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七ノ巻



悪鬼を逃がした上に傷を負った一行は白夜に戻り鳥の間でそれぞれ傷の手当てをしていた。

「あの女の人は一体? 少なくともあの耳、人間じゃない」

焔は自分で腕に包帯を巻きながら天に聞く。

「奴は……」

僅かな沈黙。天は口を開いた。

「玉藻の前」

その言葉に妖怪達は俯く。

「玉藻の前って九尾の狐の?」

「ああ、奴の事をどこまで知ってる?」

「確か……人間に化けて宮中に入ったけど、陰陽師に正体を明かされて退治された。けれど、九尾の狐は殺生石と化した。これが俺の知っている玉藻の前だ」

「それが人間達の歴史か……」

「だとすると……」

「ああ、その話には続きがある」

「続き?」

「はい」

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