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白銀の歌姫による異世界EXAUDI  作者: Chernyy kot
‡Overture‡
13/44

†出会いと綻び~音無鈴音視点1st~†

さぁ、ついに異世界へ!!

と思った方、違うんです。忘れてませんか?

鈴音がいるんですよ!!

彼女もちゃんと重要なキャラです。

ヤンデレちゃんです。

ってことで今回と次回は鈴音視点です。

異世界を楽しみにしてる方すみません…orz

他の異世界系の本を読んでると、いきなり異世界へってのが多いですよね。

自分は違います。すみませんorz

前振り長過ぎますかね…?(不安

それでも大丈夫なら、自分の小説を是非ともよろしくお願いします!!

誤字脱字あったらごめんなさいorz


 私の名前は音無鈴音(おとなしすずね)

私は今日、人を殺した。

親友だった子を。妹のような子を。殺した。 

 その子の名前はルーナ・セレーネ。

白銀の真珠のような髪に、宝石のような紅と蒼の綺麗な目をしていて、とても可愛い子だった。

ルーナと出会ったのは小学4年生の頃。

私は転校生としてその小学校にやってきた。

最初はみんな私に色々質問してきたけど、私が孤児だと知ると蔑んだ目を向けて離れていった。

そんなのもう慣れて、私は何とも思わなかった。

友達なんかいらない。誰も信じない。

人間なんか大嫌い。人間はみんな屑だ。

当時の私はそう思っていた。

 お昼休みになると、私は1人飼育小屋の前でウサギを見ていた。

動物は裏切ったりしないから。私を軽蔑しないから大好きだった。

ウサギに人参の葉をあげていると、綺麗でどこか怯えたような声で誰かが私に話しかけてきた。

「あ、あの…。あなた…、隣のクラスに来た…、転校生…だよね…?」

振り向くと、私は思わず息を止めていた。

そこにいたのは、白銀のキラキラした綺麗な髪に、紅と蒼の目をした、真っ白で綺麗な人形みたいな女の子だった。

「あ、あの…?」

その子は、何も言わない私を見て戸惑っていた。

「あっ…。ごめん。そうだよ。私は今日転校してきたの。何か用なの?」

私は慌てて答えた。

人を遠ざけるような冷たい声音で。

すると、その子は怯えたけど話を続けた。

「そ、その…。私達と…、あ、遊ぼう…?」

その子は、俯いて怯えた声でそう言った。

私に怯えたのではなくて、断られることに怯えているようだった。

「えっ……?」

私は思わず聞き返した。この子は私が孤児だと知らないらしい。

断ろうとした時、その子の後ろから黒髪のやんちゃそうな男の子が現れた。

「ルー!!もう誘ったのか?早く遊ぼうぜ!!」

そう言いながら男の子は私の目の前に寄ってきた。

そして、その男の子は私に笑いかけてこう話しかけてきた。

「俺、鋼欣(こうき)っていうんだ。よろしくな!!お前の名前は何ていうんだ?」

「お、音無…鈴音。」

私は驚いて戸惑いながら答えた。

「鈴音か。よろしくな!!一緒に遊ぼうぜ!!」

「あっ…。わ、私は…、ルーナって…、いうの…。よ、よろしく。」

2人は、勝手に自己紹介して私に遊ぼうと言う。

どうせ…、この2人も私が孤児だと知ったら、軽蔑して離れていくんだ。

私はそう思って、冷たく言葉を吐いた。

「嫌。私は孤児だから、誰とも遊ばない。孤児となんか遊びたくないでしょう?私にもう話しかけてこないで。」

私はそう言って、立ち去ろうとした。

「ま、待って!!」

ルーナは、立ち去ろうとした私の手を掴んで慌てたように待ってと言った。

振り払おうとしたけど、なかなか離してくれない。

「何?私はあなた達と遊ばないから離して。それともくだらない嫌がらせなの?」

私はイライラした口調で、ルーナを睨んだ。

すると、怖がるかと思ったのに、ルーナと鋼欣は何故か悲しそうな顔をした。

そして、ルーナは震える声でこう言った。

「ち、違うの!!わ、私も去年転校してきたの…。それから…、私もあなたと同じ…、孤児なの。」

