何故書くのか?
私は常ずね思うのです。自分はバカだと。
その癖、難しいコトを考えては、バカ特有の思慮の浅さで、つまらない問題にしては思考を止めるのです。だって難しい哲学が、下らないゴミ見たいな物になってしまうんです。
そんなバカの私は今、物書きの真似事をしている訳ですが、考えて考えて、ようやっと書いたと思えば自分の書いた物が如何に下らない物であるか思い知るのです。
私は自分の書いた物は、ジャンクフードの様でありたいと思い書いています。
大学の授業で古い文学作品を見て、私は面白いと思わなかったのです。むしろ奇妙と言う感想しか出ず、純文学とはその奇妙を考えさせて、考えに熱中させる物と感じました。
とわいえバカの私が純文学を書こうとしても、奇妙の奇にすら辿りつけず何時もの様に下らないゴミを生産し終わってしまいました。
ならば私は繊細な文章を書くので無く、大雑把でもしっかり味のあるジャンクフード小説を目指す事にしたのです。
さて、そんなこんなでジャンクフード作家を目指した私ですが、だから上手く行く訳は無い。
何時もの様に構想を考えては没にしてを繰り返して少しも筆が進まない毎日です。書いた物を見返しても、自分の文の稚拙さに呆れ、こんなのしか書けないのかとメランコリーに取り憑かれるのです。
しかしながら不思議な事に物書きの真似事を辞める気は無いのです。多分、考えて書くのが楽しいのだろうと思ういます。
きっとその楽しいが自分の最後の才能だろうと思うのです。
おそらく続きません。連載は念のためつけただけです。