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nine.

悪人になるように作って善人になるのならば

善人になるように作って悪人にすれば良いのではないか?


発想の転換だ!

何故思いつかなかったのだろうか


イヴにホットミルクをいれるように伝えると

すぐさまデスクへと走る

この年になって徹夜は辛い……

しかしそんなこと気にならないほどに私は設計図を描き続けた


驚異的なスピードで設計図を完成させると

すぐさまアダムとカインに材料を取らせに行く

イヴたちを作るだけではなく、その前から試作品を作っていたため

山の鉱物が減ってきている

もはや私に取りに行ける場所は少なくなってきた

代わりにアダムとカインに材料集めを頼むようになった

これがなかなかいい感じに見つけてきてくれるのだ


それからまた慎重に組み立てを行い、徐々に完成に近付けて行く

そうして出来上がったのが「アズラ」だ


「さあさあ、アズラ、目覚めておくれ」


「おはようございます、マスター。アズラの起動が完了しました

現在、異常個所、不具合ありません」


よしよしよし、ここまではいつも通りだ

後は指示を出す


「村の人に迷惑をかけないように手助けをし、命を大事にしなさい」

逆になるなら

「村の人の迷惑をかけて、困っていても助けず、殺してしまいなさい」

こんなもんか


「はい、マスター、行ってきます」

玄関で手を振ってアズラを送りだす


可愛い可愛い私の兵器

今度は上手く行ってくれ


その間に、イヴとアダムとカインとアワンを呼び出す

普段は雑用をさせているのだが

今日はメンテナンスを行った後、また村におろすつもりだ

「アズラと同じことをするように」


そう言いつけて


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