりそうだ。
その知識があるのだからな……。
それより、早く扉を壊さないと日が暮れるぞ。」
黒狼はどこかルーナに期待しながら、今すべきことを話す。
「うぅ~………。光で破壊か……。
破壊……、爆弾とか?まぁ、ものは試しだよね!!
よしっ!!やってみよう!!」
ルーナは新しく言霊を作って試すことにした。
「“光爆”」
ルーナは扉から遠く離れて光壁で自分と黒狼の周りを囲ってから、ダイナマイトをイメージして言霊を発動させた。
────ドッカアアアアアンンンンッ……………!!
その瞬間に、迷宮の扉は消し飛んだ。
「「……………………。」」
その光景にルーナと黒狼は固まる。
「や、やりすぎちゃったかな……?」(テヘッ★
「やりすぎだ!!この馬鹿!!」(ペシッ!!
「あぅ………!!わ、わざとじゃあないよぉ!!」(涙目
ルーナのどこかふざけた言葉に黒狼は前足で少し強めに叩き、ルーナは涙目で黒狼に抗議していた。
「迷宮が壊れてないのが不思議なものだ………。」
「うぅ~……。黒狼は僕を何と思ってるの……?」
ルーナは黒狼の肉球をぷにぷにと押しながら唸る。
「やめろ!!とにかく!!出口の時は気を付けろ!!」
「うぅ~……。努力はする。」
「不安だな………。」
「だってぇ……、分かんないだもん!!
この力は最近から使い始めたんだし……。」
「この力……?魔法ではないのか?」
黒狼はルーナの言葉に何か引っ掛かりを感じて、不思議そうに問いかけた。
「魔法じゃないよ?
僕、魔法のことはまだ全然知らないし。
僕は“言霊遣い”なんだ。
言葉に魂というか願いを込めるんだよ。」
ルーナは“言霊遣い”について説明する。
「ことだまづかい?
だから、ルーナは詠唱とかないのだな。
魔法よりも威力があって便利そうだ。」
黒狼は感心したように呟く。
「ん~……。そうでもないよ?
これはね……、魔力の他に少し生命力を使うからあまり使いすぎると死んじゃうし……。」
「早く魔法を覚えろ!!
そんな力使うものではない!!」
黒狼はルーナのことを心配して怒っていた。
「そんなに心配しなくて大丈夫だよ?
僕はステータスが普通の人よりとても高いって神様が言ってたし。
そんなに生命力を使わないから大丈夫。
心配してくれてありがとうね♡」
ルーナは嬉しそうに黒狼に頬ずりする。
「………本当だろうな?
だが、早く魔法を覚えろ。
闇魔法なら俺が教えてやる。」
黒狼は心配そうにそう言った。
「うんっ!!図書館で調べて頑張る!!」
ルーナは笑顔でそう言った。
「約束だ。破ったら………、噛んでやる。」
「甘噛みならいつでも大歓迎だよ♡」
「……………………。」(ガブッ
「ふぇあ!?地味に痛いよ!?」(涙目
「……………調子に乗るな。」
「うぅ~………。意地悪っ!!」
「…………行くぞ。」
黒狼はふいっと顔を背けて迷宮に入っていった。
「置いていかないでよぉ…………。」
ルーナは拗ねながら黒狼の後を追いかけた。
♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬
「黒狼!!人になって!!服も買ったし!!」
ルーナは黒狼の服を出しながらそう言った。
「そうだな……。リボン解いてくれ。」
「はい♪僕外で待ってるね!!」
ルーナは服を黒狼に渡して外に出た。
「………着替えたぞ。」
3分くらいして黒狼の声がした。
「は~い♪おぉ!!黒狼とっても恰好良いよ!!」
ルーナは嬉しそうにはしゃぐ。
黒狼は黒のカットソーに、黒のスキニーパンツを着てその上から真っ黒なコートを着ていた。
ブーツも黒で統一されている。
それから、地面に届きそうな程に長いマフラーをバック巻きに巻いていた。
「このマフラーは長すぎだと思うが?」
黒狼はマフラーを掴んで呟く。
「それが黒狼にとても似合ってるんだ!!」
「そうなのか………?
