ゲートボール大会in新生魔王軍幹部会議場
「……。ええと、親父の都合で貴様らには【げーとぼーる】なるものをやって元魔王軍と戦って欲しい」
「よくわかりませんが元魔王様と戦えばいいのですね?」
と、誰かが聞いた。本当によくわかってない新生魔王軍幹部一同。
「元魔王軍によるオリエンテーションがある。それで学んでくれ……」
「ホーホッホ! では、始めますぞ? そいやー!」
鳥の獣人こと【元魔王軍幹部奇襲のエンテス】が杖みたいなもので玉を転がす。真っ直ぐゲートに入る。すると、「よっしゃー!」「さすが!」「やったぜ!」など、元魔王軍幹部から大歓声!!
「え?」
新生魔王軍はぽかーん。
「それ、このようにやるだけです。次はそちらの番ですぞ?」と、エンテスが声をかける。あれ? オリエンテーションは?
「なるほど! 要するにチンで玉を転がせばいいんだな!」
先鋒【マナの忌み子パワーオブジアフタカヌヤ】が言ったが、脳筋なので……。
バキッ!
「なぬっ! チンが折れたぞ!」
「ははははは」元魔王軍が笑っていいとも!
「ホーホッホ! こう、優しくやるのがポイントなのよ!」
またいいとこに行った。全十ラウンド、五対五で戦う。