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0006 お里
村にいった独古は噂がながれてしまったことを知った。
逮捕された。
逮捕の後がすごかった。
服をビリビリに破られた。
鎖で両手首と両手足と首輪がつけられた。
首輪を馬車につけて、走り出した。
独古は何回も転んだが、死ぬことは許されなかった。
幻想が頭に流れた。
何だったのだ、今の妖術は。
誰かこちらを見ている。
短刀は何処だ。
「おまえの名前は何だ?」
「わ、私は!」
独古はそっちの方に走った。
「手鞠だ。湖上手鞠。」
全員の円に囲っていた男どもが殺気を出して迫ってきた。