まぁ、邪魔ではないが……/////」
黒狼は照れていることを悟られないように、顔をマフラーへそっと埋めた。
「えへへへ~♪気に入ったなら良かった!!
髪結んであげるからしゃがんで?」
ルーナは黒狼の背後へ歩き出す。
黒狼は大人しくしゃがみ込み、ルーナのなすがままになっていた。
「おぉ!!サラサラだ!!良いなぁ………。
なんか花みたいな良い匂いもする……♪」
ルーナは黒狼に抱き付いて顔を埋めていた。
「…………おい、髪を結ぶんだろ。」
「えへへへ~♪黒狼は暖かいんだ♡」
「………子供か。」
黒狼はルーナの嬉しそうに抱き付く様子を見て、やっぱりニーナに似ていると微笑んでいた。
────姉妹というのも納得がいくな。
血の繋がりなど無いはずなのに……。
「はい♪出来たよ!!黒狼♡」
ルーナは黒狼の髪を白のリボンでポニーテールにした後に、また抱き付いていた。
「………いつまでそうしてるつもりだ?」
黒狼は苦笑しながら呟く。
「うぅ~………。じゃあ、おんぶ!!」
ルーナは甘えるようにそう言った。
「…………赤ん坊なのか。」
黒狼は呆れたようにそう言った。
「赤ちゃんではないよ!?」
ルーナは慌てたように訂正する。
「それなら………、こっちの方が良いだろう。」
「えっ…………?」
黒狼はそう言いながら、ルーナの方へ振り向き軽々とルーナを抱き上げた。
所謂、お姫様抱っこというものだ。
「きゃあっ!?こ、黒狼!?//////」
ルーナは顔を赤くして驚いたように黒狼を見る。
ルーナと黒狼の距離は、鼻が触れ合いそうな程に近かった。
「なんだ?」
黒狼は少し面白そうに微笑んでいた。
「お、下ろして?////」
ルーナは恥ずかしさで真っ赤になっていた。
「おんぶは良くて、これは駄目なのか?」
「そ、それは………!!
い、嫌ではないけど!!は、恥ずかしいからぁ!!/////」
────顔が近いよぉ!?//////
ルーナは、あまりの羞恥にまるで林檎のように耳まで赤くなっていた。
黒狼はルーナのその反応を見て、面白そうに微笑んでいる。
「ルーナは……、今まで俺を好きに抱き抱えていただろう?
俺の手を何度も猫のように触ってたしな?
これは……、その仕返しだ。諦めろ。」
黒狼は悪戯を思い付いたかのように、微笑みながらそのまま迷宮の中を進んでいく。
「はぅぅぅぅぅぅ……!!こ、黒狼の意地悪っ!!/////」
迷宮にルーナの羞恥の叫びが響き渡っていた。
♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬
「さて……、危険な罠は大体解除したな。」
「うぅ~……………///////」
黒狼はルーナをお姫様抱っこしたまま呟いた。
ルーナは不満そうに、黒狼の首元に顔を埋めながら
唸っていた。
その顔は未だにほんのりと赤く染まっている。
「いつまで唸っているつもりだ?」
黒狼は微笑みながら問う。
「お、下ろすまでだもんっ!!/////」
ルーナは黒狼の微笑みに更に顔を赤くする。
────うぅ~………!!黒狼は美形すぎるよ!!
僕は鋼欣が好きなのに…………!!/////
ルーナは黒狼に恋愛感情は無いが、面白がっている黒狼の行動にドキドキとしていた。
「ふっ…………。ルーナは面白いな。」
黒狼はクスクスと笑っていた。
「ぼ、僕は面白くないもんっ!!/////」
────子犬になったら、絶対弄るんだからぁ!!
