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five.

それから材料を集めまた一体作った

名前はアダム

イヴと同じくらいの見た目だが、性別は一応男なので

短めの髪にして前回と同じく村を襲うように伝えた


「アダム、村人を殺戮し、食料を奪い、人々を脅えさせるんだ」


「はい、マスター」


そのまま羽を広げて空へ飛び立った

羽の色は真っ白だった……


少し嫌な予感がするが、改良した設計図だ

大丈夫だろう


朝から行き、イヴと同じく夕方に帰り

イヴと同じように手紙を渡された


「ああ……嫌な予感がする」


宛名はこうだ「アダム君の保護者様へ」


内容はほとんど変わらないが

今度は姉弟で来てください、お菓子を用意して待ってます

とまで書かれている


追伸を読むと アダム君も少し悪戯好きですね、イヴちゃんよりは

大人しいので構ってほしいのかもしれませんね

                       村の宿 女将より


そう締めくくられていた


貯蔵庫に食品をいれたアダムが戻ってきたので、報告を聞く


牛のブラッシングのときに毛を逆立てた

村の子供じゃないからと悪戯を仕掛けてきた子供を

追いかけまわした

大人を後ろから小枝で突いた


「……頭が痛い……」

改良したはずなのに……これでは女将の言う通り寂しがり屋な子供だ


「大丈夫でスか、マスター。

薬をお持ち致します」


首を傾げながらアダムは私の心配をする

違う、お前のせいだよ……そう思っても子供の姿じゃなんとなく言いにくい

ああ、また失敗だ……


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