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異世界空間で遠距離恋愛をした大学生ポエム

作者: Sora猫

小説とは違うジャンルですが、是非アップして欲しいということで、投稿しました。

内容は、かなり”痛い”やつだとは思います。

初めての恋愛が、ネット恋愛という狂った話です。

内容は、8年近く前に書いた内容そのままです。


彼女と出会ったきっかけは、ネットでした。

彼女は、癌を発症していました。

今とはなっては、何が本当で何が嘘なのか分かりません。

当時の私も色々と葛藤し、ただ、この恋を終わらせたくない一心でした。

恋愛すらまともにしたことがない私が、初めて経験した恋愛。

それもネット恋愛なので、一般的な恋愛と同等に扱うのは違うと思います。

でもそれでも、当時の私にとっては、かけがえのない想い出です。


今でも、また話せるなら…と思うことはあります。

でももう、終わってしまった。

ネット恋愛は、ネットという手段でしか会話を出来ない為、全てを断ち切られてしまったら、繋がることは出来ません。

所謂、繋がりやすく離れやすいです。


彼女からの最後の一言は、Skypeで話した言葉でした。

ほんの10分でした。

でも私は、通話をする前から何かを感じていました。

この恋が終わるとは思いませんでしたが、何か、奇妙な感覚でした。


「また、話そうね…」


この言葉を最後に、彼女は私の目の前から消えてしまった…。

もう、あの好きだった彼女の声は、二度と聞けなくなってしまった。


毎日、いっぱいやりとりして、幸せだった日々。

何度も認めたくない…と。


心の中で、分かっているのに分かりたくない。

それでもほんの一握りの光があれば…すがりたい。

すがらせて欲しかった。

心が崩壊する前に。


こんなしょうもない恋愛をしてきました。

そんな恋愛をしていた時に、心が苦しい時に、書いたブログです。

痛いです。


それでも読みたい方が居ればどうぞ。

稚拙なポエムみたいですが。

不安になると、ちょっとした事でさらに不安になる。


自分の気持ちに素直になれば、もっと不安になる。


夜になると、さみしい気持ちで、もっと不安になる。




だけど…




寝る前に、1日を振り返ると、過去の自分にいら立つ。


「なんで怒ってしまったんだろう」


朝起きたら、もう一度メールを送ろう。




朝、メールを送った後、君の返信がくるまでの時間を忘れたい。


早く返信してほしい、そう考えれば考えるほど、何も手に付かない。


この時間が苦しい。


何もかも忘れてしまいたい。


忘れるために、家を飛び出す。


「どうしたら君に会いに行けるかな?」


そう考えてしまう自分が嫌になる。


まだ会えないことを分かっているのに。




小さい喧嘩をする。


僕が不安になる。


だけど、君も不安になるんだ。


いつもつながっているから、余計に苦しい。


気持ちは感染してしまう。


だから、僕はやめた。


僕からメールをしよう。


僕が笑えば、君も笑ってくれる。


諦めない。


しつこいと思われても。


「今日はどうだった?」


「お疲れ様」


「体調は大丈夫?」


でも…


君からのメールが来ない。




不安があふれてくる。


君を想うほど、不安になる。


また、僕の気持ちが君に伝わっちゃったね。


もう不安になったらいけないんだ。


君を愛しています。


だからもう一度…


メールを送ります。




君の行動を思い出しながら…


「仕事お疲れ様」


「今日も頑張ったね!」


「体調は大丈夫?」


君を想う気持ちがあふれる。


これが、僕ができることなんだ。


ひたすら応援しよう。




だから…




君はこんな僕をどう思っていますか?


僕は君を好き。


僕は君を愛している。


こんな僕でもいいですか?


君はどう思っていますか?


そう考えるほど、自分に自信がなくなる。


また不安になる。


君が側にいてくれないと、不安なんだ。


また、気持ちがぶつかり合う。


おかしくなりそう。


狂ってしまいそう。


何もかも忘れたい。


音が鳴らない携帯を何度もみてしまう。



僕は、このままでいいんだろうか。


君を…


諦めてしまおう。


忘れてしまおう。


そう考えれば考えるほど、君との想いがあふれる。


僕が諦めたらいけない。


もう一度、気持ちを伝えよう。


だから…


またメールを送ってしまう。


返事が来るか分からないのに…



僕は不安で、寂しくて…

君への想いを送ることで

僕の気持ちは、元気になれる。

君を想いながら

君を明るくさせたい

君を笑わせたい。

僕の気持ちが君に伝われるように


精一杯…


君が僕と会いたいと言ってくれた


待ち合わせ場所を写真に撮って送ろう。


いつか会えますように、願いを込めて。


愛しています。




読んでいただきありがとうございました。

痛いやつでしたね。


さて、最後に彼女はどうなってしまったのか?

質問があったので書いておきます。


その後一切連絡がありませんでしたが、急にブログが更新されました。

そこには、一言、結婚したと報告がありました。

本当か嘘かは分かりませんが。


そしてそのブログの最後には、


「ごめんなさいとかありがとうとか言いたい人もいるけど

直接だとうまくいえそうにないので、この場を借りて・・・



ごめんね

ありがとう」


この文字を読んで、やっと終わったことを知った。


「さようなら」

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