ルーナはそう強く決心した。
「………小さくなるつもりはないからな?」
「うぅ~…………………。」
「地下は別にそこまで危険な罠は無いはずだから、解除しなくて良いだろう。」
「うぅ?地下なんてあるの?」
「50階まではあるぞ。」
「あれ?なんで出口はこの階にあるの?」
「迷わすためだ。」
「…………意地悪っ!!」
「…………知るか。」
「大体他の迷宮も地下に潜れば、また入り口まで戻るものが多いはずだ。」
「うぅ~。僕じゃあなかったら一生迷子だよ。」
「そういえば、何故ルーナは迷わなかったんだ?」
黒狼は不思議そうに問いかける。
「うぅ~。僕この世界の全て地図が見れるんだ。」
「便利だな。」
「便利だよ~。出口に着いたから下ろして!!」
ルーナはジタバタと暴れる。
「分かったから暴れるな!!」
「ふぅ………。よしっ!!破壊★」
ルーナは今までの鬱憤を晴らそうと張り切る。
「加減しろよ。」
黒狼はそんなルーナに不安を覚え注意を促す。
「分かってるもん……。
えっと……、爆弾は駄目だから崩れるかな?
崩壊………。“光崩”」
ルーナは扉がバラバラに崩れていく光景をイメージしながら、言霊を発動させた。
すると、扉は呆気なくバラバラに崩壊した。
「出来た!!出来たよ!!黒狼!!」
ルーナは黒狼の前で嬉しそうにはしゃいでいる。
「あぁ。良くやった。」
黒狼は微笑みながらルーナの頭を撫でる。
「えへへへ~♪」
ルーナは気持ちよさそうに目を細めた。
「ルーナは猫だな………。」
「うぅ?僕が猫?」
「そうだ。」
「うぅ~……………?」
ルーナは首を傾げて考え込む。
「もう用は済んだ。行くぞ。」
「うん………。その前に寄り道していい?」
ルーナは少し悲しげに微笑んでいた。
「別に構わないが………。どうしたのだ?」
黒狼は心配そうに問いかける。
「えっとね………、盗賊達とガークを弔おうと思ってるんだ。」
「ルーナは……、優しすぎだ。」
黒狼はその優しさ故に、ニーナのようにいなくなるのではないかと不安になっていた。
黒狼は悲しそうな顔で、ルーナの頭を少し乱暴に撫で回す。
「うぅ~………。
だって、どんな人であっても命は命なんだ。
僕はその命を奪ったの……。
その罪を忘れないために、奪われてた人もちゃんと犯した罪を償って成仏出来るように弔うの……。」
ルーナは目に涙を浮かべながら微笑む。
黒狼は黙ってルーナをそっと抱き寄せた。
「うぅ……?黒狼?」
ルーナは驚いたように黒狼を見上げる。
「覚えておけ………。
優しすぎるのは……、時に絶望を導く。
時には非情にならなければ……、この世界では生きてはいけない。
俺は……、また大切な存在を、ルーナを失うのは嫌だからな……。」
黒狼は辛そうな顔をしてルーナを抱き締め、慈しむようにルーナの頭を優しく撫でる。
「うん………。分かってるよ?
分かってるけど……、怖いんだ。
だから……、黒狼は僕のそばにいて、僕のことをそばで支えてね?」
ルーナは黒狼にそっと身を委ねながら、縋るように黒狼を見上げて呟く。
「あぁ。誓ってやる。
だから……、ルーナも俺のそばにいろ。」
「うんっ!!約束だよ!!」
ルーナはふわりと笑顔を浮かべて、強く黒狼に抱きついた。
「あぁ……。行くぞ。」
黒狼も嬉しそうに微笑んで、ルーナの手を握り外へ向かう。
ルーナと黒狼は手を繋ぎながら迷宮を出た。
♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬
「ここで良いかな………。」
ルーナと黒狼は何もない広い草原にいた。
ルーナは言霊で地面に大きな穴を掘る。
そうして、盗賊達の遺体を1人ずつ寝かせていた。
ガークの骨は一箇所に綺麗に並べられている。
「火葬とかした方が良いのかな……?」
「その方が良いだろう。
魔物が掘り返して喰うかもしれないからな……。」
「うん……。分かった。」
────そうだ……。
お母さんとお父さんから教えてもらった歌に、確かRequiemがあったよね。
前にエリィに子守唄を歌ってあげた時に、何か力が働いたのならまた何か出来るかも。
今はヴァイオリンで試してみようかな……。
楽器でも出来るかもしれない……。
ルーナはそう思い氷でヴァイオリンを作り出す。
「“氷堤琴”」
ルーナの手には、太陽の光を反射しキラキラと輝く氷のヴァイオリンが握られていた。
「ルーナ、それはなんだ?」
黒狼は不思議そうにヴァイオリンを見つめる。
「ヴァイオリンっていうんだ。
この前話した楽器っていうものだよ。
これでね、音楽を演奏するんだ。」
ルーナは黒狼に説明する。
「黒狼は聴いていてね?