「えっ……?」

私は言葉を失った。ルーナは私と同じ転校生で、私と同じ“孤児”だと言った。

「俺もルーも嫌がらせなんかしない。ルーに嫌がらせしてきた奴も俺が〆てやったからな!!」

鋼欣はどこか怒ったような口調で言い放った。

「あなたも…、孤児?」

私は鋼欣に問いかける。

「俺は別に孤児じゃないぜ。親は外国行って全然帰って来ないから、じいちゃんとばあちゃんの家に住んでるんだ。休みの日はルーも泊まりに来るんだぜ!お前も来いよ!!」

そう言って、鋼欣は笑う。

「そ、その…。無理に遊ぼうとは…、言わないの。で、でも!!よ、良かったら…、と、友達になってほしいの!!」

ルーナは、断られるのが怖いという顔で、でも、期待するような目で私を見つめた。

「鈴音を馬鹿にする奴も俺が〆てやるから、友達になろうぜ!!」

鋼欣も私に友達になろうと、笑って話しかける。

「友達…?本当に…私となってくれるの?」

私は消え入りそうな声で、2人に問いかけた。

「う、うん!!私達と…、友達になってほしいの!!」

「おうっ!!友達になろうぜ!!」

2人はそう言って、綺麗に笑った。

「うん!!私、あなた達と友達になる!!よろしく!!」

私は少し泣きそうになったけど、とても嬉しくて久しぶりに心の底から笑った。

「良かった…。よ、よろしくっ!!鈴音!!」

「おうっ!!よろしくな!!今から鈴音のこと“鈴”って呼ぶからな!!」

そうして、私は初めて“友達”が出来た。


♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬


 それから色々なことがあった。

鋼欣は宣言した通り、私に嫌がらせをする人達を〆てくれたり、ルーナは両親が聴かせてくれていたという子守唄を鼻歌で聴かせてくれた。

ルーナの歌声はとても綺麗に澄んでいて、将来歌手になるのが夢だと言っていた。

正直、ルーナは凄く可愛いんだから、歌手よりアイドルが良いと思う。ルーナは自分が可愛いなんてちっとも思っていないけど。

鋼欣のおばあちゃんは、とても優しくて料理とか裁縫を教えてくれた。

おじいちゃんも強くて恰好良いけど、竹刀を持ったらとても怖い。あれは化け物だと思う。

あの稽古についていける鋼欣も、きっと化け物だ。

それから、気付いたこともある。

どうやら、鋼欣とルーナは両思いみたいだ。

2人とも両思いなんて気付いてないけど。

ルーナに限っては、自分が鋼欣を好きなんて気付いてないし。

私は、親友である2人の恋を応援しようと当時は心の底から思っていた。

でも、中学生になって私は気付いてしまった。

私も…、鋼欣が好きだということに。


 ───それに気付いた時から…、私の心の歯車が狂い始めてしまった。

そして、私は許されない過ちを犯す。

鋼欣「よう!!ヤンデレちゃん★」

ルーナ「やんでれ…?」

鋼欣「昔のルーと鈴のことを“ヤンデレ”っていうんだよ。」

ルーナ「???」

鈴音「鋼欣……。」

鋼欣「んっ?」

鈴音「し・ん・で?」

鋼欣「何でだよ!?」

ルーナ「???。鋼欣、何かしたの?」

鈴音「ルーナ、鋼欣はね?私とルーナが昔精神的に病んでたって言ってるのよ?」

ルーナ「ひ、酷いっ!!鋼欣だって厨二病だから病んでるのに!!」

鋼欣「ルー…、お前って何気に酷いよな…。無自覚なのが余計にグサッと来るよ…。」

鈴音「本当のことじゃない。じゃあ、取り敢えず、更にグサッと逝っちゃいましょうか♪」

鋼欣「何が取り敢えずだよ!?すげぇ怖いよ!?ルー!!助けて!?」

鈴音「ルーナ、邪魔、しないでね?」(ニコッ

ルーナ「えっと……、逝ってらっしゃい。じ、成仏してね?ごめんね?」(テヘッ★

鋼欣「酷い!?何でいつも俺だけ!?鈴っ、ま、待てよ!!お、落ち着けって!!なっ!?」

鈴音「逝ってこい!!馬鹿鋼欣!!」

ルーナ「………(鈴音は怒らせちゃダメ)。」


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