†希望と親友†
今回はルーナの親友についてのお話です
誤字などあったらごめんなさいorz
“白銀の歌姫”と呼ばれるようになった僕は先生達や親友の勧めでネットに歌ってみたとかオリジナルの曲を歌う動画を投稿することにした。
初めはとても投稿することに躊躇したんだ。
だって僕は見た目が普通の人と全然違うし…、アイドルとか有名な歌手達と違って全然可愛くもないんだもん…。
そしたら何故か親友に凄く溜め息混じりに「そんなこと言ったらあんた女の敵だわ!!」って拳骨されたんだよ?酷いよね??
言っていることも訳分かんないし!
女の敵って普通男の人に対して言うセリフだよね?
僕はちゃんと女の子のつもりなんだから!!
まぁ…色々大変だったけど、僕の歌う動画はどんどん人気がでたんだ。
そしたらね!歌手になりませんかってスカウトされたんだ!!
もう、皆でどんちゃん騒ぎだったんだよ。
そして明日はいよいよスカウトを受けた事務所に向かう日。
だから、今日は早めに寝るんだ。
そしたら、僕は夢を叶えるためにもっともっと歌を磨くんだ!!
♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬
よし!待ちに待った朝だ♪
朝からとっても大忙し。
髪もいつもと違ってポニーテールにして整えたし服もまぁ…いつもよりはオシャレなはず。
さぁ!後は事務所で手続きを済ませるだけだ。
事務所までは親友の一人、斉藤鋼欣が送ってくれるんだ。
鋼欣は学校でイケメンと凄く女子に人気がある。
見た目は少し長めの黒髪を後ろに結んでいて優しげだけどどこか力強い目をしている。
それに身長が190もある。更に剣道を習っていてとても強いんだ。
性格は正義感が強くて優しいんだけど…少し残念なことにスゴいオタクなんだ…。
アニメとかラノベというものが大好きで時々引いてしまう。
そんな鋼欣の夢は声優になること。それなのに音楽専門の高校を受験した理由は、「今時の声優は歌も出来なきゃ駄目なんだ!!」ということらしい…。
そんな鋼欣と僕は小学生の頃からの大親友♪
他のクラスメイトに見た目のせいで“化け物”とか“悪魔”と言われて虐められていた僕を助けてくれて「俺が友達になってやる!!」って言ってくれたんだ。
最初は嘘だと思って僕は避けていたんだけど…孤児院まで「遊ぼうぜっ」と押し掛けるし、何故か馴れ馴れしく僕を“ルー”と呼ぶし(僕はカレーとかシチューじゃあないんだからねっ)、学校では僕をまた虐めようとした奴を泣かして「ルーに謝れ!!」って土下座させたんだよ!
他にも色々あったんだけど、僕は鋼欣を信用できると凄く思ったんだ。
それに…、多分僕は鋼欣のことが……、うぅ…!!やっぱり何でもない!
取り敢えず鋼欣は僕にとって、とっても大切な“大親友”なんだ。
そしてあと一人僕には親友がいる。
名前は音無鈴音。
見送りには用事があって来れなくて残念だけど、メールで「応援してるよ!!しくじったら拳骨が炸裂の刑だからね★」と脅されている。
鈴音は僕と同じように両親を亡くしていて、別の孤児院に住んでいるんだ。
同じような境遇からか、僕と鈴音はすぐに仲良くなったんだ。
鋼欣は孤児とかそんなの気にしないから、“鈴”と呼んですぐに打ち解けていた。
それから鈴音はとっても美人なんだ。
栗色の髪を腰までストレートに伸ばしていて、目は切れ長でお姉さんって感じ。肌は色白だし唇は桜色でどことなく色っぽい。
それに…スタイルも抜群で…胸も大きい(…多分Dはある。う、羨ましくなんかないもんっ)
それに声も綺麗で歌も上手なんだよ!
そんな鈴音の将来の夢は、僕と同じく歌手になることなんだ。
お金を稼いで住んでいる孤児院に寄付して恩返しするんだって。
とっても良い子だよね♪
僕によく拳骨を落とすけど…。
もちろん凄く鈴音はモテるんだ。
……鋼欣と並んだらとってもお似合い。
そう考えるとどうして…モヤモヤと落ち着かないんだろう。
とにかく!!僕達三人は大親友で夢を叶えるために凄く一生懸命なんだ♪
おっと、いつの間にか事務所が見えてきた。
凄くドキドキする…!
ここから僕は歌手なれるように頑張るんだ。
そして、鋼欣に「頑張れよっ!!」と言われて事務所の階段を上がろうとしたとき、僕の前にとても馴染み深い人影が現れた。
───その影は、僕に終焉の旋律を奏でる。
ルーナ「まだ序章だね…終焉の旋律って何!?僕何されるの!?」
鋼欣「ルーは俺が守る!!この剣(竹刀)で!!」
ルーナ「……っ///ま、街中で竹刀を振り回さない!あと、殺気も出さないでっ」(ガンッ←教科書の角
鋼欣「いってぇ!?毎回教科書の角で殴るなよ!?割とマジで痛いぞ!?……って顔が赤いけど、熱でもあるのか?」(覗き込む
ルーナ「!!!!…ね、熱なんて無いよ!?き、き、緊張してるだけだもんっ////」(涙目+上目遣い
鋼欣「お、おう…そ、そうか。(美少女の涙目+上目遣い…可愛すぎるだろ!!!!)」
鈴音「ふふふ…私を除け者にしてイチャイチャと…さぁさぁ、終焉の旋律を奏でましょう?…お二人さん?」(殺意
ルーナ&鋼欣「「ひっ!!ごめんなさい!?」」(抱き合う←注:あくまでも反射的に!!
鈴音「………逝ってらっしゃい♪」(笑顔