この世界で初めての観客だよ。」
ルーナは悲しげに微笑む。
「…………分かった。」
黒狼は静かに頷いた。
そして、ルーナはヴァイオリンを演奏する。
Per res flamma ure.《業火よ燃え上がれ》
The ardentem exhaustive peccatum in gehennam.
《その業火で罪を燃え尽くせ》
The judicium pollutum et socios in Ignis.
《穢れし者をその業火で裁け》
A fessis et ardens, quia scelus infecta erat cinis album.《穢れた罪を燃え尽くし灰へと変えろ》
The ardentem plumbum ad caelum exhaustus universas sordes.
《全ての穢れを燃え尽くし天へと導け》
Memini orantes dixerunt ad animam.
《我はその魂を忘れずに祈り続ける》
Meminisse debemus vivere in peccato.
《我はその罪を忘れずに生きよう》
それは、激しくも哀しいメロディーだった。
ルーナは死者への懺悔を込めて演奏する。
あの世で犯した罪を償い、再び生まれ変わることを祈りながら。
「これは………………。」
黒狼は驚いてヴァイオリンを演奏するルーナを見つめていた。
────なんて美しい響きなのだろう………。
激しくも哀しいものだ。
これが……、音楽というものなのか。
黒狼はルーナの演奏に魅入られていた。
その演奏に合わせるように、盗賊達の遺体は業火に包まれる。
その業火は盗賊達の罪をも燃え尽くすように、激しく燃え上がる。
そして、全てを灰に変えて消え失せた。
「終わったんだね……………。」
ルーナはそう小さく呟くと崩れ落ちた。
「ルーナ!?」
黒狼は慌ててルーナを抱き抱える。
ルーナはどこか眠そうにしていた。
「ルーナ!!無事なのか!?」
「大丈夫だよ………?
なんかね……、凄く眠いの。」
ルーナはそう言って黒狼にしがみつく。
「大丈夫なら良い……。
今は眠れ。俺がそばにいてやる。」
黒狼は安心して微笑み、ルーナを抱き締める。
「うん………。ありがとう。」
ルーナはそう言って微笑みながら眠りについた。
黒狼はルーナを抱き抱えながら、灰となった遺体を全て魔法で埋める。
その後に黒狼はルーナを再びお姫様抱っこをして、迷宮の転移魔法陣のある所へ向かう。
「さて……、どこに戻るか。」
黒狼はどこに転移しようかと迷う。
「教会は駄目だ……。
他の所も人がいれば騒ぎになる。
面倒だが……、あの煩い奴らの屋敷に行くか。
確か一番デカい屋敷と言ってたな………。」
黒狼はそう呟いて転移を開始した。
「“Transitus”」
そうして、ルーナと黒狼はディラン達の屋敷へと転移した。
────そして、ルーナと黒狼は陰謀が渦巻く闇へと誘われる。
ルーナ「んにゃ~………。」
黒狼「やはり猫だ………。」
ルーナ「にゃう………。」(ギュウッ
黒狼「………寝ていれば、自ら抱きつくのだな。」
ルーナ「肉球……、ぷにぷに……。」
黒狼「……………………。」(ペシッ←デコピン
ルーナ「にゃあっ……………。」
黒狼「夢の中まで……、弄ばれてたまるか。」
ルーナ「にゃうぅ~…………。」
黒狼「………本当は起きてるのか?」
ルーナ「んにゃ~……………。」
ルーナは寝てると猫になります。
ルーナは親しければ寝ていても会話?が出来ます★




