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thirteen.

あいた口が塞がらなかった

一つは求婚の手紙だったり、一つは感謝の手紙だったり、一つは養子のお願いだったり

村人から様々な内容の手紙が揃った


しかし全ての手紙に共通して言えることは


「ありがとう」


この言葉が幾つも幾つも書かれている



とある老夫婦は孫が危ない所を助けてもらった

とある病人は高価な薬草を見つけてきてもらえた

とある苦学生は勉強をみてもらえた

とある村人は家の修繕を手伝ってくれた


「はは……ははは……はははははははは」


はははははははははははははははははははははははははははははは


どうしたことか

どういったことか

この私が


殺そうとした奴らに謝辞をもらうだと


駄目だ

駄目だ駄目だ駄目だ


これではいけない


いくら時間をかけてもいい

最大級の殺人兵器をつくろう


「アダム、カイン、イヴ、お前らで純度の高い鉱物をありったけとってこい

アワン、お前は設計図の手伝いをしろ、アズラ、お前は身の回りの世話をしろ

いいな、各自しっかり行動してくれ」


「はい、マスター」


全員が声を揃えて返事をしてきた


よし


今度は子供サイズなんてつくらない

出し惜しみもしない

最上級のものを使って最大限の知恵を使い最高の兵器をつくろう


「行動開始」


一斉にそれぞれ動き始める


--


そして男の話は冒頭へと戻るのである

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