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白銀の歌姫による異世界EXAUDI  作者: Chernyy kot
‡Primus autem motus‡
21/44

†忘却の古代迷宮2nd~罠と決意~†

迷宮には罠が欠かせませんね!!

そして、自分のイメージであの恐怖の軍団が…!!

沖縄に住んでる人は分かるでしょう……。

あの黒い恐怖を!!!!

そして、ついに魔物出ます!!

誤字脱字あったらごめんなさいorz

 ────キキキキキキッ!!

「ひゃう!?な、なんだ…蝙蝠(こうもり)か……。」

あれから僕は、暗闇の迷宮の中をビクビクしながら進んでいた。

迷宮の中は蔦が絡まっていて、時々ポロポロと天井から細かい石が降ってくる。崩れないよね……?

僕がいるのは、まだ入り口からそんな離れていない場所だ。

この辺には魔物や動物はそこまでいないようだ。

大きなムカデとか絶滅しないであろう黒いG軍団には遭遇したけど……。別の意味で怖いよね…。

嫌なことを思い出しながら歩いていると、角を曲がった所に不自然な道を見つけた。

「何だろう?この道。壁にたくさん穴がある。」

僕は何故かここは危険と感じていた。

でも、ここからじゃないと出口には行けない。

すると、奥に何か白いものが見えた。

「じ、人骨…………。」

それは、矢のようなものに貫かれバラバラになった人骨だった。

もしかして…、穴から矢が出るのかな?

僕は近くに落ちていた石を投げた。

「えいっ。」

石はカランと音を立てて転がった。

────カチ……、バババババババッ!!

すると、スイッチのような音がして左側の壁の穴から大量の矢が飛んだ。

そして、その矢は右側の穴に吸い込まれた。

「………………どうしよう?」

僕は呆然と呟く。

どうやら、床の重さが変わると矢が出る仕組みのようだ。

ここを通るには、床を踏んではいけない。

「“言葉遣い”で飛べたり浮かべるかな……?」

僕はそう考えて試してみた。

「“飛べ”」

すると、ふわっと宙に浮いた。

「おぉ!!飛べた!!」

と思った瞬間、僕は勢いよく天井に向かって上がっていった。

「ふぇ!?」

僕はいきなりの急上昇に驚いた。

そして………………………、

──────ガンッ!!

「───────!!!」

僕は頭を打った衝撃で、イメージが出来なくなり落ちていった。

「にゅ、“柔和”!!」

僕は急いで地面に“柔和”と言葉を使って、衝撃を和らげた。

──────ボフッ

なんとか怪我をしないで済んだ。けど……。

「はうぅぅぅ~…………。」(涙目

あ、頭が痛い!!!

幸い血とかは出てないけど……。痛いよ…!!!

うぅ~……。飛ぶが駄目なら浮くの方だよね。

僕はしばらく痛みが無くなるのを待った。

「よしっ!!次は気を付けるんだからぁ!!」(涙目

僕は何かに怒って宣言する。

「“浮遊”」

イメージするのは、ふよふよ浮くシャボン玉だ。

そうすると、さっきと違って自由に浮きながら進むことが出来た。

「やった♪これで進めるね!!」

僕はそのまま、罠のある道を抜けた。

ふぅ…。怖かった。

僕は後ろを振り向き、哀れな人骨を見つめる。

「どこかにお墓を作るか家族の元に帰してあげた方が良いよね…。」

僕はそう思って、人骨にも“浮遊”を唱える。

矢が出てこないか心配だったけど、出てくることはなかった。

「えっと……。死体だから持ち物に入るよね。ごめんなさい…。」

僕は、人骨を持ち物に収納することに罪悪感を感じながら人骨を収納した。

よしっ!!先に進もう!!

僕は気持ちを切り替えて進み始めた。

それからも、色々な罠があった。

天井や床、壁が押し潰そうと迫ったり。

毒ガスのようなものがあったり。

明らかに中に何かいるだろうという、ガサガサ動く宝箱があったり。

黒いG軍団が押し寄せるのは…、罠かな?

精神的に怖いから、罠だね!!うん。

全部反射的に凍らせちゃったけど………。

色々なことがあったけど、なんとか迷宮の半分まで進んだ。


♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬


 「ふぅ……。あと半分か。頑張ろう!!」

僕は、昼食を摂って立ち上がりマップを見る。

「うっ……。この先に何かいる!!」

そこには、先の広い場所に赤が表示されていた。

「逃げてばかりじゃあ、駄目だよね。一つしか表示されてないし…、魔物退治か狩りの練習になる!!」

僕は、意を決して先に進んだ。

そして、とうとうその広い場所に出た。

そこには…………、

────GAAAAAAAAAAAAAAA!!!!

槍を持ち咆哮する、血のように真っ赤な目をした巨大な化け物が涎を垂らし立っていた。


 「ふん………。ガークの元へこうも早く辿り着くとは大した人間だ。今までの人間は罠によって死んでいったのに。」

迷宮の奥深くに眠っていた哀れな獣は、久しく訪れた人間を興味深そうに視ていた。

哀れな獣は求めていた。

人間の純粋で優しい温もりを。

哀れな獣は待つ。

たとえ、その希望が絶望に変わるかもしれないとしても……。

今日は自分の無駄な知識を披露します。

決して自慢じゃないですよ!?多分!!

色んなジャンルの本を読んでると、色んな知識を得ることが出来ますね!!

何の役に立つの?と思いますけどw


この話に出てきた、恐怖の黒いG軍団は日本に3種類くらいいるらしいです。

自分は沖縄に住んでますが、夏になるとその黒いG軍団にいつもビクビクしてます。あと蜘蛛とか。

沖縄のそれは…………、

とにかく、デカいです!!凶暴です!!飛びます!!襲いかかってくるんですよ!?

世界一デカくて黒くて凶暴と言われてるんですよ!?

そんな世界一いらないです。

そもそも世界一とか全然興味ないです。

県外から来た観光客が沖縄のそれを見ると、何故かカブトムシだ!!と勘違いして素手で掴むんですよ?

よく見て下さい。形が違います。

角なんて無いです。変な2本の触角が付いてます。

掴んだらまず咬みますよ!?

形は県外のそれと全く同じですよ!?

何故にカブトムシと勘違いするのですか!?

これを読んだ県外の皆さん、夏に沖縄に来ることがあれば、カブトムシと思ったら要注意です。

それはカブトムシではなく、世界一デカくて黒くて凶暴で飛び回り襲いかかってくる、恐怖の黒いG軍団の一匹かもしれません………。

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