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リセットボタンが動きません!!
俺はあの意味の分からない色んな痛々しいガキとわかれたあと、普通に学校に登校した。
通学路で楽しそうに話す女子高生。
バカをやってる男子高生。
普通っていいね。何か、感動で涙出てきちゃうぜ。
「おはようございます兄貴!!」
「お、牧原。おはよ。珍しいなこんなとこで会うなんて」
「ちょっと野暮用で・・・」
「ほー、そっか。まぁ、気にしちゃいないが」
「さすが兄貴!!心が宇宙よりも寛大っすね!」
「・・・・・・」
実際、気にしてないと言うより気にならなかったと言う方が適切な俺の気持ちにそこまで言われると罪悪感が芽生える。
関係は無いが、牧原に宇宙より広いものってあるのかと聞いたところ、外宇宙と兄貴の心っすと嬉しそうに言ってくれた。
俺はその後、校門まで牧原の色んな俺の知らない俺の武勇伝を聞かされながら歩いた。