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秘めた私の恋を笑わば笑え

作者: しろかえで

今日2本目の


しろかえでの“金曜-女のドラマシリーズ”です!(^^;)





うん、どうせ私なんか

どうでもいい人なわけで……

特別な事……

運命とかが訪れるわけは無い。


だから“神に選ばれた人”に

恋焦がれるのは不遜!!


でも、こうやって

不遜なモブが集まる“賑やかし”こそが

神に選ばれし人の輝きを引き立てるの!


だから私の思慕を

どうか赦して欲しい


貴女の笑顔を

気まぐれでもいいから

私に向けて欲しいけど


そんな事は望むべくもないから

せめて()()のよしみで

何かお声掛けいただければ


私はそれだけで

無上の幸福感に

包まれる筈!!


ああ!!

100mの向うから

貴女を見つめていて……

もし、貴女が

私と目を合わせて

頷いてくれたら

きっと10秒で

お傍に参ります!!


でもそんな事は

決してあり得ない!!


路傍の石は


不躾な(ぶしつけな)オス犬の

オシッコに塗れるもの!


だから私は

夜な夜な不浄のにおいに塗れて

最後は押し入れに逃げ込み

我が身の浅ましさを呪いながら

貴女への恋心に身を裂かれ

足蹴にされた枕を抱えて

涙にくれる


そうして

化石化した

ナフタレンのにおいに圧されて


いつかはこの身を


自身で圧し潰すのだろう


苛立たしい蚊や

不気味に唸るカエルが


辿る運命の様に


汚らしく

道路を血に染めて……



その時にこそ


私は声を大にして言える!!


『秘めた私の恋を笑わば笑え!!』



“この子”も悲しいなあ~


“押し入れ愛好家”のよしみで泣いてしまいます(/_;)




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